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- 授業
- 2019/06/06
- グラフィックデザイン科
【グラフィックデザイン科】OB講話会「たき工房小林秀彰さん講演会」を開催しました
グラフィックデザイン科では卒業生にご協力いただき、年に数回、講話会やポートフォリオ講評会等を開催しています。
今年は株式会社たき工房の小林秀彰さんをお招きし、OBOG講話会を2019年6月5日(水)に本校舎にて開催いたしました。参加したのはグラフィックデザイン科の1,2年生55名です。日本でも有数のデザインエージェンシーであるたき工房で活躍されている先輩卒業生ということで、在校生たちは開催前からいろいろな質問を寄せるなど開催を心待ちにしていました。その講話会の様子をご報告します。
▲写真:講話会にてご自身のお仕事について解説している小林秀彰さん(株式会社たき工房)
時代の変化を先読みすることで、ユーザーや社会に貢献できるデザイナーに
小林さんは2001年に日本電子専門学校グラフィックデザイン科に入学されました。学生時代はプロデザイナーの葛西薫さんや佐藤可士和さんに憧れ、意欲的に作品制作に励み、様々なことにチャレンジされていました。卒業後は大手百貨店の広告をてがけるデザイン制作会社に入社。その後、現職の株式会社たき工房へ入社されました。入社当時はグラフィックデザイナーとして広告を制作。しかし2011年の東日本大震災をきっかけに、少しでも多くの人に役立つデザインに関わりたいという思いを強くなり、Webデザインの仕事にもチャレンジされたということでした。その後、時代はアプリの時代に。日常生活に密着したデバイスであるスマートフォンで見るアプリやスマホサイトに可能性を見出し、社内で部署を移動しアプリのUXUIデザインを担当されています。現在はコニュニケーションデザインユニット1部のチーフデザイナーとして活躍されています。常にご自身のスキルをアップデートされている姿から、後輩たちも刺激を受けたようでした。
▲写真:学生たちの質問に答える株式会社たき工房執行役員の藤井賢二様(左)と小林さん(右)
▲写真:小林さんの話を聞く学生たち
学生時代のうちにいろいろなことに挑戦しよう
今回の講話会を聞いた学生たちにアンケートを書いてもらいました。自分たちの先輩にあたる卒業生に直接お話をお聞きしたことで、卒業後のデザイナー像がはっきり持てるようになった。とか、学生のうちからいろいろなことにチャレンジしたいと思いました。などやる気に満ち溢れたメッセージが寄せられました。
・「デザイナーは普段からアンテナを高く持つ」「人に興味を持つ」というメッセージをいただいたので、普段から意識していきたいと思いました。
・卒業生のお話をお聞きすることができ、卒業したらこういうお仕事に関われるのだというイメージを持つことができました。
・「一から勉強することを恐れてはいけない」という言葉を聞いてから、気になる仕事があったらチャレンジしてみようと思いました。人生の一歩になることも、やってみなければわからないものという事を教えていただきました。
・「仕事は忙しいけれどそのぶん楽しい」と聞き、少し感じていた不安が消えました。
・今まで小林さんが体験された「見据えてデザイン」することが、これから私が学ぶべきことだと思いました。常に先を走るような意識も大切だと思いました。
・ポートフォリオづくりの具体的なアドバイスをいただけので、たくさんの作品を載せれるよう作品づくりに励みたいと思いました。
▲写真:学生たちの質問にひとつひとつ丁寧に答えていただきました
▲質疑応答の時間で小林さんに質問をする学生たち(写真左:2年生の斎藤君、右:2年生の若生さん)
▲質疑応答の時間で小林さんに質問をする学生たち(写真左:石塚君、右:小島さん)
グラフィックデザイン科では今後もこのような卒業生との交流の機会を設け、在学中にデザイナーの仕事に触れるチャンスを作っていきたいと考えています。