ANIMATION
圧倒的な描写力で
記憶に残る作品を。

アニメ

アニメ分野って
どんな業界

アニメ制作会社の多くでは職種ごとの分業制が採用されているため、ひとつのカットが完成するまでには多くの人の協力が必要です。最近は、コンピュータ技術を駆使したアニメが注目されるなど、技術と感性を兼ね備えた精鋭アニメーターの活躍に、業界は高い期待を寄せています。

アニメ分野を
目指すなら

アニメ分野をめざすなら 進行、絵コンテ、色彩、キャラクター設定、仕上げ、監督、イラストレーター、キャラクターデザイナーなど、様々な職種の人たちが協力しあってアニメ作品は完成しています。まずは、自分が向いているポジションをじっくり見きわめ、そのために必要な勉強から始めてみるとよいでしょう。

アニメ分野の
適性は?

アニメ分野の適性は? 最新アニメに活用されている最先端の技術を身につけることも大切ですが、それ以前に、多くの人と作品を制作するために欠かせないコミュニケーション能力や、細かい作業をこなす根気が大切です。何より「アニメが大好き!」という強い情熱こそが、最大の適性といえるでしょう。

東京アニメアワードフェスティバル2022(略称:TAAF)
(主催:一般社団法人日本動画協会/共催:東京都)

TAAFはアニメ作品とその制作者に栄誉を与え、世界中のアニメ制作者に勇気を与える国際的な映画祭です。
受賞した「コンペティション部門」は、日本で未興行の世界中のアニメ作品を対象としています。
国際的に注目されているコンペティションで「学生賞」を授与されたことで、
本校のアニメ教育のレベルや学生たちの実力が証明・評価されました。

[ コンペティション部門 学生賞受賞作品 ] 『HIDE AND SEEK』
白 奎 利さん(監督)、栗原 健一さん、東海林 陸月さん、関根 直人さん、德田 礼人さん、長沼 翼さん、朴 栽 賢さん、李 陽 揚さん、戴 斯 豪さん(アニメーション研究科)
TAAF2022公式サイト

Course NEWS / Works

日本電子アニメ分野の
”業界就職率”が高い理由!

東京のアニメ制作会社の分布

※アニメ制作会社とは、企画・制作、脚本、演出、原画、動画、animation(2D・3D)、背景・美術、特殊効果、撮影、編集の機能を持つ事業者を指す。(出典:日本動画協会「アニメ産業レポート2023」より)

1アニメ企業見学

アニメーションの制作現場を見学する企業見学会を毎年実施。TVアニメ『七つの大罪 戒めの復活』などのA-1 Picturesをはじめ、旭プロダクション、ぴえろ、グラフィニカなど人気作品を手掛ける企業へ訪問。プロから職業説明を受けたり、緊張感漂う制作現場を肌で感じることで、業界就職への意識を高めながら作品制作に取り組めます。

2プロのアニメクリエイターによる
毎日の授業&指導

『テニスの王子様』や『宇宙戦艦ヤマト』など、有名作品の原画を担当された、作画監督及川博史先生が日々の授業を行っています。アニメ制作現場の作業に直結する授業はとても実践的な内容ばかり。また、就職試験さながらの動画トレス指導もあり、プロの目から見た厳しくも的確なアドバイスを受けられます。

作画監督 及川先生による
レイアウト作画
アニメ監督 神志那先生による
アニメ制作実習
3アニメ企業&卒業生による就職セミナー

本校内で実施する企業説明会

ぴえろ、サンジゲン、スタジオマザー、旭プロダクション、ENGI、ライデンフィルムなどの担当者をお招きし、現場のアニメーターの仕事や採用時の面接ポイントなどを紹介していただきます。

卒業生による講話会

卒業生による就職活動講話も実施。先輩の事例を聞くことで、就職活動に対するモチベーションが上がります。

4アニメ監督&卒業生による
ポートフォリオ講評会

アニメーター(原画・動画)、背景美術、仕上げ、撮影、3Danimationそれぞれの職業をめざす学生たちが、ファイリングしたポートフォリオやムービー作品を持参。卒業生を含む現役アニメクリエイターにチェックとアドバイスしてもらうことで、就職活動用のポートフォリオをレベルアップ。内定獲得をより確かなものにします。

5キャリアセンタースタッフ&
クラス担任との連携
による強力サポート

アニメ制作を学ぶ学生一人ひとりの希望を叶えるため、求人の紹介やキャリアカウンセリングを行います。また、インターンシップやアニメ企業でのアルバイトなどの情報提供や、履歴書・志望理由書の添削に始まり、アニメ企業の校内入社試験や説明会の実施、模擬面接など、就職に直結する活動をクラス担任と連携し、全力でサポートします。

6放課後も徹底的にサポートだから
希望の企業に
就職しやすい

放課後は実習室を開放し、ソフトウェアや設備を自由に使用することができます。個人の制作はもちろん、苦手な科目をなくしたい学生や一歩先に進みたい学生たちにとことん指導することで、希望の就職により近づくことができます。また、各種コンテストやコミケへの参加など、制作意欲がわく活動をサポートする体制・環境も整っています。

卒業生が携わった作品一覧

『ヱヴァンゲリヲン』『ガンダム』『クレヨンしんちゃん』『NARUTO』『ポケモン』をはじめテレビシリーズ、劇場公開映画、Webアニメーション、ゲーム、プロモーションビデオなど様々な場面で活躍しています。

  • ・君の名は。
  • ・天気の子
  • ・進撃の巨人
  • ・おそ松さん
  • ・テニスの王子様
  • ・艦隊これくしょん -艦これ-
  • ・刀剣乱舞
  • ・アイドルマスター
  • ・サイコパス
  • ・機動戦士ガンダム THE ORIGIN
  • ・ガンダム ビルドダイバーズ
  • ・ラブライブサンシャイン
  • ・ONE PIECE
  • ・NARUTO
  • ・BORUTO
  • ・妖怪ウォッチ
  • ・Fateシリーズ
  • ・ちびまる子ちゃん
  • ・クレヨンしんちゃん
  • ・イナズマイレブン
  • ・ドラえもん
  • ・ポケットモンスター
  • ・ヱヴァンゲリヲン
  • ・バケモノの子
  • ・風立ちぬ
  • ・あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。
  • ・とある科学の超電磁砲S
  • ・黒子のバスケ
  • ・ソードアートオンライン
  • ・アルスラーン戦記
  • ・鬼滅の刃
  • ・銀魂°
  • ・東京喰種
  • ・うしおととら
  • ・忍たま乱太郎
  • ・名探偵コナン
  • ・七つの大罪
  • ・ハイキュー!!
  • ・逆転裁判
  • ・ペルソナ5
  • ・アイカツフレンズ!
  • ・はたらく細胞
  • ・あそびあそばせ!
  • ほか多数
劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

MESSAGE 01

創り手の情熱こそが
優れた作品を
生み出すんです。

MESSAGE 02

高校の進路説明会から
はじまった夢への道

MESSAGE 03

スピードとクオリティが揃って
本当のプロ。

MESSAGE01

創り手の情熱こそが
優れた作品を
生み出すんです。

株式会社スタジオヴォルン
代表取締役 プロデューサー
三田 圭志

大変だけど笑顔がある、充実感がある。そんな環境をつくりたい

アニメーションの制作に携わっているのはおよそ200人。エンドロールにスタッフが紹介されているのをみなさんも観たことがあると思いますが、その中の多くの方が制作現場で活躍している人達です。私は制作プロデューサーをやっており、アニメをビジネスとして成立させるような仕事をしています。たとえば、企画段階からクライアントと打ち合わせをしたり、クリエイターを適材適所に配置して良い作品をつくるための制作体制を整えるなど、いわば全体を統括する役割ですね。

私がアニメーション業界に入ったのは2002年。大学を卒業してから、日本電子に入学し、そこからマッドハウスというアニメーション会社に入社しました。当初は、制作進行という仕事を任されていたのですが、時間的、体力的な面で「絶対に辞めてやる」と思いながら仕事をしていました(笑)。ただ、昔からアニメーションに携わっている人は、“きつい”とは感じていなくて、好きなことに情熱を注いでやっているだけですよね。よく怒られながら仕事をしていましたが、いつの間にか「辞めたい」という気持ちも薄れていって、そういう人達と一緒に良い作品をつくることが楽しくなっていました。そういう意味で、私がアニメーションをつくる喜びは、人との出会いなのかもしれません。

2014年に立ち上げたスタジオヴォルンは、「温故知新」という言葉をコンセプトにしています。優れたアニメ作品には、創り手の魂が込められています。体力的、時間的な面では大変な業界ですが、その情熱はこれからもずっと大切にしていきたいと思っています。一方で、離れていく人もいるこの業界で、人が育つ環境づくりも忘れてはなりません。自分たちで作品をつくったり、異業種とコラボしたり。自発的に作品を発信していくことで、自分たちの可能性を広げていける、そんなアニメーション制作会社をめざしていきたいですね。

【株式会社スタジオヴォルン PROFILE】
2014年、三田圭志氏により設立。モノづくりの精神を継承し、新しい可能性にチャレンジしていくという理念のもと、「うしおととら」「アイドル事変」「アカシックリコード」などのアニメーション作品を手掛ける。

三田 圭志さん

以前在籍していた㈱マッドハウスで、制作プロデューサーとして「HUNTER×HUNTER」「逆境無頼カイジ 破壊録編」などの作品に携わる。2014年、スタジオヴォルン設立。アニメーション科(旧animationアニメ科)2002年卒。

MESSAGE02

高校の進路説明会から
はじまった夢への道

ユーフォーテーブル有限会社
デジタル映像部
吉川 冴さん

何が得意かわからないから基礎からすべて学べる日本電子へ

アニメやゲームが好きで、絵を描くのも好きでしたが、それを仕事にしたいと思うほどではなかったので、今の仕事に就いている自分がいちばん驚いています(笑)。アニメ制作に興味を持ったきっかけは、中学生の時に『テイルズ』シリーズのゲームに夢中になったことでした。「この作品に自分の名前が載ったらいいな」と漠然と思っていましたが、当時の私にとってそれは夢のまた夢。「自分には無理だ」とあきらめていました。その数年後、高校の進路説明会で日本電子のことを知り、アニメ制作を学んでみたいと本気で考えるようになりました。アニメ制作には企画や背景美術、作画、撮影などさまざまな工程があり、どれを極めたいのか、自分に何が向いているかがわからなかったので、基礎からすべての工程が学べる日本電子のアニメーション科を選びました。

やりたいことが見つかり運命の会社に出会えたことに感謝

アニメ制作について何も知らなかったので、授業について行けるか不安でしたが、先生方が基礎から丁寧に教えてくださったおかげで、楽しく学ぶことができました。最初は背景美術に興味があったのですが、手を動かし、実際に作っていくうちに、セルの素材と背景を組み合わせて、animationを足して仕上げる「撮影」が好きになり、その道のスペシャリストになることを決めました。他の工程についてもひと通り学べたことが、今仕事をする上でとても役に立っているので、日本電子で学んで本当に良かったと思います。学生時代の一番の思い出は卒業制作です。13人でチームを組み、協力し合いながら1つの作品を作り上げる楽しさと、完成した時の達成感は今でも忘れられません。社会に出ると作品づくりはすべてチームで行います。チームワークを学生の間に体験できたことも、とてもいい経験になりました。キャリアセンターに掲示されていたユーフォーテーブルへの就職が決まり、私の夢への扉が開いたことにも感謝です。

映画にTVに。ユーザーに「楽しい」を届ける日々

会社では即戦力が求められました。入社後に弊社で制作した作品すべてに携わることができたのは、日本電子ですぐに使える知識や技術を学んでいたからです。実践を通して先輩から多くのことを教わり、成長を重ね、『衛宮さんちの今日のごはん』で撮影監督を任された時は本当にうれしかったです!また、『テイルズ』シリーズを担当し、エンドロールに自分の名前を見つけた時は、中学生からの夢が叶って感動しました。
スタジオは、カフェや映画館も運営しているので目一杯苦労して作った作品を喜んでもらえるユーザーの皆さんの姿を直接感じられることが嬉しいですね。


  • 劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

【ufotable(ユーフォーテーブル) PROFILE】
アニメーションやCGを主体とした映像作品の企画・制作を手掛ける総合映像プロダクション(アニメーション制作スタジオ)。そのほか、版権管理カフェやシネマなど、映像制作に限らず、幅広い事業を展開している。代表作として『空の境界』、『鬼滅の刃』、『Fate』シリーズ、『活撃 刀剣乱舞』など数々の著名作品を世に送り出している。

吉川 冴さん

神奈川県立菅高校出身
アニメーション科卒業
TVアニメ『鬼滅の刃』、劇場版『Fate/staynight[Heaven’s Feel]』、『衛宮さんちの今日のごはん』、『テイルズオブゼスティリアザクロス2nd season』など、数多くの作品で撮影や撮影監督を務め、高い評価を得ている。

MESSAGE03

スピードとクオリティが揃って
本当のプロ。

株式会社A-1 Pictures
アニメーター
山岸 せいらさん
アニメーション科卒業

目指したきっかけはテレビのドキュメンタリー番組

日本電子に決めた理由は、入学イベントで何度も参加したのに丁寧に対応してくれた先生がいたからです。小さい時から絵を描くのが好きで、それまでもずっと、何となく絵を描く仕事に就きたいという思いはありました。高校生の頃、アニメ制作の舞台裏を追ったテレビ番組を観たのが、アニメーターという仕事を具体的に意識した最初のキッカケです。たくさんの人たちが協力して一つの作品をつくり上げるアニメ制作現場の様子を見て、面白そうだなと思うと同時に、この仕事だったら自分にも技術を学ぶことで目指せる仕事かもしれないと漠然と思っていました。テレビ番組『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』が大好きだったのですが、まさかその制作会社に入社できるとは、当時は想像もつきませんでした。

長所に気づかせてくれた日本電子の先生たちに感謝

日本電子に入って一番良かったのは、一人ひとりをしっかり見てくれる面倒見の良い先生たちに出会えたことです。今でもよく覚えているのは、履歴書の長所欄に何を書いたらいいかわからず相談に行った際、すぐにたくさんの長所をあげてくれて…、おかげで自信を持つことができました。あと印象に残っているのが進級課題です。10秒程度のアニメ作品を一人で作るというものだったんですが、アニメの制作工程のおおよその流れと各段階の概要を理解することができ、貴重な経験になりました。その時に書き留めていたノートは、今でもわからないことが出てきたときなどに辞書がわりとして使っています。一方、卒業制作では、3分ほどの作品を今度はチームで制作したのですが、このときは就職活動による研修等で全員が集まれる時間が少なかったこともあり、メンバーが揃わず、人手不足の大変さとスケジュール管理の難しさを知ることに…。これも今、思えば、いい勉強になりましたね。

スピードとクオリティのちょうどいいバランスを摸索中

入社後、動画マン※としてはじめて携わったのは『逆転裁判』という作品で友だちから「エンドロールに名前が載っていたよ」と連絡をもらった時は嬉しかったです。実家に連絡したら、両親はすでに録画してくれていました。ところでアニメ制作会社といえば、労働時間が長いというイメージを持っている人も多いと思いますが今はむしろ体調管理をしっかりしようというムードが強いです。これは嬉しい誤算でしたね。あと、プロのアニメーターになって日々、感じているのは、「スピード」の大切さです。いくらクオリティの高い絵が描けても、枚数をこなせなければ、作品全体のことを考えたときに、その人はいい動画マンと言えません。ただそこに関しては自分もまだまだ摸索中です。最近は少しずつですが、表現の引き出しも増え、スピードもついてきたので、与えられた仕事以外にも、自分から手をあげてやりたいカットをどんどん描かせてもらったりしながら、スピードとクオリティのちょうどいいバランスというものを探っているところです。
※原画のままでは次工程(仕上げ)に渡せないのと、動かすために原画の中割り動画を描く人

  • 『ヴィジュアルプリズン』2021年10月よりTOKYO MXほかにて放送 © Noriyasu Agematsu,Afredes/Project VP

【A-1 Pictures PROFILE】
テレビ・劇場版のアニメーションをはじめ、企業コマーシャル、スマートフォン向けゲームアプリのアニメーションの制作を担うアニメーション制作スタジオ。アニプレックス製作作品の実制作やファミリー向けアニメーションの制作を中心に事業を展開。『ソードアート・オンライン アリシゼーション』、『ヲタクに恋は難しい』、『FAIRY TAIL ファイナル』シリーズ、『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』、『NieR:Automata Ver1.1a』など、多くの人気作を手掛けている。

山岸 せいらさん

埼玉県立松山女子高校出身
アニメーション科卒業
「絵を描く仕事に就きたい」という、子どもの頃からの夢を叶え、『青の祓魔師』『アイドルマスター SideM』などの作品で知られる株式会社A-1 Picturesに入社。現在はアニメーターとして活躍中。

MESSAGE 01

創り手の情熱こそが
優れた作品を
生み出すんです。

MESSAGE 02

高校の進路説明会から
はじまった夢への道

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創り手の情熱こそが
優れた作品を
生み出すんです。

株式会社スタジオヴォルン
代表取締役 プロデューサー
三田 圭志さん

大変だけど笑顔がある、充実感がある。
そんな環境をつくりたい。

アニメーションの制作に携わっているのはおよそ200人。エンドロールにスタッフが紹介されているのをみなさんも観たことがあると思いますが、その中の多くの方が制作現場で活躍している人達です。私は制作プロデューサーをやっており、アニメをビジネスとして成立させるような仕事をしています。たとえば、企画段階からクライアントと打ち合わせをしたり、クリエイターを適材適所に配置して良い作品をつくるための制作体制を整えるなど、いわば全体を統括する役割ですね。

私がアニメーション業界に入ったのは2002年。大学を卒業してから、日本電子に入学し、そこからマッドハウスというアニメーション会社に入社しました。当初は、制作進行という仕事を任されていたのですが、時間的、体力的な面で「絶対に辞めてやる」と思いながら仕事をしていました(笑)。ただ、昔からアニメーションに携わっている人は、“きつい”とは感じていなくて、好きなことに情熱を注いでやっているだけですよね。よく怒られながら仕事をしていましたが、いつの間にか「辞めたい」という気持ちも薄れていって、そういう人達と一緒に良い作品をつくることが楽しくなっていました。そういう意味で、私がアニメーションをつくる喜びは、人との出会いなのかもしれません。

2014年に立ち上げたスタジオヴォルンは、「温故知新」という言葉をコンセプトにしています。優れたアニメ作品には、創り手の魂が込められています。体力的、時間的な面では大変な業界ですが、その情熱はこれからもずっと大切にしていきたいと思っています。一方で、離れていく人もいるこの業界で、人が育つ環境づくりも忘れてはなりません。自分たちで作品をつくったり、異業種とコラボしたり。自発的に作品を発信していくことで、自分たちの可能性を広げていける、そんなアニメーション制作会社をめざしていきたいですね。

【株式会社スタジオヴォルン PROFILE】
2014年、三田圭志氏により設立。モノづくりの精神を継承し、新しい可能性にチャレンジしていくという理念のもと、「うしおととら」「アイドル事変」「アカシックリコード」などのアニメーション作品を手掛ける。

三田 圭志さん

以前在籍していた㈱マッドハウスで、制作プロデューサーとして「HUNTER×HUNTER」「逆境無頼カイジ 破壊録編」などの作品に携わる。2014年、スタジオヴォルン設立。アニメーション科(旧animationアニメ科)2002年卒。

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高校の進路説明会から
はじまった夢への道

ユーフォーテーブル有限会社
デジタル映像部
吉川 冴さん

何が得意かわからないから
基礎からすべて学べる日本電子へ

アニメやゲームが好きで、絵を描くのも好きでしたが、それを仕事にしたいと思うほどではなかったので、今の仕事に就いている自分がいちばん驚いています(笑)。アニメ制作に興味を持ったきっかけは、中学生の時に『テイルズ』シリーズのゲームに夢中になったことでした。「この作品に自分の名前が載ったらいいな」と漠然と思っていましたが、当時の私にとってそれは夢のまた夢。「自分には無理だ」とあきらめていました。その数年後、高校の進路説明会で日本電子のことを知り、アニメ制作を学んでみたいと本気で考えるようになりました。アニメ制作には企画や背景美術、作画、撮影などさまざまな工程があり、どれを極めたいのか、自分に何が向いているかがわからなかったので、基礎からすべての工程が学べる日本電子のアニメーション科を選びました。

やりたいことが見つかり運命の会社に出会えたことに感謝

アニメ制作について何も知らなかったので、授業について行けるか不安でしたが、先生方が基礎から丁寧に教えてくださったおかげで、楽しく学ぶことができました。最初は背景美術に興味があったのですが、手を動かし、実際に作っていくうちに、セルの素材と背景を組み合わせて、animationを足して仕上げる「撮影」が好きになり、その道のスペシャリストになることを決めました。他の工程についてもひと通り学べたことが、今仕事をする上でとても役に立っているので、日本電子で学んで本当に良かったと思います。学生時代の一番の思い出は卒業制作です。13人でチームを組み、協力し合いながら1つの作品を作り上げる楽しさと、完成した時の達成感は今でも忘れられません。社会に出ると作品づくりはすべてチームで行います。チームワークを学生の間に体験できたことも、とてもいい経験になりました。キャリアセンターに掲示されていたユーフォーテーブルへの就職が決まり、私の夢への扉が開いたことにも感謝です。

映画にTVに。ユーザーに「楽しい」を届ける日々

会社では即戦力が求められました。入社後に弊社で制作した作品すべてに携わることができたのは、日本電子ですぐに使える知識や技術を学んでいたからです。実践を通して先輩から多くのことを教わり、成長を重ね、『衛宮さんちの今日のごはん』で撮影監督を任された時は本当にうれしかったです!また、『テイルズ』シリーズを担当し、エンドロールに自分の名前を見つけた時は、中学生からの夢が叶って感動しました。
スタジオは、カフェや映画館も運営しているので目一杯苦労して作った作品を喜んでもらえるユーザーの皆さんの姿を直接感じられることが嬉しいですね。

  • 劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
  • 劇場版『Fate/stay night[Heaven`s Feel]』 ©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC TYPE-MOON


【ufotable(ユーフォーテーブル) PROFILE】
アニメーションやCGを主体とした映像作品の企画・制作を手掛ける総合映像プロダクション(アニメーション制作スタジオ)。そのほか、版権管理カフェやシネマなど、映像制作に限らず、幅広い事業を展開している。代表作として『空の境界』、『鬼滅の刃』、『Fate』シリーズ、『活撃 刀剣乱舞』など数々の著名作品を世に送り出している。

吉川 冴さん

神奈川県立菅高校出身
アニメーション科卒業
TVアニメ『鬼滅の刃』、劇場版『Fate/staynight[Heaven’s Feel]』、『衛宮さんちの今日のごはん』、『テイルズオブゼスティリアザクロス2nd season』など、数多くの作品で撮影や撮影監督を務め、高い評価を得ている。

MESSAGE 03

スピードとクオリティが揃って
本当のプロ。

MESSAGE03

スピードとクオリティが揃って
本当のプロ。

株式会社A-1 Pictures
アニメーター
山岸 せいらさん
アニメーション科卒業

目指したきっかけは
テレビのドキュメンタリー番組

日本電子に決めた理由は、入学イベントで何度も参加したのに丁寧に対応してくれた先生がいたからです。小さい時から絵を描くのが好きで、それまでもずっと、何となく絵を描く仕事に就きたいという思いはありました。高校生の頃、アニメ制作の舞台裏を追ったテレビ番組を観たのが、アニメーターという仕事を具体的に意識した最初のキッカケです。たくさんの人たちが協力して一つの作品をつくり上げるアニメ制作現場の様子を見て、面白そうだなと思うと同時に、この仕事だったら自分にも技術を学ぶことで目指せる仕事かもしれないと漠然と思っていました。テレビ番組『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』が大好きだったのですが、まさかその制作会社に入社できるとは、当時は想像もつきませんでした。

長所に気づかせてくれた日本電子の先生たちに感謝

日本電子に入って一番良かったのは、一人ひとりをしっかり見てくれる面倒見の良い先生たちに出会えたことです。今でもよく覚えているのは、履歴書の長所欄に何を書いたらいいかわからず相談に行った際、すぐにたくさんの長所をあげてくれて…、おかげで自信を持つことができました。あと印象に残っているのが進級課題です。10秒程度のアニメ作品を一人で作るというものだったんですが、アニメの制作工程のおおよその流れと各段階の概要を理解することができ、貴重な経験になりました。その時に書き留めていたノートは、今でもわからないことが出てきたときなどに辞書がわりとして使っています。一方、卒業制作では、3分ほどの作品を今度はチームで制作したのですが、このときは就職活動による研修等で全員が集まれる時間が少なかったこともあり、メンバーが揃わず、人手不足の大変さとスケジュール管理の難しさを知ることに…。これも今、思えば、いい勉強になりましたね。

スピードとクオリティのちょうどいいバランスを摸索中

入社後、動画マン※としてはじめて携わったのは『逆転裁判』という作品で友だちから「エンドロールに名前が載っていたよ」と連絡をもらった時は嬉しかったです。実家に連絡したら、両親はすでに録画してくれていました。ところでアニメ制作会社といえば、労働時間が長いというイメージを持っている人も多いと思いますが今はむしろ体調管理をしっかりしようというムードが強いです。これは嬉しい誤算でしたね。あと、プロのアニメーターになって日々、感じているのは、「スピード」の大切さです。いくらクオリティの高い絵が描けても、枚数をこなせなければ、作品全体のことを考えたときに、その人はいい動画マンと言えません。ただそこに関しては自分もまだまだ摸索中です。最近は少しずつですが、表現の引き出しも増え、スピードもついてきたので、与えられた仕事以外にも、自分から手をあげてやりたいカットをどんどん描かせてもらったりしながら、スピードとクオリティのちょうどいいバランスというものを探っているところです。
※原画のままでは次工程(仕上げ)に渡せないのと、動かすために原画の中割り動画を描く人

  • 『ヴィジュアルプリズン』2021年10月よりTOKYO MXほかにて放送 © Noriyasu Agematsu,Afredes/Project VP

【A-1 Pictures PROFILE】
テレビ・劇場版のアニメーションをはじめ、企業コマーシャル、スマートフォン向けゲームアプリのアニメーションの制作を担うアニメーション制作スタジオ。アニプレックス製作作品の実制作やファミリー向けアニメーションの制作を中心に事業を展開。『ソードアート・オンライン アリシゼーション』、『ヲタクに恋は難しい』、『FAIRY TAIL ファイナル』シリーズ、『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』、『NieR:Automata Ver1.1a』など、多くの人気作を手掛けている。

山岸 せいらさん

埼玉県立松山女子高校出身
アニメーション科卒業
「絵を描く仕事に就きたい」という、子どもの頃からの夢を叶え、『青の祓魔師』『アイドルマスター SideM』などの作品で知られる株式会社A-1 Picturesに入社。現在はアニメーターとして活躍中。

アニメについて具体的には何を学ぶの?
アニメについて具体的には何を学ぶの?
アニメに関する学習事項は、「デッサン系」「作画系」「デジタルツール系」「その他教養」に大別されます。デッサンについては、デッサン(特に人物デッサン)の基礎や画面構成や空間表現の効果的な描画手法を学んだ後実際に作品制作に活用するトレーニングを行います。作画については、アニメーション制作における動画描写の基本技術を習得します。デジタルツールについては、画像制作ツールの扱い方を学習します。
その他、実際の作品を鑑賞して作り手の側から分析したり、リアルな動作を表現するための力学について学んだりします。最後にはチームでアニメ制作に取り組み、アニメ制作の一連の過程を実際に体験します。さらに、アニメ業界と連携した会社見学やインターンシップなども行われます。
アニメを学ぶとどんな資格が取得できるの?
アニメを学ぶとどんな資格が取得できるの?
アニメを学ぶことで取得できる資格としては、マルチメディア検定や色彩検定などデザイン系の民間資格があります。また、Webデザインを学んでいる人はWebデザイナー検定やウェブデザイン技能検定、グラフィックデザインを学んでいる人はDTP検定などの民間資格を取得することが可能です。ただしデザイン系の民間資格は多岐に渡るため、それぞれの資格の重要性や社会的信頼性を見極める必要があります。
また、アニメの場合は学校で習得したスキルが資格取得に直結しないこともあるので、資格取得にこだわらず学校での実習やアニメ制作に集中して取り組むことが重要になるかもしれません。
アニメ業界に向いている人とは?
アニメ業界に向いている人とは?
アニメーターの仕事は想像力を働かせなければならない部分もありますが、単純作業の繰り返しという面もあります。特に動画を担当しているうちはひたすら同じような絵を何枚も描き続ける毎日が続き、人によっては飽きてしまうかもしれません。それでもアニメーションが好きで、自分の描く絵がどんな風になるのだろうと考えられれば、仕事は楽しくて仕方ないはずです。「好きこそ物の上手なれ」という言葉もあるように、好きであることが上達にも繋がります。作品が放映された時のやりがいは何にも代えがたいものがあるでしょう。また、アニメーションは多くの人の力を結集して作られます。絵を描く作業は机に向き合って一人でやるにしても、他のスタッフのことを考え協力しようとする姿勢は確実に必要です。

そのため、「〆切を必ず守る」「いい加減な仕事をしない」など責任感を持った働き方が求められます。また、独りよがりにならず周りの人のアドバイスを素直に受け入れることも時には大事です。絵に自信があっても、客観的に見ると出来が良くない可能性もあります。さらに、アニメーターの仕事がしたいと強く思える人こそがこの仕事に向いているといえるでしょう。後述するようにアニメ業界の仕事は大変なため、アニメーターを目指す人の中には当初「頑張ろう!」と思っていても挫折してしまう人が多いようです。しかし、そこで諦めず努力を続ければ収入も増加していきます。その段階に進むためには覚悟と情熱が必要です。
絵を描くのが上手でなくても大丈夫?
絵を描くのが上手でなくても大丈夫?
上記の学習事項を見て、「面白そう」と思った人もいれば「イメージと違って結構難しそう」と感じた人もいるでしょう。中には、「自分は美術があまり得意じゃないから無理かな…」と思った人もいるかもしれません。ですが、アニメ業界の第一線で活躍している現役アニメーターやアニメーター経験者が直接指導してくれるので、こうしたスキルは入学後に段階を追って身に付けていくことができます。アニメについて幅広く学んでスキルを習得しようとする貪欲な姿勢が何よりも重要です。デッサンや造形・色彩などのデザイン能力に加えてCGスキルやコミュニケーション能力などを総合的に身に付けることで、就職の際に強みをアピールすることができます。
アニメーター・CGアニメーターとは?
アニメーター・CGアニメーターとは?
アニメーターとは、キャラクターやアニメの元となる、動きの異なる絵を1 枚1枚描いていく作画を担当します。フリーで活躍する人も多いです。CG(コンピュータグラフィックス)アニメーターは、CGに特化したアニメーターとなります。近年のデジタル技術を活かしたアニメーターやCGアニメーターは、アニメーターとしてのデザインセンスはもとより、専用ソフトの操作スキルも必要となります。また、アニメの仕事をする人たちの総称としても使われますが、詳しく分類すると、原画マンと動画マンの仕事がアニメーターの仕事となります。
アニメクリエイターとは?
アニメクリエイターとは?
アニメクリエイターとは、アニメーション制作の一連の作業を担当する人です。または、アニメーション制作に携わるすべての職種の総称でもあります。キャラクターデザインや背景などはもちろん、アニメーション制作を行ううえでの一連の作業を担当します。ワークフロー(作業工程)を熟知し、限られた期間の中でクオリティの高いアニメーションを作成する技術や能力が必要となります。
デジタルペインター(色指定・色彩設計)とは?
デジタルペインター(色指定・色彩設計)とは?
デジタルペインターとは、アニメーターが描いた線画に、コンピュータを使って色をつける人です。色をつけたり、ボカシ効果や、エアブラシ効果などを施していく仕事をします。色によって作品のイメージが大きく変わるため、アニメーション制作をするうえで重要な職種です。
撮影(デジタル撮影)とは?
撮影(デジタル撮影)とは?
撮影とは、実際のカメラではなく、コンピュータで専門の技術を使用し、映像の流れを創り出す役職です。かつてアナログでアニメ制作を行っていた頃は、セルと呼ばれる透明のフィルムに描いた動画をフィルムカメラで一枚ずつコマ撮りしていたことから、「撮影」と呼ばれています。現在はコンピュータ上で、キャラクターと背景を組み合わせ、映像をつくりだす作業を行います。映像に関する専門知識と、膨大なセルを一枚ずつコマ撮りする作業のため忍耐力が要求されます。CG(コンピュータグラフィックス)・映像分野におけるVFXクリエイター(コンポジッター)がこれにあたります。
動画マンとは?
動画マンとは?
動画マンは、原画と原画の間をつなげる「中割り」という動きのあるカットを描く仕事です。原画のイメージを崩さないよう丁寧に描くことが重要で、完成させるスピードも求められます。動画マンが経験を積むと、動画検査や動画マンにステップアップすることができます。
背景美術とは?
背景美術とは?
背景美術とは、キャラクターの存在感や作品の世界観を印象づけるための「背景」を描く人です。場所や季節感、未来や過去の時代を感じさせる「背景」は、作品全体のイメージや世界観を決める重要な仕事です。空間を描くため、遠近法などの基本的な技術はもちろん、アニメーションにおける雰囲気を持たせるためのセンスや技術が必要です。
マットぺインターとは?
マットぺインターとは?
マットぺインターとは、映画の背景をCG(コンピュータグラフィックス)で仕上げ、奥行きのある映像に見せる人です。映画制作の現場では昔からある職種で、近年はCGを使って表現されるようになりました。3DCGのモデルを使い、カメラの視点まで考えて表現することで、背景に奥行きや立体感を生み出します。
3DCGデザイナーとは?
3DCGデザイナーとは?
3DCGデザイナーとは2DCGデザイナーの作成したデザインを基に、実際にキャラクターなどを3DCG化する人です。2DCGデザイナーが描いたデザインなどを立体化するため、空間に対する認識力、想像力が必要です。色や質感を出すためのテクスチャを描く作業も行うため、その技術やデザインセンスも要求されます。モデラーとも呼ばれています。
2DCGデザイナー(2Dグラフィッカー)とは?
2DCGデザイナー(2Dグラフィッカー)とは?
2DCGデザイナーとはプロジェクトの企画書にもとづき、そのゲームや映像作品の世界観、キャラクター、背景などを線画やカラーでビジュアル化する人です。その作品のビジュアルイメージを決める重要な職種です。ゲームや映像だけでなく、一般の人の目につくパッケージや広告などにも使用されるため、斬新かつ魅力的なデザインが求められます。
アニメについて学ぶ意味とは?
アニメについて学ぶ意味とは?
アニメの制作は分業体制によって行われています。したがって、高いデザイン技術を持っていること自体は確かに重要ですが、他の作業工程の方と協力して制作に取り組むチームワークも重要となるのです。そのためには、「上手な絵コンテが書ける」など個々の技術にこだわるだけではなく、アニメの制作過程について幅広く知っておくことが重要になります。
それは、グループでアニメを制作する一連の過程を経験することで初めて身につくものでもあります。アニメについて専門学校で学ぶことの意味は、習得したアニメ制作の基本的な技術を活用して制作の一連の流れを体感することにあると言っても過言ではありません。
アニメの学びを活かした仕事って?
アニメの学びを活かした仕事って?
アニメの学びを活かした仕事というと、アニメ会社への就職が最初に思い浮かぶでしょう。卒業後は何らかの形でアニメ制作に携わる人が多いです。先述の通りアニメ制作は分業であるため、実際に絵を描くアニメーターだけでなく設定制作(アニメに登場するキャラクターの衣装等の設定をデザイナーに発注する)など様々な形でアニメ制作に関わることができます。
もっとも、アニメーターは全体として不足気味のため、画力やスキルがある人は積極的に採用される傾向が強いと言えます。なお、制作会社やスタジオに所属せず基本的に自宅などで仕事をするフリーランスのアニメーターもかなり多いようです。
アニメを学ぶとは?
アニメを学ぶとは?
このページを見ている人のほとんどは、恐らくアニメにかなりの思い入れがあるのではないでしょうか。YouTubeなどの動画サイトを愛用してアニメを見ている人も多いと思います。近年は映像技術も進歩しており、クオリティの高いアニメが次々に制作されています。アニメ事業は「クールジャパン戦略」の中にも位置づけられており、アニメへの関心は世界的にも高まりつつあります(「日本のアニメをきっかけに日本語を学んだ」という外国人の方も少なくないようです)。

では、アニメは一体どのように作られているのでしょうか。「どのような技術が使われており、どのような工程が組み合わされることで一つのアニメ作品が完成しているのか」と言われると、あまりピンとこない人が多いのではないでしょうか。実習を通じてこうした技術や過程を具体的に学んでいくのがアニメの学科です。最前線のアニメの事情について幅広く学習することで、美大とはまた一味違う学びを得ることができるでしょう。
アニメ業界の働き方の実情とは?
アニメ業界の働き方の実情とは?
もしかすると「アニメ業界は業務が大変」という話も聞いたことがあるかもしれません。では、実際はどうなのでしょうか。仕事をしていくうえで収入や給料は切っても切り離せない問題です。そういう意味で、アニメーターという職業はすぐに稼げる仕事ではないといえます。
仕事の単価については、動画はテレビ作品の場合1枚150〜250円程度、原画は1枚2000〜2500円程度が一般的です。
1枚あたりの出来高制であるため、仕事をこなすほど収入は増えます。日本アニメーター・演出協会(JAniCA)が実施したアニメーターの年収に関する調査では、20代で平均1,104,000円、30代で平均2,139,000円となっています。
アニメーション演出家とは?
アニメーション演出家とは?
アニメーション演出家とは、脚本をアニメーション化するうえで指揮・監修をする人です。アニメーション演出は、「監督」「アニメーション・ディレクター」などの職種で呼ばれることもあります。作画監督や美術監督により、絵コンテやキャラクター・デザイン、レイアウト設定、美術設定などが作られ、撮影、特殊効果、録音、編集と一連の作業が進みます。このすべての制作工程に関して、アニメーション演出家は深く関与します。アニメーション制作で必要な幅広い知識と技術が必要です。
アニメ業界では、どんな企業に就職していますか?
アニメ業界では、どんな企業に就職していますか?
アニメ業界においては、国内はもちろん海外でも活躍している卒業生がいらっしゃいます。
東映アニメーション、ユーフォーテーブル、オー・エル・エム、MAPPA、バンダイナムコフィルムワークス、マッドハウス、オレンジ、Wishなど著名企業から少数精鋭のプロフェッショナル集団企業などに卒業生がアニメーターとして活躍しています。

各学科ごとの内定企業先は、学科の詳細ページ内に掲載されています。
ご興味のある学科の詳細ページをご確認ください。

・アニメーション科(https://www.jec.ac.jp/course/animation/ac
・アニメーション研究科(https://www.jec.ac.jp/course/animation/ar

また、全学科の内定実績については、「主な就職先」ページ(https://www.jec.ac.jp/employment/job/)に掲載されています。ぜひご覧ください。
アニメ監督とは?
アニメ監督とは?
アニメ監督とは、アニメーション制作をするうえで、作品のテーマや方向性を示し、プロジェクトチームに対し指導、監督を行う責任者です。監督といっても、作画監督や美術監督などさまざまな監督がいます。その中でもアニメ監督は、プロジェクトの責任者であり、作品の本来のテーマや方向性を示し、プロジェクトチームの指導を行います。常に新しいアイデアや表現を考え、それを形にしたいという強い意志が必要です。
原画マンとは?
原画マンとは?
原画マンは、キャラクターを動かす際にアクセントになるポイントである「原画」を描く人です。原画マンに必要なものは、作画力とキャラクターに演技をつける演出家的要素です。完成した原画は原画監督がチェックして動画の工程に回されます。原画マンをはじめとするアニメーターの画力は、作品の中で如実に表れるので、アニメ制作の重要なポジションを担っています。経験を積むと、作画監督やキャラクターデザイナーにステップアップできます。
制作進行とは?
制作進行とは?
制作進行とは、アニメーションなどの映像作品に関して、制作管理に携わる人です。実写映画では、進行主任とも呼ばれています。アニメの制作工程のほぼすべてを管理し、プロジェクトが効率よく進行するよう管理します。アニメーション制作に関わるさまざまな職種の人たちと関わるため、コミュニケーション能力が必要です。
動画検査とは?
動画検査とは?
動画検査は、動画のチェックや修正を行う人です。動画の熟練者が、動画マンの描いた中割を一枚ずつ確認・修正指示を入れる仕事が動画検査です。ひとつの作品を作るために大量の動画が描かれますので、スピードとともに正確さが求められる仕事です。
モーションデザイナーとは?
モーションデザイナーとは?
モーションデザイナーとは、ゲームやCG(コンピュータグラフィックス)のキャラクターに「動き」をつける仕事をする人です。キャラクターデザイナーなどが描いたキャラクターに、専用のソフトを使用して“モーション(動作・動き)”をつける仕事をします。人や動物などの生物はもちろん、さまざまな物の動きを熟知する必要があります。
CGクリエイターとは?
CGクリエイターとは?
CGクリエイターとは、CG(コンピュータグラフィックス)制作の一連の作業を担当する人です。または、CG制作に携わるすべての職種の総称でもあります。CG自体の制作はもちろん、撮影後のVFXの作業など、CG制作を行う上での一連の作業を担当します。ワークフロー(制作工程)を熟知し、限られた期間の中でクオリティの高いCGを作成するための高度な技術と能力が必要となります。