1. ゲーム制作科
GAME PROGRAMMING

ゲーム

チームワークと技術力を備えた
ゲームプログラマになる

ゲーム制作科

専門士称号付与文部科学省 職業実践専門課程 認定学科

ゲーム制作にはプログラミングが必要不可欠です。専門学校初のゲーム制作専門学科として29年間のゲームプログラミング教育に関するノウハウを持つ本科。未経験者が2年間でゲームプログラマになるために必要な技術と知識を、授業スケジュールと学習内容に合わせて作られた11冊の本科オリジナル教科書で体系的に学習します。

めざす職種

●ゲームプログラマ●ゲームディレクター●ゲームプロデューサーなど

カプコン/セガ/コナミデジタルエンタテインメント/バンダイナムコエンターテインメント/コーエーテクモゲームス/キャメロット/Aiming/元気/フロム・ソフトウェア/ハ・ン・ド/ランカース/アークシステムワークス/ジョルダン/マーベラス/シリコンスタジオ/GAE/プロトタイプ/東芸エンタテイメンツ/pHスタジオ/カイロソフト/アクワイア/ウニコ/ジーアールドライブ/アソビモ/アンビション/あまた/リズ/ヘッドロック/キャトルコール/ゲームオン/ネットハック/gumi/エイティング/シムス/ウィル/ヴァンガード/NHNPlayArt/ガンホー・オンライン・エンターテイメント/白組/Yunuo International/サミーネットワークス/Thirdverse/イスコ/オルカ/イルカ/ポリゴンマジック/マギシステム/epics/ワンダープラネット/ファンコーポレーション/アルグラフ 他多数

●Visual Studio●Unity●Photoshop●Android Studio

『スマブラ』シリーズや
『人喰いの大鷲トリコ』の
制作スタッフを輩出

Nintendo Switch『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズや、『オクトパストラベラー2』、スマホアプリ『僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT』『うたわれるものロストフラグ』などの制作に多数の卒業生が参加。ソニー・インタラクティブエンタテインメント、サイバーエージェント、Cygamesなどで活躍しています。

日本初のゲーム教育をスタートして30年。
1年で10点以上を制作する独自の教育ノウハウ

1994年、日本初のゲーム教育を開始した本科。時代に沿って改善し続けてきた教育ノウハウをすべて落とし込んだオリジナル教材を活用し、アクション・パズルなどの幅広いジャンルのゲームを年間10作品以上制作することで、即戦力となる実践的な技術を身につけます。

97%以上の学生が資格取得!
就職に有利な資格対策も万全

就職に有利な「情報検定(J検)情報活用試験」「ビジネス能力検定(B検)ジョブパス」対策授業を実施。97%以上の学生が取得しています。

PC、スマホゲームの開発環境完備。日本マイクロソフトと提携し自宅での開発も可能

多彩な開発環境を完備するコンピュータ実習室

PC、オンラインなどのゲーム開発が可能なマイクロソフト社の「Visual Studio」を全実習室、自宅で使用可能。また、「バーチャルリアリティ(VR)」も学び、既存のゲーム開発にとらわれないインターフェイスについて学びます。

他学科と共同開発した作品は東京ゲームショウにも出展

学科横断プロジェクトとして、「おうちえかえろう」という、傘のデバイスを使って、雨に濡れないようにおうちへ帰るVRゲーム開発をしました。ゲーム内のプログラムを同科の学生が担当し、グラフィックスはCG・映像分野の学生、さした傘と歩くことを感知するデバイスは電気・電子分野の学生が制作しました。学科を越えて協力し、東京ゲームショウへ出展しました。

ゲームプログラマに必要な技術をトコトン学ぶプログラミングに特化した教育ノウハウが満載

30年の育成ノウハウが詰まったオリジナル教材で初心者でも安心して学べます

体系的に学ぶことが難しいのがゲーム制作。しかし30年におよぶゲームプログラマ育成実績を持つ本校教員が執筆したオリジナル教科書を使うことで、初心者でも安心してゲーム制作技術を学べます。

「Visual Studio」や「Unity」などプロも使うゲームエンジンで学習

「Visual Studio」を使用したプログラムによる開発のほか、現在のゲーム業界でも使われている「Unity」によるゲーム開発を修得できます。また、スマートフォンの実機も用意し、スマホのゲーム開発を行うなど、ゲーム開発の基礎から応用まで、幅広く学習します。

就職に役立つ資格対策も万全資格取得率は97%以上

授業のなかで、模擬試験や過去問題を通して「情報検定(J検)情報活用試験」「ビジネス能力検定(B検)ジョブパス」などの資格を97%以上の学生が取得しました。さらに上の資格を目指すことも可能です。

「職業教育」と「キャリア教育」の バランスのとれた質の高いカリキュラム

「産学共同開発カリキュラム」の開発などによって、常に業界とチューニングできる最新のカリキュラムを更新しています。 また、専門性を効果的に身につけるために、年次を超えて発展科目や関連科目といった相関関係を明確にした カリキュラム構成になっています。

2024年度 カリキュラム

※2024年度に予定しているカリキュラムです。

プログラム

科 目 必修/選択 年次 時間数
専門基礎
ゲーム概論 必修 1 30
作品評価 必修 1 30
人工知能 必修 2 30
数学Ⅰ 必修 1 30
数学Ⅱ 必修 1 30
ゲーム制作理論Ⅰ 必修 1 30
ゲーム制作理論Ⅱ 必修 2 30
業界リサーチ 必修 2 30
C言語Ⅰ 必修 1 60(30)
C言語Ⅱ 必修 1 60(30)
C言語Ⅲ 必修 2 60(30)
ビジネス・プログラミングⅠ 必修 2 60(30)
ビジネス・プログラミングⅡ 必修 2 60(30)
アルゴリズム 必修 2 60(30)
ゲーム制作
ゲーム制作Ⅰ 必修 1 60(30)
ゲーム制作Ⅱ 必修 1 60(30)
3Dプログラミング 必修 1 60(30)
ゲームプログラミングⅠ 必修 1 90(60)
科 目 必修/選択 年次 時間数
ゲーム制作
ゲームプログラミングⅡ 必修 1 90(60)
ゲームプログラミングⅢ 必修 2 90(60)
制作実習 必修 2 60(60)
卒業制作 必修 2 210(180)
企画
ゲームプランニング 必修 2 30
CG技術
CGⅠ 必修 1 30(30)
CGⅡ 必修 1 30(30)
情報活用技術
データベース 必修 2 60(30)
ネットワーク概論 必修 2 30
資格対策
コミュニケーションリテラシー 必修 1 30
コンピュータ概論Ⅰ 必修 1 30
コンピュータ概論Ⅱ 必修 1 30
一般基礎
コンピュータリテラシー 必修 1 30(30)
就職活動リテラシー 必修 1 30
就職対策 必修 2 30
情報セキュリティリテラシー 必修 2 30
ホームルーム
ホームルーム 必修 1・2 120

※カリキュラム表の内容は一部変更になる場合があります。
※授業時間数のうち、( )内は実習時間です。

時間割

ゲーム制作科の
時間割例ゲーム制作科の時間割例

  •  
  • MON
  • TUE
  • WED
  • THU
  • FRI
1限目9:20~10:50 C言語Ⅰ ゲーム制作Ⅰ ゲームプログラミングⅠ ゲームプログラミングⅠ 作品評価
2限目11:00~12:30 C言語Ⅰ
(実習)
ゲーム制作Ⅰ
(実習)
ゲームプログラミングⅠ
(実習)
コンピュータ概論Ⅰ 数学Ⅰ
3限目13:30~15:00 CGⅠ
(実習)
ゲーム概論 コミュニケーションリテラシー コンピュータリテラシー
(実習)
ホームルーム
4限目15:10~16:40 エクステンション※ エクステンション※
  1限目9:20~10:50
MONC言語Ⅰ
TUEゲーム制作Ⅰ
WEDゲームプログラミングⅠ
THUゲームプログラミングⅠ
FRI作品評価
FRI
  2限目11:00~12:30
MONC言語Ⅰ
(実習)
TUEゲーム制作Ⅰ
(実習)
WEDゲームプログラミングⅠ
(実習)
THUコンピュータ概論Ⅰ
FRI数学Ⅰ
FRI
  3限目13:30~15:00
MONCGⅠ
(実習)
TUEゲーム概論
WEDコミュニケーションリテラシー
THUコンピュータリテラシー
(実習)
FRIホームルーム
FRI
  4限目15:10~16:40
MON
TUEエクステンション※
WED
THU
FRIエクステンション※
FRI

※この時間割は、変更になる場合があります。
※エクステンション(共通選択科目)は、月曜日から金曜日の4限目に実施。時間割や自分の希望に合わせて選択することができます。

小栁 圭司 先生

皆さんはゲームで遊んでいますか? いまやゲームは娯楽だけではなく、競技であるe-Sportsをはじめ、教育・ビジネス・福祉など様々な分野で応用されるようになりました。そんなゲームを作るためにはゲームプログラマの活躍は欠かすことができません。ゲームの作り方を学びながら、プログラミングについて勉強してみませんか?ゲームを作るために必要なこと・プログラマになる上で大事なことは私たちがイチからすべて教えます!貴方が考えた「新しい時代のゲーム」を作りましょう!

INTERVIEW

チームでオリジナルゲームを開発したい!

PROFILE
山口 珠幸さん
埼玉県立八潮南高校出身

Q今後、入学を考えている人へ

C言語やJava言語、ゲーム制作に関わるプログラムについて丁寧に学んだあと、就職までしっかりサポートしてくれるのが魅力的だと思っています。ただゲームを作るだけでなく、チーム制作を通して仲間とコミュニケーションや外部へのプレゼンスキルも身につけられました。入学してから広がった視野を活かして、これからは自分でオリジナルのゲームを作ってみたいと思います。

Course
NEWS / Works

ゲームについて学ぶとどんな資格が取得できるの?
ゲームについて学ぶとどんな資格が取得できるの?
ゲームについて学ぶことで取得できる資格としては、情報関係の資格が多いです。例えば、最も代表的な情報系の国家資格である「基本情報技術者」は多くの学生が取得しています。より高度な国家資格である「応用情報技術者」を取得する人もいます。高度IT人材の確保が急務となっている現在、こうした情報系の国家資格を取得しておくことは就職の際にも有利になります。その他、情報・プログラミング・デザインのスキルを活かして「CGクリエイター検定」「CGエンジニア検定」「WEBデザイナー検定」「情報検定」などの公的資格を取得することができます。さらに、「C言語プログラミング能力認定」などの民間資格を取得することも可能です。
ただし、「情報」「CG」「Web」と名の付く資格は民間資格まで含めると多岐に渡るため、それぞれの資格の重要性や社会的信頼性を見極める必要があります。
ゲームについて具体的には何を学ぶの?
ゲームについて具体的には何を学ぶの?
ゲームには様々な構成要素があるため、学習事項も多岐に渡ります。
代表的な学習事項はプログラミング言語。コンピュータに命令を出すための人工言語のことです。C言語やJavaといったプログラミング言語の基礎から応用まで学び、ハイレベルなゲームプログラム制作の知識・技術を習得します。ゲーム業界で活躍するために不可欠なスキルであるため、いずれの学校でもプログラミングスキルの習得を目的とした実習・演習はメインとなります。

また、ゲームキャラクターやステージ背景デザインを自在に表現するためのグラフィック・デザインも重要な学習事項です。デッサン、色彩構成、空間・構図などの基礎からコンピュータCGソフトウェアの使い方まで幅広く学び、最終的には現場で即戦力となる高度な3DCGスキルを習得することを目指します。そして、新作ゲームをできるだけ多くの人に手に取ってもらうための企画やマーケティングも学習する必要があります。ゲームの企画立案、制作チームのマネジメント、マーケティングについて学習し、ゲームプランナーとして必要となるゲームに関する知識・技術を身に付けていきます。上記の学習事項が難しいと感じる人は多いかもしれませんが、「パソコンに詳しくないと授業についていけないのかな?」と心配する必要はありません。ゲーム業界の第一線で実績を積んだプロの先生が直接指導してくれる学校が多いので、こうしたスキルは入学後に段階を追って身につけていくことができます。また、「ゲームプログラム」「ゲームグラフィック」「ゲームプランナー」などコースや専攻が分かれているのが一般的なので、こうしたスキルを一人で全て完璧に習得しなければならない訳ではありません。求められるのは、ゲームについて幅広く学んでスキルを身に付けようとする姿勢です。
ゲーム業界に求められる人材とは?
ゲーム業界に求められる人材とは?
このページをご覧のあなた、「ゲームが好きならゲーム業界に就職できる」と安直に考えていませんか。もちろんプログラミング言語やデザインについての知識があることは重要ですが、単にゲームに詳しいだけではゲーム業界で活躍することはできません。例えば任天堂は、採用ページのQ&Aの中で「ゲームに詳しくなくても選考に不利ということはありません。ただし、ゲームがなぜこれほど世界中の人たちに受け入れられてきたのか、ということに関心を持っていただきたいです。」というメッセージを発しています。

では、どのような人がゲーム業界に求められているのでしょうか。
いずれの企業にも共通するキーワードは、「創意工夫」「独創性」「チャレンジ精神」「チームワーク(協働できる力)」です。娯楽としてのゲームは“以前と同じ”では価値がなくなってしまうため、新しくユニークな挑戦を絶えず継続しゲーム業界を前進させられるような人材が求められているのです。そして、新しくユニークな挑戦を絶えず継続していくためには様々な人が知恵を出し合い協力していくことが不可欠になります。

ゲーム制作に関して独力でできることには限界があるのです。もしこのページを見ているあなたがゲーム業界への就職を本気で考えているのであれば、まず一度ゲーム会社の採用ページにアクセスして日常の仕事ぶりや会社からのメッセージを見てみてください。きっとゲーム業界に対する見方が広がることでしょう。
ゲーム業界以外への就職は?
ゲーム業界以外への就職は?
在学中に身に付けたスキルを活かせる業界はゲーム業界に留まりません。グラフィックやデッサンの基礎を学んでおくと映画・映像業界で働くこともできます。ゲーム以外のエンターテインメントにも役立てられる汎用性の高いスキルだと言えるでしょう。さらに、高度なプログラミング技術を習得しておくとIT系の分野でも即戦力として活躍できます。IT産業、特にソフトウェア業界が進路の大きなターゲットとなる他、教育・健康・医療福祉産業もITスキルを役立てられるフィールドとなります。

卒業生はコンピュータのスキルやCGデザインのセンス、企画・マーケティング能力を活かして様々な業界に参入しています。すなわち、「ゲームについて学んだことを活かしてゲーム業界へ」という発想に囚われない就職の道も開かれているのです。
2DCGデザイナー(2Dグラフィッカー)とは?
2DCGデザイナー(2Dグラフィッカー)とは?
2DCGデザイナーとはプロジェクトの企画書にもとづき、そのゲームや映像作品の世界観、キャラクター、背景などを線画やカラーでビジュアル化する人です。その作品のビジュアルイメージを決める重要な職種です。ゲームや映像だけでなく、一般の人の目につくパッケージや広告などにも使用されるため、斬新かつ魅力的なデザインが求められます。
ゲーム業界では、どんな企業に就職していますか?
ゲーム業界では、どんな企業に就職していますか?
ゲーム業界においては、国内はもちろん海外でも活躍している卒業生がいらっしゃいます。
任天堂、バンダイナムコスタジオ、カプコン、スクウェア・エニックス、コナミデジタルエンタテインメント、セガ、Cygamesなど著名企業から少数精鋭のプロフェッショナル集団企業などに卒業生がゲームクリエイターとして活躍しています。

各学科ごとの内定企業先は、学科の詳細ページ内に掲載されています。
ご興味のある学科の詳細ページをご確認ください。

・ゲーム制作研究科(https://www.jec.ac.jp/course/game/cu)
・ゲーム制作科(https://www.jec.ac.jp/course/game/ci)
・ゲーム企画科(https://www.jec.ac.jp/course/game/cr)

また、全学科の内定実績については、「主な就職先」ページ(https://www.jec.ac.jp/employment/job/)に掲載されています。ぜひご覧ください。
ゲームシナリオライターとは?
ゲームシナリオライターとは?
ゲームシナリオライターとは、作品全体の流れとなるシナリオを作る人です。ゲームの流れとなるシナリオを書く仕事以外に、ゲームのマニュアル制作やゲーム雑誌に掲載する広告用の記事を書くこともあります。作家的な能力やストーリーを作るうえでのネタの調査、その結果を分析する能力も必要です。
ゲームプランナー(ゲームデザイナー)とは?
ゲームプランナー(ゲームデザイナー)とは?
ゲームプランナー(ゲームデザイナー)とは、ゲームを面白くするためのアイデアなどを提案し、ゲーム自体の企画を行う人です。近年、ゲーム機やスマートフォンでもゲームができるため、数多くのゲームソフトが発売されています。ゲームプランナーは、より魅力的なゲームを作るためにとても重要な職種で、斬新なアイデアと常に人を驚かせる発想力が必要です。考案した企画を開発担当チームに伝えなくてはならないため、プレゼンテーション能力も必要となります。またゲームのレベル設定なども担当します。
ゲームプロデューサーとは?
ゲームプロデューサーとは?
ゲーム制作において全体的な統括と予算管理・配分など、全責任を担う重要な仕事です。ゲームソフトの企画・立案から、工程管理・予算管理、スタッフ管理などゲーム制作を統括します。そのためプログラミング、グラフィック、サウンドなどゲーム制作全般の知識が幅広く必要となります。さらに独創的なアイデアも必要となります。
ゲームについての学びを活かした仕事って?
ゲームについての学びを活かした仕事って?
「ゲームについて学んだことを活かした仕事」と聞いて最初に思い浮かぶのは、ゲーム業界への就職でしょう。ゲームについて学んだ学生が全員任天堂やセガ、カプコンといった有名企業に就職する訳ではありませんが、システムエンジニア・イラストレーター・キャラクターデザイナー・ゲームデザイナー・ゲームクリエイター・シナリオライターなど様々な形でゲーム制作に携わっています。在学中にゲーム全体を自分で制作した経験を活かし、プロデューサーやディレクターとして活躍している人も数多くいます。一つのゲーム作品を作り上げていくチームは様々な人から構成されており、身に付けたスキルをゲーム業界の中でどのように活かすかは人それぞれです。

例えば任天堂は、「理工系の場合はその専門知識を問う試験があり、デザイン系・サウンド系の場合は作品選考があります。制作企画系の場合は、創作活動の経験を具体的に説明するシートを提出いただきます。」と採用ページで明記しており、採用において求められるスキルが人によって異なることが分かります。
ゲームについて学ぶ意味とは?
ゲームについて学ぶ意味とは?
ゲームと一口に言っても、その中には様々な要素があります。ゲームを構成するプログラム、ゲーム中に登場するキャラクター、ゲームを彩るグラフィック、ゲームを盛り上げるサウンド(BGM)、ゲームの骨格となるシナリオ。これらの要素を組み合わせることで、初めて一つのゲーム作品が完成するのです。したがって、面白いゲームの制作に一歩でも近づくためにゲームの構成要素を理解することがゲームについて学ぶ意味だと言えるでしょう。
単にゲームをやるのが好きなだけに留まらずゲームへの思い入れや探究心を強く持っている人ほど、魅力を感じられると思います。既成のゲームをやるだけでは満足できないあなた。次世代のゲームについて探究してみたいあなた。ゲームの未来を担ってみたいあなた。より夢中になれるゲーム作りを目指してみませんか?
ゲームを学ぶとは?
ゲームを学ぶとは?
ゲームに夢中になったことがある人は多いのではないでしょうか。「親にねだってゲームを買ってもらった」「途中で行き詰って攻略本や攻略サイトを見た」「ゲームに夢中になりすぎて取り上げられた」「やり込み要素が多いゲームに今も熱中している」など、ゲームに対する思いは人それぞれだと思います。既成のゲームをやるだけでは飽き足らず、自分でゲームを制作したことがある人も中にはいるかもしれません。
では、ゲームは一体どのように作られているのでしょうか。また、人を夢中にさせるゲームとはどのようなものでしょうか。「どのようにすれば面白いゲームを作ることができるのか」というのは誰もが気になる点ですが、ゲームについて学ぶことでその本質に迫ることができます。
ゲーム業界は今どのような状況にある?
ゲーム業界は今どのような状況にある?
近年のゲーム業界は家庭向けゲーム機市場とスマートフォン向けゲーム市場の二つに大別されますが、両者は異なる様相を呈しています。家庭用ゲーム機は近年不振が続いています。2000年代後半に大ヒットした「Wii」や「ニンテンドーDS」などのゲーム機が一定水準まで普及し、それ以降は業績が低迷しています。各社は「Wii U」「Newニンテンドー3DS」「プレイステーション4」など新製品を相次いで投入していますが、スマホ向けゲーム市場の拡大に押され不振を脱却できていません。一方、スマホ(タブレット)向けゲームは近年急成長を遂げています。アプリをダウンロードすれば遊べるという手軽さもあり、パズル型RPGゲーム『パズル&ドラゴンズ』の爆発的普及以降若年層を中心に利用者が拡大しています。

スマホ向けゲームはゲーム市場の7割のシェアを占めるとの試算もあり今後も普及が続くと予想されていますが、ゲーム業界はトレンドの変化が早いのも特徴です。普及する時は爆発的に普及する一方で飽きられるのも早く、業績も急上昇と急降下が交錯する傾向にあります。また、スマホ向けゲームは参入企業も多く厳しい競争環境となっています。こうした傾向から、ユーザーを飽きさせない工夫をすると同時に新たなサービスや付加価値を継続的に投入することが求められます。

なお、ゲーム業界ではスマホ以外にも実況動画やバーチャルリアリティなど新しい動きが現れており、ゲームのジャンルも多様になっています。今後の動向のさらなる変化から目が離せません。
ディレクターとは?
ディレクターとは?
ディレクターとは、さまざまな現場で専門技術に関する部門についての責任者です。さまざまな業界・業種があるため、具体的な職務内容は異なりますが、その分野に関する専門知識をもち、適切な判断のもと、デザイナーやプログラマーなど現場のクリエイターたちに指示を出します。作品を制作するスケジュールの管理なども行います。
ゲームCGデザイナー(ゲームグラフィッカー)とは?
ゲームCGデザイナー(ゲームグラフィッカー)とは?
ゲームCGデザイナー(ゲームグラフィッカー)とは、ゲーム中の人や背景など、すべてのグラフィックを描く仕事です。かつては2Dデザイナーが多く活躍していましたが、3DのCG(コンピュータグラフィックス)デザイナーはセンスとともに専門技術が必須です。オリジナルのデザインを手がけることもありますが、イラストレーターやキャラクターデザイナーから渡された原画をもとに描く場合もあります。
ゲームクリエイターとは?
ゲームクリエイターとは?
ゲームクリエイターとは、ゲームソフトの開発・制作の一連の作業を担当する人です。ゲームクリエイターには、プロデューサー、ディレクター、プランナー、シナリオライター、デザイナー、プログラマー、サウンドクリエイターなど、さまざまな職種が含まれています。各職種に沿った知識や技術が必要です。また、長期間にわたるチーム制作のプロジェクトが多いため、コミュニケーション能力が必要です。
ゲームディレクターとは?
ゲームディレクターとは?
ゲームディレクターとは、ゲーム全体の企画から人員の配分やスケジュールの調整、進行管理、プロモーションなどの全般にかかわる統括責任者です。ゲーム制作における多岐にわたる実務を担う中核となる存在です。開発チームのまとめ役であったり、アドバイザー的な役割であったりします。さまざまな面で最終的な判断をくだしたり、進行を管理したり、スタッフに仕様を伝えるなど、スタッフとのコミュニケーションをとることも重要な仕事です。
ゲームプログラマとは?
ゲームプログラマとは?
ゲームプログラマとは、専用のプログラム言語を駆使して、企画書や仕様書に基づいて、ゲームを実際に構成(プログラミング)する人です。ゲームの操作やキャラクターの動きなど、さまざまなところでプログラムが使用されています。そのプログラムを作るのがゲームプログラマです。プログラミングの知識はもちろん、シナリオ、サウンド、グラフィックなどの要素を効果的にうまく生かす総合的視野が必要です。プログラミングのスペシャリストとして応用力と高度なスキルも必要となります。

3年制ゲーム制作研究科
2年制ゲーム企画科