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シラバス

電気工学科 2024年度入学生

科目名 送配電工学 作成日 2024/03/13
区分 必修 講義
開催時期 2年次 通年
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 60時間
総単位数 4単位
企業連携
授業の目的 本科目では発電所で作られた電力を需要家に送るための送電線・配電線について基礎から送配電の方式、保護方式、事故電流の計算に関する学習し強電の扱い方を学びます。
到達目標 第三種電気主任技術者レベルの送配電の問題を解けるようになる。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  % 100%  %  %  %  %  %  %
評価基準
① 送配電における基本事項が説明できる。 ② 送配電線路や変圧器の簡易等価回路が欠ける。 ③ 分散負荷の計算や径間の線路長を導出する計算が出来る。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 永井 淳
テキスト・参考文献
実務経験有無  
電力会社で6.6kV系統(配電)保守に携わった経験がある。 
関連科目 電気数学Ⅰ・Ⅱ、電気応用実験、電気回路Ⅰ・Ⅱ、電気磁気学Ⅰ・Ⅱ   履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 ・本授業の授業計画、評価方法について説明出来る。 ・電力系統の上流から下流までの構成と電圧値について説明出来る。 ・電圧の区分について、各名称と対応する電圧値が説明出来る。  授業の進行についてガイダンスを行います。 電圧の区分と配電方式について学ぶ。  
【理解度確認】授業内容に関する練習問題を解き理解度を確認する。
2 ・負荷曲線から特定期間の平均電力量、及び消費電力量を計算出来る。 ・需要率・負荷率・不等率の定義を説明でき、さらに計算で数値を算出出来る。  需要率・負荷率・不等率について学ぶ。 
【理解度確認】授業内容に関する練習問題を解き理解度を確認する。
3 ・電力系統1相分の等価回路から、送電端電圧/受電端電圧/各素子の端子電圧を含むフェーザ図を記載出来る。 ・単相2線式/単相3線式/3相3線式等、各種配電方式における電圧降下を計算出来る。  フェーザ図と各種配電方式における電圧降下について学ぶ。 
【理解度確認】授業内容に関する練習問題を解き理解度を確認する。
4 ・分岐する配電線路について、電流値と電圧降下を計算出来る。 ・所要電線量について計算して数値を算出出来る。  分岐する配電線路、所要電線量について学ぶ。 
【理解度確認】授業内容に関する練習問題を解き理解度を確認する。
5 力率改善に必要な容量を計算出来る。  力率改善について学ぶ。 
【理解度確認】授業内容に関する練習問題を解き理解度を確認する。
6 集中負荷・分散負荷モデルについて定性的に説明出来、任意の位置における電圧降下を計算出来る。  集中負荷・分散負荷モデルについて学ぶ。 
【理解度確認】 
7 確認テスト  確認テスト 
【理解度確認】確認テスト
8 電線の弛度と、地表からの離隔距離が必要な理由を説明出来る。 たるみ、実長、張力、径間の関係を理解し、基礎的な問題を解くことが出来る。  送配電線のたるみ、張力、実長について学ぶ。 
【理解度確認】授業内容に関する練習問題を解き理解度を確認する。
9 ベクトルオペレーターを用いて基礎的な回路計算が出来る。 ミルマンの定理を用いて三相不平衡回路の中性点電位を求めることが出来る。  ベクトルオペレーターを用いて三相不平衡回路について学ぶ。 
【理解度確認】授業内容に関する練習問題を解き理解度を確認する。
10 保護継電方式の概要を説明出来る。 保護継電器の種類を説明出来る。 送電線の保護継電方式の種類と原理を説明出来る。  送電線路の保護方式について学ぶ。 
【理解度確認】授業内容に関する練習問題を解き理解度を確認する。
11 配電線路の定義を説明出来る。 配電線路の供給方式を説明出来る。 配電線路の受電方式を説明出来る。  配電線路の供給方式と受電方式について学ぶ。 
【理解度確認】授業内容に関する練習問題を解き理解度を確認する。
12 6.6kV架空配電線路の保護方式を説明出来る。 低圧配電線路の保護方式を説明出来る。 故障区間分離方式/再閉路方式を説明出来る。  架空線の保護について学ぶ。 
【理解度確認】授業内容に関する練習問題を解き理解度を確認する。
13 地中線の概要について説明出来る。 地中線ケーブルの種類を説明出来る。 基礎的な充電電流の計算が出来る。  地中線について学ぶ。 
【理解度確認】授業内容に関する練習問題を解き理解度を確認する。
14 送電線のインピーダンス成分について説明出来る。 等価線間距離Dを計算出来る。 作用インダクタンスを計算出来る。 作用静電容量を計算出来る。  作用インダクタンス・作用静電容量について学ぶ。 
【理解度確認】 
15 ・理解度確認テスト   これまでの学習内容の理解度を確認します。  
【理解度確認】テストを行い理解度の確認をする。