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シラバス

情報処理科 2024年度入学生

科目名 ハードウェア・ソフトウェア 作成日 2024/03/15
区分 必修 講義
開催時期 1年次 前期
講義・演習駒数/週 3駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 3駒
総時間数 90時間
総単位数 6単位
企業連携
授業の目的 ITパスポート・基本情報技術者試験の資格に必要なハードウェアとソフトウェアの知識を修得することを目的とする。
到達目標 ・コンピュータ装置おける基本構成と動作について説明出来る ・コンピュータ内部における数値表現について説明出来る。 ・コンピュータシステムにおけるシステム構成要素やソフトウエアについて説明出来る。 ・システム開発技術、ソフトウエア開発管理技術について説明出来る

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 90% 10%  %  %  %  %  %  %
評価基準
①コンピュータ装置における基本構成と動作について説明出来る。 ②コンピュータ内部における数値表現ついて説明出来る。 ③構成要素やソフトウェアの問題が解答出来る。 ④システム開発技術やソフトウエア開発管理技術の問題が解答出来る。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 神藤洋子・出崎誠司
テキスト・参考文献 基本情報技術者 試験対策テキスト I【ベーステクノロジ編】 基本情報技術者 試験対策テキスト II 【システムの利用と開発編】
実務経験有無  
プログラマー及びシステムエンジニアとして、多数のシステム開発に従事した実務経験がある。その経験から取得した知識とスキルを活かして、本科目に対する職業実践的な教育を行う。  
関連科目 資格対策講座Ⅰ・Ⅱ、ネットワーク&セキュリティⅠ・Ⅱ  履修前提 なし 

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 コンピュータの基本構成と各装置の役割が説明出来る。 基数のしくみと基数変換の方法が説明出来る。 ソフトウェアの構成や特徴が説明出来る。 オペレーティングシステム(OS)の構成と機能が説明出来る。  ・ビット、バイト、速さの単位 ・コンピュータの五大装置の役割 ・10進数、2進数、8進数、16進数、基数変換(小数点以下の表現含む) ・ソフトウェアの分類、OSの目的、OSの種類と特徴 
【理解度確認】演習、小テスト
2 固定小数点形式を含む基数同士の四則演算方法を説明出来る。 負の数値表現方法とビットシフトについて説明出来る。  ・基数の四則演算(加算・減算・乗算・除算)、固定小数点形式 ・表現できる範囲、負の数値表現(2の補数)、算術・論理シフトなど 
【理解度確認】演習
3 浮動小数点形式の変換を説明出来る。 コンピュータの内部表現による誤差と様々な数値表現の方法を説明出来る。  ・浮動小数点形式(IEEE他) ・丸目誤差、打切り誤差、情報落ち、桁落ち、オーバーフロー、アンダーフロー ・2進化10進数、ゾーン形式、パック形式 ・文字コード 
【理解度確認】演習、小テスト
4 OSのタスク管理について説明出来る。 ファイルシステムやファイルの記録方法、編成について説明出来る。   タスクと状態遷移、割込み、マルチプログラミング、タスクスケジューリング ジョブ管理、ファイルシステムの種類と特徴、ファイル編成とアクセス手法、バックアップ 
【理解度確認】演習
5 OSの実記憶管理、仮想記憶管理について説明出来る。 プログラム言語や開発ツールについて説明出来る。 オープンソースソフトウェア(OSS)について説明出来る。  区画方式、フラグメンテーション、スワッピング、仮想記憶、スラッシング、ページ置換えアルゴリズム プログラム言語の歴史、コンパイラ、OSSの種類と特徴 
【理解度確認】演習、小テスト
6 論理演算のしくみや基礎的なベン図や真理値表が 書ける他、説明が出来る。 組み合わせの論理演算に関してのベン図や真理値表が 書ける他、説明出来る。 データ圧縮技術や音声データの変換について説明出来る。  ・論理和、論理積、排他的論理和、論理否定など ・論理演算を組み合わせた回路(半加算器回路、全加算器回路など) ・データ圧縮、A/D変換(PCM含む)、D/A変換など 
【理解度確認】演習、小テスト
7 記憶装置(メモリ)の特長や機能が説明出来る。  ・RAM、ROMの種類や特徴 ・ヒット率の計算 ・ライトスルー、ライトバック 
【理解度確認】演習
8 ハードディスクの構成用語ならびにデータの格納容量計算などを解くことが出来る。 ハードディスクのアクセス時間の計算を解くことが出来る。  ・ハードディスクの構成と動作原理、容量計算など ・NAS、SANなど ・アクセス時間の計算など 
【理解度確認】演習
9 CPUが命令を実行する順序と性能に関する説明と計算が出来る。 CPUが命令を実行するときのアドレス指定方式を説明出来る。  ・プロセッサの種類と動作原理 ・クロック周波数 ・各種アドレス指定方式 
【理解度確認】演習、小テスト
10 システムの処理形態について説明出来る。 クライアントサーバシステムについて説明出来る。 システムの信頼性やその評価について説明出来る。  システムの処理形態と構成、クライアントサーバシステム、仮想化技術 MIPS、スループット 
【理解度確認】演習
11 システムの高性能化技術について説明出来る。 システムの高信頼化技術について説明出来る。  マルチプロセッサシステム、クラスタリング、稼働率 フォールトトレランスシステム、RAID 
【理解度確認】演習
12 システム開発モデルについて説明出来る。 外部設計、内部設計で行う作業が説明出来る。  ウォータフォールモデル、アジャイル開発、スクラム データ中心アプローチ、オブジェクト指向、DFD 入力ミスを抑える工夫、チェックディジット 
【理解度確認】演習
13 プログラム設計で行う作業が説明出来る。 テスト工程の流れが説明出来る。 ソフトウェア開発管理技術について説明出来る。  モジュール分割、モジュールの独立性 単体・結合・システム・運用テスト、レビュー ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト 共通フレーム、リバースエンジニアリング 
【理解度確認】演習、小テスト
14 システムの稼働率のしくみと計算が出来る。  ・MTBFとMTTR ・基本の稼働率の計算(直列・並列)の復習 ・応用の稼働率の計算(直列と並列の組み合わせ等) 
【理解度確認】演習、小テスト
15 授業の流れなどを再確認する。   ・期末試験対策など 
【理解度確認】演習、期末試験