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シラバス

電子応用工学科 2024年度入学生

科目名 C言語プログラミング基礎および演習Ⅰ 作成日 2024/03/14
区分 必修 講義/実習
開催時期 1年次 前期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 1駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 60時間
総単位数 3単位
企業連携
授業の目的 アルゴリズムで学習した内容を基に、実際に課題のプログラムを作成することにより、高級言語の1つであるC言語とプログラミング技術の基礎を体験的に学習する。
到達目標 アルゴリズムで学習した内容を実践し、C言語を用いた基本的なプログラムを実際に組むことが出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  % 100%  %  %  %  %
評価基準
・C言語の基本文法に則り、プログラムの作成と実行が出来ること ・講義内で取り上げた各処理を用いたプログラムを作成出来ること ・フローチャートの読み書きが出来ること
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 津畑 寿行
テキスト・参考文献 オリジナルテキスト(電子データで配布)
実務経験有無  
プログラマとしてシステム開発に従事した実務経験がある。その経験で得た知識とスキルを活かして、本科目に対する職業実践的な教育を行う。 
関連科目 アルゴリズム、組込みマイコン基礎、組込みマイコン設計、デジタル・データ処理  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 プログラムの作成に必要なコンパイラやエディタ等を使用し、簡単なプログラムの作成と実行が出来る。  【導入】 授業を行うための環境づくりとして、コンパイラやエディタなどのツールの使い方を解説する。ツールの基本的な利用法を操作を行いながら学習し、簡単なプログラムを作成と実行をする。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
2 printf関数やputs関数による画面への出力処理や、変数の宣言や代入処理を行うこと出来る。  【入出力と変数I】 画面に文字列や簡単な計算結果を表示するプログラムの作成方法や、値を効率良く扱うための変数について学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
3 変数に対してscanf関数を用いた値の入力を行うプログラムを作成出来る。  【入出力と変数II】 キーボードから変数へ値を入力する方法を解説する。ここでは実際に数値を入力して演算するプログラムを作成し、「入力 → 演算 → 結果の出力」という一連の流れを学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
4 型を意識した演算処理や、値を出力する際の書式指定が出来る。  【演算と型】 四則演算を行うプログラムを作成し、C言語で演算処理を行う上で重要になる値の型について学習する。併せて値を出力する際の書式指定の方法について学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
5 分岐処理の基本となるif-else文や条件演算子を用いて分岐処理を行うプログラムを作成出来る。  【条件分岐I】 if-else文を用いて基本的な分岐処理を行うプログラムの作成を行い、分岐処理の書式や制御式について学習する。併せて条件演算子を用いた処理について学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
6 流れ図(フローチャート)を元にしたプログラムの作成や、入れ子状の分岐を持つプログラムを作成出来る。  【条件分岐II】 流れ図(フローチャート)からプログラムを読み解く方法を解説し、それを元にプログラムを組み立てる方法を学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
7 if-else文による多重分岐やelse if文による多方向分岐のプログラムを作成出来る。  【条件分岐III】 if-else文を入れ子にした多重分岐処理や、else if文を用いた多方向分岐処理のプログラムの作成を行い、フローチャートを確認しながら両者の違いについて学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
8 switch文を使用して分岐処理や、乱数を用いたプログラムを作成出来る。  【条件分岐IV】 switch文を用いた3分岐以上の分岐処理を行うプログラムを、else if文と比較しながら学習する。併せて乱数の使い方について学び、ランダム性のあるプログラムの作成を行う。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
9 while文を使用して基本的なループ処理を行うプログラムを作成出来る。  【ループ処理I】 while文を用いてループ処理をプログラムを作成し、プログラムにおけるループ処理の基本について学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
10 do-while文を使用してループ処理を行うプログラムを作成出来る。  【ループ処理II】 do-while文を用いたループ処理を行うプログラムを作成し、while文との動作の違いなど比較しながらそれぞれの利点などを学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
11 for文を使用してループ処理を行うプログラムを作成出来る。  【ループ処理III】 for文を用いたプログラムの作成を行う。またfor文から他のループ文への書き換えを行い、他のループ文との違いなどを学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
12 多重ループ処理やbreak文を用いたプログラムを作成出来る。  【ループ処理IV】 ループ処理が入れ子にした多重ループやループから強制的に抜けるbreak文を用いたプログラムについて解説する。ここでは実際にプログラムを作成し、それぞれの動作について学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
13 1次元配列やオブジェクト形式マクロを用いたプログラムを作成出来る。  【配列I】 1次元配列を用いたプログラムを作成し、配列の扱い方とfor文と組み合わせた処理について学習する。またオブジェクト形式マクロを利用して、修正が容易なプログラムの作成を行う。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
14 多次元配列を用いたプログラムを作成出来る。  【配列II】 配列への理解を深めるために多次元配列の構造と扱い方を解説し、2次元配列と2重ループを使用してより多くの値を処理する方法の学習を行う。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
15 ここまで学習してきた各処理を用いたプログラムを、確実に作成出来る。  【まとめ】 ここまでの内容の復習を行い、後期の授業に備える。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。