1. トップ
  2. 学校紹介
  3. 情報公開
  4. 学科情報
  5. シラバス - 科目一覧

シラバス

電子応用工学科 2024年度入学生

科目名 アルゴリズムⅠ 作成日 2024/03/14
区分 必修 講義
開催時期 1年次 前期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 2単位
企業連携
授業の目的 プログラミングを行う上で基本となる「変数」「演算」「値の入出力」「条件分岐」「ループ処理」「配列」などのプログラムの記述方法や組み立て方をC言語を用いて学習する。
到達目標 プログラミングにおいて基本となる各処理の仕組みと組み立て方を説明出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 80% 20%  %  %  %  %  %  %
評価基準
・C言語の基本文法を習得していること ・講義内で取り上げた各処理の組み立て方を説明出来ること ・フローチャートを用いてプログラムを考えることが出来ること
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 津畑 寿行
テキスト・参考文献 オリジナルテキスト(電子データで配布)
実務経験有無  
プログラマとしてシステム開発に従事した実務経験がある。その経験で得た知識とスキルを活かして、本科目に対する職業実践的な教育を行う。 
関連科目 C言語プログラミング基礎および演習、組込みマイコン基礎、組込みマイコン設計  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 C言語プログラムの作成手順や、printf関数による出力処理、変数の扱い方を説明出来る。  【入出力と変数I】 C言語によるプログラムの記述方法や、文字列や計算結果の表示について学習する。また変数の扱い方(基本的な変数の型、宣言や代入方法など)についても学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
2 scanf関数を用いてキーボードから入力した値を変数に代入する方法を説明出来る。  【入出力と変数II】 キーボードから変数へ値を入力する方法を解説する。ここではプログラム作成の基本となる「入力 → 演算 → 結果の出力」という一連の流れを学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
3 値と型の対応や、演算に使う値の型と演算結果の値の型の関係性を説明出来る。  【演算と型】 C言語で演算処理を行う上で、重要になる値の型について解説する。ここでは演算に使う値の型が、演算結果の値に、どのような影響を与えるのか学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
4 if-else文を用いた基本的な条件分岐処理と、制御式に必要な関係演算子や論理演算子を説明出来る。  【条件分岐I】 if-else文を用いたプログラムの分岐処理について解説する。ここでは条件分岐処理の仕組みや記述方法、制御式の記述に必要な関係演算子と論理演算子について学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
5 プログラムの流れの理解を助ける流れ図(フローチャート)を描くことが出来る。  【条件分岐II】 流れ図(フローチャート)を用いて処理の流れを描く方法を解説する。ここでは流れ図の描き方を作図しながら学習する。併せて流れ図からプログラムを読み解く方法を学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
6 if-else文による多重分岐処理やelse if文による多方向分岐処理を説明出来る。  【条件分岐III】 if-else文を入れ子にした多重分岐処理や、else if文を用いた多方向分岐処理について解説する。それぞれの処理について、フローチャートを確認しながら両者の違いについて学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
7 switch文の使い方や乱数の生成方法を説明出来る。  【条件分岐IV】 switch文のよる多方向分岐処理について解説する。ここではelse if文と比較しながらswitch文の利点を学習する。併せて乱数の生成処理とランダム性のあるプログラムの作成方法について学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
8 while文を用いたループ処理を説明出来る。  【ループ処理I】 分岐と並び、プログラムにおいてよく用いられる重要な処理であるループ文を解説する。今回は扱いが簡単なwhile文を用いた処理を例にして、プログラムにおけるループ処理について学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
9 do-while文を用いたループ処理や、while文の動作の違いを説明出来る。  【ループ処理II】 while文に引き続きdo-while文を用いたループ処理について解説する。ここではwhile文とdo-while文の違いやそれぞれの利点などを学習し、ループ処理の理解を深める。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
10 for文を用いたループ処理を説明出来る。  【ループ処理III】 ループ処理では最も良く使われるfor文について解説する。ここではfor文のループを制御する方法を学習する。併せて他のループ文との違いや書き換えなどを、流れ図等を用いて学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
11 多重ループ処理を行うプログラムの概念を説明出来る。  【ループ処理IV】 ループ処理を入れ子にした多重ループや、強制的にループを抜けるbreak文の動作などについて解説する。ここではフローチャートを用いて、それぞれの処理の仕組みを学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
12 配列の宣言や要素や要素数、要素への代入方法を説明出来る。  【配列I】 1次元配列を例に基本的な配列の概念や扱い方について解説する。ここでは配列の要素や要素数、要素への値の代入方法などを学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
13 for文による配列の走査やオブジェクト形式マクロを用いた処理を説明出来る。  【配列II】 配列の走査を解説し、for文と配列を組み合わせて各要素を処理するについて学習する。また併せてオブジェクト形式マクロの使用方法を解説し、定数管理の手法を学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
14 多次元配列を用いた処理を説明出来る。  【配列III】 多次元配列の構造と扱い方を解説し、多次元配列と多重ループを使用してより多くの値を処理する方法の学習を行う。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。
15 ここまで学習してきた各処理について、確実に説明出来る。  【まとめ】 ここまで学習してきた内容に関して復習を行い、各処理を用いたプログラムの作成方法などの理解を深める。 
【理解度確認】学習内容に関する小テストを行い、その結果を以て判断する。