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シラバス

モバイルアプリケーション開発科 2024年度入学生

科目名 ビジネス企画Ⅱ 作成日 2024/04/08
区分 必修 演習
開催時期 2年次 前期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 2単位
企業連携
授業の目的 アプリ開発に必要なスキル(発想力、企画s力、企画書作成能力、プレゼンテーション能力)を身につける。
到達目標 発想力、企画力を上げる技法を体得し、自身のアプリ企画書が書けるようになる。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  % 50%  %  % 50%  %
評価基準
①企画の基本的な進め方について説明出来る。 ②ユーザ視点に立った企画を作るための、企画力を身に付けている。 ③説得力のあるアプリの企画書を作成し期限内に提出をした。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 江藤 正典
テキスト・参考文献 ・オリジナル教材 ・「プレゼン思考」小西利行
実務経験有無  
広告会社における30年以上の職歴の中で、大手・外資・地方・海外クライアントの様々な分野のデザインおよびプランニングとブランディングに携わってきた。また、国内外のデザイン団体の理事やアドバイザー、教育イベントの推進、数多くの海外デザインアワードの審査などを続けてきた。これらの経験を活かした職業実践的なビジネス教育を行う。  
関連科目 ビジネス企画 I、Android卒業制作、iOS卒業制作  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 アプリ企画で目指す価値について自分自身の考えを持つ。   アプリ企画の価値とは? ・アプリ開発はビジネス課題の解決を主目的としていることを理解する。 ・選ばれるアプリとは?求められるアプリとは何か?について考察する。 ・アプリ企画の役目を考えてみる(目的/対象/意図を明確にする)。 
【理解度確認】演習・ディスカッション と発表
2 企画のヒントは、消費者の潜在ニーズ(インサイト)の中にあることを理解する。  消費者が求めるものを洞察する ・表には出てこない生活者の不満の中に企画のヒントがあることを理解する。 (自分自身、または世の中には、どんな不満があるか班に分かれてブレストしてみる) ・その不満の裏にある原因や動機を洞察する。  
【理解度確認】演習・グループワーク(イメージマップ作り)
3 企画の設計図を作る意味について理解する。  企画は骨組みから ・一枚企画書を通じたプランニングの流れと意味を理解する。 (企業課題・社会問題・消費者の不満>本質課題>解決後の未来像>その実現方法=アプリ企画) ・それぞれの項目についてディスカッションしながら理解を進める。 
【理解度確認】演習・ディスカッション(発表)
4 企画の第一歩は、客観的な情報収集から始まることを理解する。   グループで企画を進める ① ・企業課題/社会問題/消費者の不満についての情報収集を行う。 ・客観的に情報を集め整理する方法を実践してみる。 (5W1H/市場分析/競合分析/ペルソナ分析/デザイン思考などを項目ごとに進めてみる) 
【理解度確認】演習・グループワーク(発表)
5 俯瞰による洞察から、解決すべき本質課題と解決後の未来像を描く練習。  グループで企画を進める ② ・イメージマップを作ることで、情報分析と洞察を進める。 ・全体を俯瞰しながら本質課題とそれが解決した未来像をまとる。 ・ここまでのプロセス「企業課題/社会問題/消費者の不満>本質課題>解決後の未来像」を 一枚企画書にまとめる。 
【理解度確認】演習・グループワーク(発表)
6 課題解決に必要なアプリ企画の機能について考察する。  グループで企画を進める ③ ・解決後の未来像が実現する方法(手段)を考える。 ・アイデアをイメージワード化(メタファー化)する。 ・驚き/共感/共有で人を動かすクリエイティブについて考察する。 
【理解度確認】演習・グループワーク(発表)
7 一枚企画書をベースに企画をまとめる方法を実地から理解する。  グループで企画を進める ④ ・「常識を捨てる/異分子を加える」ことでアイデアをブラッシュアップする。 ・自分達のスキルとプログラムの実現性を考えながら可能性を検証する。 ・一枚企画書を完成させ、発表のためのプロトタイプを作成する。  
【理解度確認】演習・グループワーク(発表)
8 プレゼンテーション実習。  グループで企画を進める ⑤:プレゼンテーション ・一枚企画書とプロトタイプで企画のポイントをプレゼン。 ・客観的な評価をしてもらう(発表/意見交換/講評)。 
【理解度確認】演習・プレゼンテーション(発表)
9 客観的な情報収集のスキルをより高める。   各自の企画を進める ① ・企業課題/社会問題/消費者の不満についての情報収集を行う。 ・客観的に情報を集め整理する方法を実践してみる。 (5W1H/市場分析/競合分析/ペルソナ分析/デザイン思考などを必要に応じて進める) 
【理解度確認】演習・情報収集(途中経過の提出)
10 俯瞰による洞察から、解決すべき本質課題と解決後の未来像を描く能力を高める。  各自の企画を進める ② ・イメージマップに、集まった情報と自身の洞察を展開する。 ・全体を俯瞰しながら本質課題とそれが解決した未来像を思い描く。 ・ここまでのプロセス「企業課題/社会問題/消費者の不満>本質課題>解決後の未来像」を 一枚企画書にまとめる。 
【理解度確認】演習・分析と洞察(途中経過の提出)
11 課題解決に必要なアプリ企画の機能について、より深く検証する。  各自の企画を進める ③ ・解決後の未来像を実現する方法(アプリ企画)を考える。 ・どういう機能が課題解決に効果的かを考える。 ・自身のスキルやプログラムの実現性を考えながら可能性を探る。 
【理解度確認】演習・実装機能の実現性の検証(共有とアドバイス)
12 より深い考察からメタファーの構築ができるようになる。  各自の企画を進める ④ ・企画の世界観を要約するイメージワード、メタファーを考える。 ・驚き/共感/共有で人を動かす方法を検証する。 ・「常識を捨てる/異分子を加える」そこからアイデアをブラッシュアップさせ、一枚企画書を完成させる。 
【理解度確認】演習・メタファーと機能の発案(途中経過の提出)
13 企画書の作成方法の理解と実施、プレゼンスライドの目的の理解。  各自の企画を進める ⑤:企画書とプレゼンテーション ・一枚企画書から企画書への展開方法についての説明と実施。 ・プレゼン時のスライド作成の注意。プロトタイプの作成。 ・「文字を読まないで話す!」プレゼンの際に重視すべきことの理解。 
【理解度確認】演習・企画書作りとスライド作り
14 プレゼンテーション実習。  各自の企画を進める ⑥:プレゼンテーション ・一枚企画書をベースに、スライドとプロトタイプで企画のポイントをプレゼン。 ・客観的な評価をしてもらう(発表/意見交換/講評)。 
【理解度確認】演習・プレゼンテーション(企画書の提出)
15 振り返りと総括、卒業制作に向けて。  授業の総括 ・卒業制作へ向けて発想、仮説、企画、企画書、プレゼンの各課程の意味を再確認。 ・ビジネスにおいては、どれだけ効果が出る企画なのかが問われること。 ・質問・疑問等に応え、授業全体を総括する。 
【理解度確認】