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シラバス

モバイルアプリケーション開発科 2024年度入学生

科目名 ビジネス企画Ⅰ 作成日 2024/04/05
区分 必修 講義
開催時期 1年次 後期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 2単位
企業連携
授業の目的 マーケティングの基本と実際を正しく理解することにより、市場に対して的確な商品開発の提案が出来るなど、実務に活かせる知識や考え方を身に着ける。
到達目標 アプリ企画においてマーケティングの考え方を反映した企画提案ができるようにする。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  % 100%  %  %  %  %  %  %
評価基準
小テスト(2〜3回)の結果で評価する
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 江藤 正典
テキスト・参考文献 オリジナル教材
実務経験有無  
広告会社における30年以上の職歴の中で、大手・外資・地方・海外クライアントの様々な分野のデザインおよびプランニングとブランディングに携わってきた。また、国内外のデザイン団体の理事やアドバイザー、教育イベントの推進、数多くの海外デザインアワードの審査などを続けてきた。これらの経験を活かした職業実践的なビジネス教育を行う。 
関連科目 ビジネスマネジメントII、ビジネス企画、Android卒業制作、iOS卒業制作  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 マーケティングとは何かを理解し、その中でアプリ企画におけるマーケティングの重要性を理解出来るようにする。  「ケータイ・アプリケーションの企画とマーケテイング」 マーケティングという考え方とその歴史 / ケータイ・アプリの企画とマーケティングの関係を認識 / 良いものを作れば売れるという考え方は通用しない / 売れるための 商品企画とは 
【理解度確認】 
2 モノが売れるための戦略をたてるにはにマーケティングの知識が重要になることを理解する。  「売れる仕組みを考えるのがマーケティング」 依頼主の多くが抱える課題は「BtoC」としての課題。モノが売れるための仕組みである「マーケティング」を知らないと対応できない。マーケティングという考え方とその変遷につ いて学ぶ。 
【理解度確認】 
3 マーケティングとはどのような考え方か基本のコンセプト、基礎的な事項について理解する。  「モノがあふれている時代だからこそマーケティング」 マーケティング・コンセプトは時代とともに変化してきた。製品志向から顧客志向へ、さらに社会志向へ。 消費者の欲求「ニーズ」と「ウォンツ」とは。マーケティングの4つの Pとは。分析すべき3つのCとは、などを学ぶ。 
【理解度確認】 
4 科学的にモノが売れる仕組みを考えるために、ヒトの動きとモノの動きを「市場と消費者」というとらえ方で分析する手法を理解する。  「消費者は何を求めているのか?」 人の欲求の変化5段階説。イノベーターとオピニオンリーダー。ライフスタイル。市場のセグメンテーション、ターゲティング。ネット時代の購買行動の変化(AIDMAからAISAS へ)など市場と消費者について学ぶ。 
【理解度確認】 小テスト
5 「市場」という考え方は何か?「市場戦略」とは何を意味するのかを理解出来るようにする。  「市場とは何のことか? 市場戦略」 何を、誰に、如何にして売るのかがマーケティング戦略であり、誰に売るのか?が「市場」である。4つの市場戦略/5つの競争要因/市場細分化、ターゲティング/などから市場 戦略を理解する。 
【理解度確認】 
6 依頼主や製品がその業界でどのような位置にあるのかによって、モノを売るための仕組みが変わってくることを理解する。  「自社と競合社、どう生き残っていくか?」 自社の位置づけ。他社との差別化。2番手、3番手の戦略。自社製品の市場での位置づけ。自社の環境分析(強みと弱み)などの考え方を学ぶ。 
【理解度確認】 
7 マーケティングにおける「製品戦略」とはどのようなことか理解し、「商品開発」の考え方を理解する。  「売れるモノをつくるには? 製品戦略・商品開発」 商品開発コンセプト、プロダクト・アウトからマーケット・インという流れ、ネーミング、パッケージング、消費者のニーズ、シーズ、ウォンツをどうとらえるか、などの考え方を 学ぶ。 
【理解度確認】 
8 「製品のライフサイクル」とはどのようなことか理解する。  「売れるモノをつくるには? 製品のライフサイクル」 ブランドとは何か、ブランド・エクイティとは何か、製品のライフサイクルとは何か、製品の寿命と陳腐化政策とは何か、ナショナルブランドとプライベートブランドなどの考え方 を学ぶ。 
【理解度確認】 
9 マーケティングにおける「価格戦略」とはどのようなものか理解する。  「モノの値段はどうつける? 価格戦略」 価格決定の要素(コスト志向、需要志向、競争志向)上澄み吸収価格戦略と市場浸透価格戦略。製品ミックスによる価格戦略。割引、値引きによる価格対応。消費者心理を考慮した 価格戦略などについて学ぶ 。 
【理解度確認】 
10 マーケティングにおける「流通チャネル戦略」とはどのようなものか理解する。  「どこで売ればいいのか? 流通チャネル戦略」 流通チャネルとは何か。垂直的統合された流通システム。卸売業者の必要性。小売業の業種・業態。建値制とリベート。希望小売価格からオープン価格へ。ダイレクトマーケテイン グなど流通チャネル戦略について学ぶ。 
【理解度確認】 
11 マーケティングにおける「プロモーション戦略」とはどのようなものか理解する。  「どう売ればよいのか? プロモーション戦略」 顧客が買いたくなるような刺激づくり。広告、販売促進(サンプリング、クーポン、プレミアム、ノベルティ)、PR(パブリシティ)、人的販売。プッシュ戦略とプル戦略。などにつ いて学ぶ。 
【理解度確認】 小テスト
12 企画・デザイン業務に直接関係する「広告コミュニケーション」がマーケティングの中でどのような機能と役割を担っているのかを理解する。  「消費者の購買意欲を刺激する宣伝活動 広告」 消費者に直接働きかけ、購買意欲を喚起するプル型戦略の代表。モノの売り上げ拡大だけでなく組織のイメージアップ、社会的、文化的な領域を含め全マーケティング領域に関与す る。情報伝達機能、欲望創出機能、説得的機能などがあることなどを学ぶ。 
【理解度確認】 
13 メディアの技術革新とコミュニケーションの手法の変化が密接に関わっていることを理解する。  「メディアの発達とコミュニケーションの変化」 技術の進歩とともに新聞・雑誌・ラジオ・テレビと発展してきたメディアと一体で広告コミュニケーションが同じように発展し、広告手法もさまざまに変化してきた。メディアの特 性と対応する広告コミュニケーション手法について学ぶ。 
【理解度確認】 
14 過去の事例からさまざまな広告手法、広告戦略があることを学び、実際の作業に活かせるようにする。  「さまざまなコミュニケーションの手法」 60年代のアメリカにおける代表的な広告手法、日本における代表的な広告表現から様々なコミュニケーション戦略、その手法などを学ぶ。 
【理解度確認】 小テスト
15 依頼主に企画を納得させるという企画書の目的を認識し、仕様書、説明書との違いを理解出来るようにする。  「企画書とは何か?プレゼンテーションとは何か?」 「研究発表のプレゼン」と「企画提案のプレゼン」は目的が違う。「企画書」と「報告書」「説明書」「仕様書」とは目的が違う。 依頼主に「理解」だけではなく「納得」させる ことが目的。 
【理解度確認】