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シラバス

AIシステム科 2024年度入学生

科目名 データベースⅠ 作成日 2024/03/16
区分 必修 講義/実習
開催時期 1年次 前期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 1駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 60時間
総単位数 3単位
企業連携
授業の目的 データを扱うデータベースの基本概念を理解し、SQLを利用してデータの抽出が出来るようになることを目的とする。
到達目標 Oracleデータベースによるデータベース接続およびデータベースの利用が出来る。 SQLのデータ操作言語 (DML) の中でもSELECT文の主な文法が説明出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 60% 20%  % 20%  %  %  %  %
評価基準
①SQL *PlusおよびSQL Developerを使ったOracleデータベースへの接続および操作が出来ること。 ②SELECT文の射影、選択、並べ替えが出来ること。 ③SELECT文の各句の役割および正しい記述順番を説明出来ること。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 野沢 麗子
テキスト・参考文献 オリジナルテキスト
実務経験有無  
外注スタッフとしてデータベース構築、テーブル設計、SQLリライトを請け負った実務経験がある。その経験から取得した知識とスキルを活かして、本科目に対する職業実践的な教育を行う。 
関連科目 データベースⅡ、データマイニング、エッジコンピューティングⅠ・Ⅱ、クラウドコンピューティング、卒業研究  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 データベースとは何かを説明出来る。リレーショナル型のデータモデルの特徴が理解出来る。Oracleデータベースの基本操作が出来る。  身の回りのデータを例にデータとは何かを理解した上で、現在のデータベースの主流であるリレーショナル型データモデルの特徴、表、関連、行、列などを学習する。Oracleデータベースのインストールおよび基本操作を身に付ける。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
2 基本的なSELECT文の構成を理解出来る。  表に対する射影、選択、結合を理解した上で、SELECT文の基本的な構成を確認する。具体的には、SELECT句、FROM句が必須であること、その他の句はオプションであることを学習する。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
3 DISTINCT演算子、q演算子、文字列結合演算子などの利用が出来る。  基本的なSELECT文の文法について学習する。具体的には、DISTINCT演算子、q演算子、文字列結合演算子、列見出しの利用法などを学習する。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
4 WHERE句における論理演算子を利用した複合条件を用いることが出来る。  2つ以上の比較条件式を論理演算子で結び複合条件を作る方法について学習する。AND、OR、NOTなどのそれぞれの働きを学習し、また、論理演算子同士の優先順位についても確認する。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
5 WHERE句における、BETWEEN、IN、LIKEなどの特殊な比較演算子およびORDER BY句を使用したSQL文を記述出来る。  比較演算子の中でも、BETWEEN、IN、LIKEなどの特殊な演算子の使い方を学習する。また、ORDER BY句による行の並べ替えを学習する。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
6 単一行関数とは何かを説明出来る。単一行関数を使用したSQL文を記述出来る。  LOWER、UPPER、INITCAPなどの文字列操作関数をはじめ、データ型の変換関数、CASE式などを中心に単一行関数の使い方を確認する。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
7 グループ関数の特徴、種類、利用法が説明出来る。  SUM、AVG、MAX、MIN、COUNTなどのグループ関数の使い方を解説し、特にNULL値の扱い、DISTINCTキーワードとの組合せについて学習する。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
8 GROUP BY句、HAVING句と合わせたSQL文が記述出来る。  GROUP BY句、HAVING句の利用の仕方、HAVING句とWHERE句の違い、グループ関数と同時に使う際の注意点についてなどを確認する。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
9 基本的なSELECT文が記述出来る。  改めてSELECT句、FROM句、WHERE句などの働きを復習し、すべての句を組み合わせたSELECT文を記述する演習を行う。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
10 等価結合、自然結合を実現するSQL文が記述出来る。  結合演算の考え方および内部的な結合の仕組みを確認した上で、等価結合、自然結合(NATURAL JOIN、USING句)、ON句について学習し、それぞれの句の注意点を学習する。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
11 非等価結合、クロス結合を実現するSQL文が記述出来る。  ON句、USING句を利用した等価結合を復習する。また、非等価結合、クロス結合などの結合の種類を学習し、演習問題を交えて確実に理解する。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
12 外部結合、自己結合を実現するSQL文が記述出来る。  3つ以上の表の結合、選択条件の追加の方法について学習する。また、内部結合と外部結合の違いがわかり、必要に応じて外部結合を記述出来る。自己結合のポイントを学習する。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
13 副問合せとは何かがわかり、単一行副問合を中心に副問合せを使用したSQL文が記述出来る。  問合せがネストすることにより不定の条件を元に問合せを行う仕組みについて学習する。単一行副問合せを中心に演習問題を通じて理解する。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
14 複数行副問合せを使用したSQL文が記述出来る。  単一行副問合せと複数行副問合せの違いについて学習する。複数行副問合せには複数行演算子を使用することを確認した上で、複数行演算子の使用方法について学習する。複数列副問合せの例を確認する。 
【理解度確認】小テスト、練習問題
15 総合テストによって理解を確実なものにする。  これまでの学習内容の総合テストを実施する。 
【理解度確認】総合テスト