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シラバス

Webデザイン科 2024年度入学生

科目名 ユーザビリティ&アクセシビリティ 作成日 2024/03/13
区分 必修 講義/演習
開催時期 2年次 前期
講義・演習駒数/週 3駒
実習・実験駒数/週 2駒
合計駒数/週 5駒
総時間数 150時間
総単位数 8単位
企業連携
授業の目的 Web業界の仕事の進め方に沿ってチーム制作で学習し、Web制作におけるユーザビリティ、アクセシビリティ観点から既存サイトの問題点を洗い出し、改善提案を学習する、さらに、ユーザー中心設計に基づいたデザイン手法を使って課題解決を行い、サービスをクライアント企業に提案することを目的とする。
到達目標 ①ユーザビリティ、アクセシビリティ観点から既存サイトの問題点を洗い出し、改善提案ができる。 ②ユーザー中心設計に基づいたデザイン手法を使って、課題解決を行い、チームでサービス提案ができる。 ③アクセシビリティJIS8341-3を理解し、アクセシビリティの重要性を確認できる。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  %  % 70% 20% 10%  %
評価基準
①ユーザビリティ、アクセシビリティ観点から既存サイトの問題点を洗い出し、改善提案を行い、発表出来ること。 ②ユーザー中心設計に基づいたデザイン手法を使って、課題解決を行い、チームでサービス提案し、発表出来ること。 ③アクセシビリティJIS8341-3を理解し、アクセシビリティの重要性を確認出来ること。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 小山内 靖美
テキスト・参考文献 オリジナルテキスト、スライド
実務経験有無  
電気設備会社の社内システムのシステム設計・UIの設計・ペーパープロトタイプ制作と開発の実務経験がある。その経験から取得した知識とスキルを活かして、本科目のUIデザインに対する職業実践的な教育を行う。 
関連科目 進級制作、卒業制作  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 ①ユーザビリティについての概念とユーザビリティを高めるための技法、参考文献について確認することが出来る。 ②身の回りにあるインタフェースについて説明することが出来る。 ③ユーザビリティという観点で既存のWebサイトの問題点を見つけることが出来る。  ガイダンス(科目の目的、授業の流れ、評価方法) ユーザビリティについて、下記を学習する。 ①ユーザビリティについて(1. ユーザビリティとは 2. ISO9241-11 3. サイトのチェック 4. よいと感じるサイト 5. ユーザーはわがまま 6. ヤコブ・ニールセン 7. 関連書籍) ②インタフェースについて(1. インタフェースとは 2. 身の周りにあるユーザインタフェース 3. ダレが悪いの? 4. 誰のためのデザイン 5. ドナルド・A・ノーマンの行為の7段階理論 6. ユーザインタフェース:求められるスキル) ③認知的ウォークスルーについて(1.認知的ウォークスルー 2.認知的ウォークスルーで大切なこと 3.認知的ウォークスルーでテストする前に 4.認知的ウォークスルーの手順 5.認知的ウォークスルーの効果 6.認知的ウォークスルーをやってみよう) ④認知的ウォークスルーワークの練習 ⑤既存サイトで認知的ウォークスルーでテスト検証と発表する。 
【理解度確認】練習問題、演習
2 ①課題1の企業オリエンテーションを前に各チームで役割を決めることが出来る。 ②企業からいただいたテーマ(課題)を知ることが出来る。 ③チームでヒヤリングシートをまとめることが出来る。  企業課題に取り組み、企業オリエンテーション前に、下記を学習する。 ①チームでヒヤリングシートをまとめる。 ②企業様を迎えてオリエンテーションを行う。 
【理解度確認】ヒヤリングシート、オリエンテーションまとめシート
3 ①ユーザビリティの評価の方法の種類について確認することが出来る。 ②オリエンテーションの内容について、チームでまとめること出来る。 ③ユーザビリティを高める5つの手法について理解しサイトの改善をする際に参考にすることが出来る。 ④認知的ウォークスルーを使ってチームでサイトの問題点を洗い出すことが出来る。  ユーザビリティ評価方法を使ってサイトの問題点を洗い出すために、下記を学習する。 ①Webユーザビリティの評価について(1. Webユーザビリティの評価 2. Webユーザビリティのランキング調査 3. ユーザビリティの評価をする方法 4. ヒューリスティック評価 5. ユーザビリティテスト 6. 認知的ウォークスルー) ②オリエンテーション内容をチームでまとめる。 ③ユーザビリティを高める手法について(1. メンタルモデルを認識する。 2. フィードバック 3. メタファー 4. アフォーダンス 5. チャンク) ④既存サイトを認知的ウォークスルーを使って検証を行い、問題点をまとめる。 
【理解度確認】問題点と改善点まとめシート
4 ①サイトの問題点の改善案をチームで挙げることが出来る。 ②問題点と改善案をプレゼンテーションするためにスライドにまとめることが出来る。  問題点と改善案を挙げて、企業プレゼンテーションするために、下記を学習する。 ①認知的ウォークスルーを使って検証を行い、問題点をまとめ、改善案を考える。 ②具体的な改善案をあげて、プレゼンの資料を作成する。 
【理解度確認】プレゼン資料
5 ①各チームごとにプレゼンのリハーサルを行うことが出来る。 ②企業へサイトの問題点と改善案をプレゼンテーションを行い、企業から評価をいただくことが出来る。  企業プレゼンテーションを行い、下記を学習する。 ①発表リハーサルを行い、ブラッシュアップする。 ②企業に向けてプレゼンテーション 
【理解度確認】プレゼン資料、発表
6 ①チームオペレーションについてリフレクションを行い、次の課題に向けて準備することが出来る。 ②課題1の企業オリエンテーションを前に各チームで役割を決めることが出来る。 ③企業からいただいたテーマ(課題)を知ることが出来る。 ④チームでヒヤリングシートをまとめることが出来る。  企業課題に取り組み、企業オリエンテーション前に、下記を学習する。 ①チームオペレーションについて(1.チームオペレーションとは 2.チームで働く力 3.コミュニケーションの重要性 4.グループ制作を振り返る 5.チームワーク:個々の役割を果たす 6.もう一度チーム一丸となって) ②チームでヒヤリングシートをまとめる。 ③企業様を迎えてオリエンテーションを行う。 
【理解度確認】ポートフォリオ、ヒヤリングシート
7 ①調査について説明することが出来る。 ②次回のフィールドワーク調査に向けて、チームで計画を立てることが出来る。  調査方法について知り、フィールドワークに向けて、下記を学習する。 ①調査について1. 調査の種類(定量調査と定性調査) 2. 調査手法 2-1.文献調査 2-2.アンケート 2-3.インタビュー 2-4.オブザベーション 2-5.コンテキスチュアルインクアイアリー 2-6.参与観察 2-7.エスノグラフィックインタビュー) ②フィールドワーク調査の計画 
【理解度確認】フィールドワーク計画シート、ポートフォリオ
8 ①チームでフィールドワーク調査を行い、観察の記録を取ることが出来る。 ②観察、インタビューの記録をまとめることが出来る。 ③着眼点、共感マップを作成することが出来る。  フィールドワークを行い、詳細化に向けて、下記を学習する。 ①フィールドワーク ②フィールドワークまとめ ③解決すべき問題点を見つけるための着眼点を作成する。 ④ユーザーインタビューからの共感マップを作成する。 
【理解度確認】フィールドワークまとめシート、ポートフォリオ
9 ①インタビュー結果の分析から、「ペルソナ」としてまとめあげる手法について確認し、体験します。 ②コンセプトメイキングの理解を深め、チームでコンセプトを立てることが出来る。  コンセプト立案に向けて、下記を学習する。 ①ペルソナ法について(1.ペルソナ法とは 1-1.調査と評価について 1-2.人間中心デザイン 1-3.ペルソナ手法 1-4.企業のペルソナを使った事例 1-5.ペルソナの効果 1-6.ターゲットを絞って大丈夫なの? 2.ペルソナの作り方) ②ペルソナの作成 ③コンセプトメイキングについての講義(1.コンセプトメイキングについて 1.コンセプトとは 2.企画・発想力を高めるための手法 2-1.ブレインストーミング 2-2.KJ法 2-3.チェックリスト法 2-4.マインドマップ法る) ④着眼点の作成 
【理解度確認】ペルソナ、着眼点の作成シート、ポートフォリオ
10 ①チームごとにペルソナ、コンセプト、シナリオを立てて、プレゼン資料を作ることが出来る。   アイデアの創出に向けて、下記を学習する。 ①ペルソナ作成。 ②問と解を考えて、解を絞る。 ③シナリオ作成。 
【理解度確認】ペルソナシート、コンセプトシート、シナリオシート、ポートフォリオ
11 ①プロトタイプの目的や用途、作り方を説明することが出来る。 ②プロトタイプを制作出来る。 ③プロトタイプを使ってテスト検証出来る。  プロトタイプ作成に向けて、下記を学習する。 ②ペーパープロトタイプついて(1. プロトタイプとは 2.ペーパープロトタイプの目的 3.ペーパープロトタイプの用途 4.ペーパープロトタイプの作り方 5ペーパープロトタイプを使ったユーザ検証の仕方 6.ペーパプロタイプの面白グッズの紹介) ③ペーパープロトタイプの制作 ④プロトタイプでのテスト検証 
【理解度確認】ワイヤー、プロトタイプ、ポートフォリオ
12 ①企業プレゼンの前に、サービスの提案を資料にまとめることが出来る。 ②Webアクセシビリテについて知ることができ、アクセシビリティの重要性について確認することが出来る。 ③自治体サイトを見ながら、高齢者・視覚障害者の現状を知ることが出来る。  企業プレゼンテーションするために、下記を学習する。 ①サービス提案資料をまとめて、スライドを作成する。 ---- Webアクセシビリティを知るために、下記を学習する。 ①Webアクセシビリティについて(1.Webアクセシビリティとは 2.ユーザビリティ&アクセシビリティの違い 3.アクセシビリティが注目されるようになった理由 4.高齢者・障害者に伝わらない情報 5.アクセシビリティ確保の重要性) ②アクセシビリティについて(1.デジタルデバイド知っていますか? 2.自治体サイトの確認 3.視覚障害者の方のメール 4.主な技術支援 5.企業・団体のアクセシビリティガイドライン) 
【理解度確認】プロトタイプ、プレゼン資料、ポートフォリオ
13 ①プロトタイプをブラッシュアップすることが出来る。 ②企業プレゼンの前に、サービスの提案を資料にまとめることが出来る。 ③WebアクセシビリティJIS8341-3の重要性について確認することが出来る。  企業プレゼンテーションするために、下記を学習する。 ①サービス提案資料をまとめて、スライドを作成する。 ----- Webアクセシビリティを知るために、下記を学習する。 ①アクセシビリティについて(1.WebコンテンツJIS規格について 2.そもそもJISってなんだ? 3.JIS X8341-3について 4.アクセシビリティの達成基準(A,AA,AAAについて)  ②JIS X8341-3 知覚可能に関する原則 
【理解度確認】プロトタイプ、プレゼン資料、ポートフォリオ
14 ①各チームごとにプレゼンのリハーサルを行うことが出来る。 ②WebアクセシビリティJIS8341-3の重要性について確認することが出来る。  企業プレゼンテーションを前に、下記を学習する。 ①発表リハーサルを行い、ブラッシュアップする。 ----- Webアクセシビリティを知るために、下記を学習する。 ①JIS X8341-3 操作可能に関する原則 JIS X8341-3 理解可能に関する原則 JIS X8341-3 頑健性に関する原則) 
【理解度確認】プロトタイプ、プレゼン資料、ポートフォリオ
15 ①企業へサービス提案のプレゼンテーションを行い、企業から評価をいただくことが出来る。  企業プレゼンテーションを行い、下記を学習する。 ①企業に向けてプレゼンテーション 
【理解度確認】プロトタイプ、プレゼン資料、発表、ポートフォリオ