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シラバス

グラフィックデザイン科 2024年度入学生

科目名 基礎デザイン演習 作成日 2024/03/06
区分 必修 講義/演習
開催時期 1年次 前期
講義・演習駒数/週 2駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 60時間
総単位数 4単位
企業連携
授業の目的 デザインの作品制作をしていく上での文法とも言うべきデザインの基本的な要素と構成について学ぶ。特に点・線・面の3つ構成エレメントの基本を理解し、平面構成、立体構成について演習を交えて学習する。形態そものもの理解を深め、形態と心理、数理的なデザインと構成、平面と立体の関係性に関する基礎スキルを獲得する。
到達目標 この授業では1年後期、2年次の専門科目につながる基礎課程として、デザインの基礎と位置づけられる平面構成、立体構成、テクスチャーについて講義・演習・作品制作の3段階を経ることにより体系的・体験的に学ぶ。制作した課題群を統合して学習ポートフォリオを完成させる。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  %  % 70% 30%  %  %
評価基準
①作品の提出締め切り厳守と作品のクオリティを評価。 ②授業に取り組む姿勢も評価する。 ③完成した課題を写真を撮影し、GoogleClassroomに提出すると同時に、作品自体も提出する。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 井上 順子
テキスト・参考文献 オリジナル教材
実務経験有無  
企業を対象としたデザイン思考ワークショップを担当 デザイン思考 上級ファシリテーター 
関連科目 色彩検定講座、デザイン概論、レイアウト概論  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 ガイダンスを通じて授業の学習内容と制作課題を概観し、到達目標を設定出来る。 デザイン制作における観察の重要性を学び、観察をテーマとした課題が作成出来る。  ガイダンス。 観察とデザインをテーマとした演習課題。 
【理解度確認】課題提出。
2 点・線・面の諸要素について理解し、様々なヴァリエーションを描けるようになる。 さらに、点・線・面の諸要素を用いた切手の構図を3種制作出来る。  【課題1】 点・線・面の様々なヴァリエーションを描くトレーニング課題。 トレーニング課題から発展させた切手のデザインのための構図を制作。 
【理解度確認】課題提出。
3 デザインとかたちについて理解し、1つのモチーフに対して幾何学的形態と有機的形態で描き分けることが出来る。  【課題2】 名画を1作品選び、「幾何学的形態と有機的形態」「色彩」の要素から分析し、再構成する。  
【理解度確認】課題提出。
4 デザインとかたちについて理解し、1つのモチーフに対して幾何学的形態と有機的形態で描き分けることが出来る。  【課題2】 名画を1作品選び、「幾何学的形態と有機的形態」「色彩」の要素から分析し、再構成する。 
【理解度確認】課題提出。
5 ドリッピング、スパッタリング、マーブリングなど9つのテクスチャを作成出来る。  【課題3】 9つのテクスチャを作成するトレーニング課題。 
【理解度確認】課題提出。
6 数理的なプロポーションで構成された画面分割が出来るようになる。  【課題4】 配置と分割をテーマに、黄金比や数列などの規定された分割ルールで、画面を分割し構成するトレーニング課題。  
【理解度確認】課題提出。
7 数理的なプロポーションで構成された画面分割が出来るようになる。  【課題4】 配置と分割をテーマに、黄金比や数列などの規定された分割ルールで、画面を分割し構成するトレーニング課題。 
【理解度確認】課題提出。
8 デザイン原則(バランス、コントラスト、ムーブメント、リズム等)に則し、抽象的形態による画面構成を完成させる。  【課題5】 デザイン原則に則し、「調和と対比」が生まれるように画面構成を制作するトレーニング課題。  
【理解度確認】課題提出。
9 デザイン原則(バランス、コントラスト、ムーブメント、リズム等)に則し、抽象的形態による画面構成を完成させる。  【課題5】 デザイン原則に則し、「調和と対比」が生まれるように画面構成を制作するトレーニング課題。 
【理解度確認】課題提出。
10 かたちと心理について理解し、錯視・虚像を感じさせるロゴのデザインを完成させる。   【課題6】 錯視・虚像をテーマとしたトレーニング課題。 
【理解度確認】アイデア確認。
11 かたちの心理について理解し、パースペクティブの描き方を学ぶ。 透視図法(一点透視図法、二点透視図法、三点透視図法)を描けるようになる。 パンフレットやカード等で多用する「折り」の構造について理解し、様々な折り方と折による立体的な構成課題を制作できる。  【課題7】 2点透視図法、3点透視図法に基づいた作図のトレーニング課題。 
【理解度確認】課題提出。
12 折る、切る、曲げるなどの様々な紙の技法を練習し、バウハウス模型を完成させることが出来る。  【課題8】 紙と折り。折り構造を生かした紙立体のエクササイズ課題。 
【理解度確認】課題提出。
13 トレーニング課題を発展させ、折り構造による立体的なパンフレットの制作が出来る。  【課題9】 トレーニング課題を発展させて、折り構造をテーマにしたトレーニング課題。 
【理解度確認】課題提出。
14 平面的なケント紙に、折りや曲げを加え、接着剤で固定しなくても自立する紙立体が制作出来る。  【課題10】 紙立体。3枚のカードによる彫刻作品を制作する課題。 
【理解度確認】課題提出。
15 紙を用いた半立体課題が制作出来る。穴の開いたかたちをテーマに、紙に幾何学的カットを加えた透ける構造のレリーフが制作出来る。  【課題11】 紙のレリーフ課題。穴のあいたかたちをテーマにしたトレーニング課題。  
【理解度確認】ポートフォリオの提出。