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シラバス

高度情報処理科 2023年度入学生

科目名 ORACLE DatabaseⅠ 作成日 2023/03/30
区分 必修 講義/実習
開催時期 1年次 後期
講義・演習駒数/週 3駒
実習・実験駒数/週 2駒
合計駒数/週 5駒
総時間数 150時間
総単位数 8単位
企業連携
授業の目的 ORACLE MASTER Bronze DBAの取得を目指す。
到達目標 Bronze の試験科目である「DBABronze」を中心に、データベースの管理・運用について講義と実習を通して学習する。 データベース管理者に必要なSQLについて講義と実習を通して学習する。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 50% 20%  % 20%  %  %  % 10%
評価基準
Bronze DBAとSQLの範囲に関する知識を説明出来ること。すべての必須課題をクリア出来ること。 ・応用課題の提出状況を④課題の加点対象とする。・加えて、授業態度・出席状況も評価対象とする。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 出合 章彦、糠盛 創、朝見 昭司
テキスト・参考文献 Bronze [12c SQL基礎]完全詳解+精選問題集(SoftBankCreative) Bronze [Bronze DBA12c]完全詳解+精選問題集(SoftBankCreative) ORACLE DatabaseⅠ演習帳
実務経験有無  
プログラマ及びシステムエンジニアとして、業務システムの構築に従事した実務経験がある。その経験から取得した知識とスキルを活かして、本科目に対する職業実践的な教育を行う。  
関連科目 データベース、ORACLE DatabaseⅡ  履修前提 なし 

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 リレーショナルデータベースとはどんなものか説明出来る。 SQL*Plusを使用して、コマンドやSQL文を実行出来る。 もっとも基本的なデータの検索が出来る。   リレーショナルデータベース(RDB)の成り立ちや、SQLとは何かについて SQL*Plusの使用方法について SELECT文を使用して全列または特定の列の検索方法について 重複したデータを除くための検索方法について  
【理解度確認】実習課題、小テスト
2 特定の行を検索することが出来る。 行の並べ替え(昇順または降順)が出来る。 数値関数と文字関数を使うことが出来る。 日付データの演算や日付関数を使うことが出来る。  必要なデータを取り出すための条件付けを行う方法について 検索結果を希望する順に行を並べ替えて表示する方法について 数値データ、文字データ、日付データのデータ型について 単一行関数の中の数値関数、文字関数、日付関数について 
【理解度確認】実習課題、小テスト
3 変換関数を使うことが出来る。 汎用関数・条件式を使うことが出来る。 グループ関数を使うことが出来る。   データ型の変換について 単一行関数の中の汎用関数・条件式について 行のまとまりごとの情報を算出するグループ関数について 
【理解度確認】実習課題、小テスト
4 SQL:1999に準拠した結合が出来る。 Oracle独自の結合が出来る。  複数の表の情報を合わせて検索する結合の中で、SQL:1999に準拠したものについて (自然結合・非等価結合・外部結合・自己結合・クロス結合) 複数の表の情報を合わせて検索する結合の中で、Oracle独自のものについて (等価結合・非等価結合・外部結合・自己結合・直積) 
【理解度確認】実習課題、小テスト
5 目的にあわせて、副問合せを使うことが出来る   表自身のデータによって変化する条件を使用して、表から行を選択する場合に使用する副問合せについて 単一行副問合せ、複数行副問合せ、相関副問合せについて  
【理解度確認】実習課題、小テスト
6 集合演算子を使うことが出来る。 データの操作(追加・更新・削除)が出来る。   2つ以上の問合せ結果を1つの結果に結合する集合演算子について INSERT文による行の追加、UPDATE文による単一行または複数行の更新、DELETE文による単一行または複数行の削除について  
【理解度確認】実習課題、小テスト
7 トランザクションの制御が出来る。 表の作成と管理が出来る。   トランザクションとその制御方法について 読み取りの一貫性とロックについて データベースオブジェクトとスキーマについて 表の作成(DEFAULTオプション、データ型、制約)や削除について  
【理解度確認】実習課題、小テスト
8 表以外のスキーマオブジェクトの作成と管理が出来る。   表以外のスキーマオブジェクトであるビュー、順序、索引、シノニムの作成、削除、使用方法について 
【理解度確認】実習課題、小テスト
9 データベース管理者のツールとタスクが説明出来る。 OracleソフトウェアのインストールとDBの作成が出来る。 オラクルインスタンスの概要を説明出来る。 EM Express と SQL*Plus 、SQL Developerの基本操作が出来る。  データベース管理者のツールとタスクについて。 OUIを用いたOracleソフトウェアのインストールとDBCAを用いたDBの作成について。 オラクルインスタンスを構成するSGA、バックグラウンドプロセスと、サーバプロセス、リスナープロセス、ユーザプロセスの関連、EM Express 、SQL*Plus、SQL Developer の基本操作について。 
【理解度確認】実習課題、小テスト
10 Oracle物理データベース構造の説明が出来る。 Oracle ネットワーク構成およびリスナーの説明および管理が出来る。   Oracleデータベースを構成するデータファイル、制御ファイル、REDOログファイルとデータファイルについて。 Oracleネットワーク構成の概要およびリスナーの構成と管理について。 
【理解度確認】実習課題、小テスト
11 Oracle Net のネーミングメソッドが説明出来る。 ローカルネーミングの構成が出来る。 データベースの起動および停止をコマンドで出来る。   Oracle Net のネーミングメソッド、特にローカルネーミングについて。 リスナーの起動からOracleデータベースの起動までの一連の操作および、ノーマウント、マウント、オープンといった各状態について。 また、コマンドによるOracleデータベースの停止とモードについて。  
【理解度確認】実習課題、小テスト
12 データベース記憶域構造の説明および管理が出来る。 REDOとUNDOの違い、主な目的を説明出来る。   表領域、セグメント、エクステント、データブロックなどのオラクルデータベースの論理構造について。 表領域の管理とセグメントアドバイザについて。 REDOデータによるデータベースの障害からの回復の仕組みについて。 UNDOデータの目的、UNDO保存期間、UNDOデータの管理について。  
【理解度確認】実習課題、小テスト
13 オラクルを管理する各種ツールの機能および環境変数について説明出来る。 データベースの監視とアドバイザの使用が出来る。 Oracleデータベースソフトウェアの管理が出来る。   オラクルソフトウェアの種類とその機能について。また、Oracle_HOME、Oracle_BASE、Oracle_SIDなどの環境変数について。 データベースの監視(ワークロードの監視、パフォーマンスの監視、アラートの使用)および各種アドバイザについて。 データベースのアップグレードについて。  
【理解度確認】実習課題、小テスト
14 バックアップの種類がわかり、コマンドによるバックアップを取得出来る。 バックアップレコードの管理が出来る。 リカバリの方法が説明出来、フラッシュバックテクノロジーを利用した表レベル、データベースレベルのリカバリが出来る。  一貫性バックアップ、非一貫性バックアップ、イメージファイル、バックアップセットなどのバックアップの種類について。 RMANコマンドによるバックアップの取得と、バックアップレコードの管理について。 RMANコマンドによるリカバリの方法について。 フラッシュバックドロップ、フラッシュバックテーブル、フラッシュバックデータベースについて。  
【理解度確認】実習課題、小テスト
15 ユーザーアカウントの説明および管理が出来る。 権限およびロールの説明および管理が出来る。 スキーマオブジェクトとは何かがわかり、SQLを利用した表の作成が出来る。 SQL *Loaderを利用した表へのデータのロードが出来る。 表以外のスキーマオブジェクトがわかり管理が出来る。   ユーザが持つ属性、ユーザアカウントの作成と管理について。 権限(システム権限、オブジェクト権限)およびロール(権限をグループ化したもの)の管理について。 スキーマ、スキーマオブジェクト、CREATE TABLE文、制約の種類とつけ方について。 SQL *Loaderを利用したデータのロードについて。 ビュー、索引、シノニム、順序、ストアドプログラム、データベースリンクについて。 
【理解度確認】実習課題、小テスト