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シラバス

電子応用工学科 2023年度入学生

科目名 組込みデータベース設計 作成日 2023/03/17
区分 必修 講義/実習
開催時期 2年次 後期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 1駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 60時間
総単位数 3単位
企業連携
授業の目的 ワンボートPC Raspberry Pi上でMariaDBを使い、データベースの構築や操作の基本とそれに必要なSQL文の扱い方、そして効率的に大量のデータを管理する手法について学習する。
到達目標 SQL文を用いたデータベースの構築や操作と、効率的にデータを管理するデータベースの設計が出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 70%  %  % 30%  %  %  %  %
評価基準
・保存するデータに合わせて適切なカラムを持つテーブルの設計と生成が出来ること ・設計したテーブルに合わせて適切にレコードの新規挿入や更新などが出来ること ・SELECT文で条件などを指定してレコードの取得が出来ること
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 津畑 寿行
テキスト・参考文献 プリント
実務経験有無  
プログラマとしてデータベースを用いたIoTシステム開発に従事した実務経験がある。その経験で得た知識とスキルを活かして、本科目に対する職業実践的な教育を行う。 
関連科目 C言語プログラミング基礎および演習、組込みマイコン設計、IoT技術、人工知能技術  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 SQL文を用いてデータベースやテーブルの新規作成と、レコードの挿入や、記録したレコードの取得を行うことが出来る。  【データベースの構築I】 RDBMSやSQLについて解説し、データベースの基本的な機能や使い方を学習する。今回はSQL文を用いて、データベースやテーブルの新規作成やレコード新規挿入や取得などの操作を行う。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
2 SQL文を用いてレコードの更新や削除、テーブルやデータベースの削除を行うことが出来る。  【データベースの構築II】 前回に引き続きデータベースの基本的な操作について学習する。今回はレコードの更新や削除、テーブルやデータベースの削除など操作を行う。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
3 選択や射影を用いて、データベースから目的のデータを取得出来る。  【射影・選択】 SELECT文に様々な条件を追加し目的のレコードを取得する選択や、指定したカラムのデータを取得する射影について学習する。また条件の記述に必要なANDやORや、LIKEやBETWEENなども学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
4 集約関数を利用したSQL文の記述・実行をして、データ処理を行うことが出来る。  【集約関数】 SQL文で利用可能な組み込み関数について解説する。ここでは集約関数について学習し、複数のレコードから数値の合計や最大値などを取得する方法について学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
5 算術関数や文字列関数を利用したSQL文で、データ処理を行うことが出来る。  【単一行関数I】 レコード1つ1つに対して、処理を行う単一行関数について解説する。今回は単一行関数の基本的な扱い方と、算術関数や文字列関数について学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
6 時間関数を利用したSQL文で、データ処理を行うことが出来る。  【単一行関数II】 まだ扱っていない単一行関数を、前回に引き続き解説する。今回は時間関数などについて学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
7 SQL上で演算処理や、条件分岐処理を行うことが出来る。  【いろいろな処理】 取得するレコードの件数を指定するLIMITや、SQL文による演算処理とCASE式による条件分岐処理について学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
8 SELECT文でカラムや順序を指定したレコードの取得が出来る。  【並べ替えと集約】 SELECT文の更なる使い方として、ソートを行うORDER BY、グループ化を行うGROUP BYの使い方について学習する。またGROUP BYと集約関数を併用する処理についても学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
9 SQLで2つのテーブルを用いた和集合や、差集合、積集合などの集合演算を行うことが出来る。  【集合】 2つのテーブルを用いて、比較的扱いやすいUNIONによる和集合以外にも、差集合、積集合などの集合演算をSQLで実行する方法について学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
10 INNER JOINによる内部結合やLEFT OUTER JOINによる外部左結合が出来る。  【結合】 リレーショナルデータベースの特徴である結合について解説する。ここでは2つのテーブルを用いて、INNER JOINによる内部結合や、LEFT OUTER JOINによる左外部結合を中心について学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
11 SELECT文を入れ子にしたサブクエリの記述と実行や、その処理が必要な状況を説明することが出来る。  【サブクエリI】 SQL文中でSELECT文を入れ子にして実行するサブクエリについて学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
12 相関サブクエリの記述と、その処理が必要となる状況について説明出来る。また併せてINSERT文、UPDATE文、DELETE文内にサブクエリを記述して実行することが出来る。  【サブクエリII】 相関サブクエリや、INSERT文、UPDATE文、DELETE文でサブクエリを活用する方法について学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
13 カラムへ主キー制約など各制約を設定を行うことが出来る。  【制約】 カラムの型や制約の設定方法と、有効な活用例について学習する。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
14 作成したテーブルのカラム構造を変更することが出来る。  【テーブルの修正】 作成したテーブルの構造を変更する方法について学習する。ここでは主にテーブル名の変更や、カラムの追加方法と、既存のカラムの名前や型・制約を変更する方法などを学ぶ。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。
15 ここまでの内容を理解し、SQL文でデータベースの構築と操作を確実に行うことが出来る。  【まとめ】 本講義のまとめを行い、課題を完成させる。 
【理解度確認】学習内容に関する演習を行い、その結果を以て判定する。