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シラバス

ネットワークセキュリティ科 2023年度入学生

科目名 TCP/IP 作成日 2023/03/16
区分 必修 講義
開催時期 1年次 前期
講義・演習駒数/週 2駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 60時間
総単位数 4単位
企業連携
授業の目的 OSI参照モデルとTCP/IPプロトコルを学習する。 IPv4アドレスを学習し、条件に基づいた計算を行う。 TCP/IP及び関連プロトコルについて学習する。
到達目標 OSI参照モデルの概要を説明できる。 TCP/IPプロトコルを説明できる。 IPv4アドレス設計ができる。 TCP/IP及びその関連プロトコルを現場で正しく活用できる。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 50%  %  % 50%  %  %  %  %
評価基準
1.OSI参照モデルに関する基本的な設問に正しく答えられること。 2.TCP/IPでの各プロトコルの位置づけと機能を説明できること。 3.簡単なIPv4アドレスの設計が出来ること。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 色川 雄樹
テキスト・参考文献 マスタリングTCP/IP 入門編(オーム社)
実務経験有無  
企業や教育機関における基幹サーバー、基幹ネットワーク及びクライアント環境の企画、構築、保守業務に従事し、それらの実務経験に基づき実践的な教育を行う。  
関連科目 ITリテラシー、CCNA1、ログ解析及び他の全科目  履修前提 特になし。 

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 ・インターネット誕生の必然性、標準化とその目的が説明できる。 ・OSI参照モデルについて理解し、説明できる。 ・現代におけるネットワークの概要について理解できる。  ・インターネットの誕生経緯と発展について ・OSI参照モデル、TCP/IP ・OSI参照モデルの各レイヤの役割 
【理解度確認】課題提出
2 ・TCP/IPの概要を説明できる。 ・OSI参照モデルにおける物理層について理解し、説明できる。  ・OSI参照モデル、TCP/IP ・物理層における技術的概要、機器種別 ・物理層における無線LANネットワーク 
【理解度確認】課題提出
3 ・データリンク層の技術を説明できる。 ・イーサネットヘッダの解析ができる。  ・データリンク層で利用される主要なデータリンクの概要について学習する。 ・イーサネットにおける、MACアドレス、VLANの技術的な概要について学習する。  
【理解度確認】課題提出
4 ・データリンク層の技術を理解し、説明できる。 ・ARPプロトコルについて理解し、説明できる。  ・L2TPやARP、PPP等、レイヤ2における各種技術の概要について学ぶ。 ・上位層であるIPアドレスとMACアドレスとの関連性について学ぶ。 
【理解度確認】課題提出
5 無線LANの技術的概要について理解できる。  ・Wi-Fi規格について ・無線LANの周波帯域について ・無線LANにおける認証技術  
【理解度確認】課題提出
6 ・IPv4のフォーマットについて理解し、説明できる。 ・アドレス設計に必要なサブネット、サブネットマスク、可変長サブネットについて正しく理解できる。  ・ネットワークを細分化するサブネットの取り扱いについて学習する。 ・ネットワーク設定を知るためのipconfigの使い方を知る。ipconfigの表示内容を確認する。 ・サブネットの分割について学習する。 
【理解度確認】課題提出
7 ・サブネット、サブネットマスク、可変長サブネットについて理解し、活用できる。 ・IPアドレスのルーティングについて理解できる。 ・IPアドレスの運用について理解できる。  ・細分化されたネットワークをさらに自由なサイズに細分化する方法を学習する。 ・ルーティングテーブル ・IPアドレスの取得手法、活用(固定、DHCP)  
【理解度確認】課題提出
8 ICMPについて理解し、説明できる。 pingユーティリティの仕組みを理解し、説明できる。  ・IPを補完するプロトコルであるICMPについて学習する。 ・ICMPについてパケットキャプチャ結果から考察する。 ・代表的なネットワークコマンドであるpingの使い方を知る。pingの表示内容を確認する。 
【理解度確認】課題提出
9 ・tracertの仕組みを説明できる。 ・トランスポート層について理解できる。  ・経路情報を表示するtracertの使い方を知る。tracertの表示内容を確認する。 ・TCP、UDP、QUICプロトコル(4層のプロトコル各種)について学習する。 
【理解度確認】課題提出
10 DNSの仕組みと必要性について正しく理解し、説明できる。  ・DNSプロトコルの概要、仕様 ・内部、外部ホストの名前解決 ・DNSに対する攻撃とそれに対するセキュアなDNSプロトコルについて 
【理解度確認】課題提出
11 ・各種ルーティングプロトコルの説明ができる。 ・HTTPヘッダーについて説明できる。 ・SSL/TLSプロトコルの概要について理解できる。  ・ルーティングとは何か、ルーティングおよびルーティングプロトコルにはどのような種類があるのかについて学習したのちに、代表的なプロトコルのひとつであるRIP について、具体的に学習する。  ・HTTPプロトコルの理解を深めるため、ヘッダ情報を読み取る。 ・SSL/TLSプロトコルについての概要  
【理解度確認】課題提出
12 ネットワークやサーバのの運用管理プロトコルの概要を理解できる。  ・telnet、SSH、syslog、FTP、TFTP、NTP、SNMP等のサーバー管理において必要となるプロトコル ・これまで学習した内容に加え、管理プロトコルを用いたネットワーク運用手法 
【理解度確認】課題提出
13 ネットワークやサーバの運用管理プロトコルについて、説明や具体的な活用ができる。  ・telnet、SSH、syslog、FTP、TFTP、NTP、SNMP等のサーバー管理において必要となるプロトコル ・これまで学習した内容に加え、管理プロトコルを用いたネットワーク運用手法 
【理解度確認】課題提出
14 ビジネス現場のネットワークやサーバーの運用について理解できる。  実際の法人におけるサーバ及びネットワークの構成 
【理解度確認】課題提出
15 期末テスト  理解度確認のための期末テストを実施する。 
【理解度確認】期末テスト