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シラバス

コンピュータグラフィックス研究科 2023年度入学生

科目名 フォトグラフィーⅠ 作成日 2023/04/03
区分 必修 演習
開催時期 1年次 前期
講義・演習駒数/週 2駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 60時間
総単位数 4単位
企業連携
授業の目的 写真を手段として、構図、色などの造形要素への理解を深める。また、写真というメディウムを通して、2D、3D相互の空間への認識を深める。
到達目標 デジタルカメラを使って、露出、シャッタースピードなどカメラの機能を組み合わせて、自分のイメージに即した写真を撮ることが出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  % 10% 80%  %  %  % 10%
評価基準
デジタルカメラの扱いが出来るか。 課題に即した写真制作が出来るか。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 野村 浩、菊地 聡
テキスト・参考文献 オリジナルテキスト 参考『EOS Kiss X7 完全ガイド』 
実務経験有無  
野村 浩 現代美術での写真を扱った作品制作を行っている。その経験を生かした造形分野および写真関連の実践的な教育を行う。 
関連科目    履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 カメラの原理が理解出来る。 この先、扱うカメラの取り扱いでの注意事項を理解し、各自扱うことが出来る。  写真の原理 カメラの扱い方 カメラの原理を簡単なしくみのカメラオブスクラをつくる 実際のカメラを扱う 
【理解度確認】チームごとで取り扱い 各々が他人の扱いを通じ確認しあう
2 視界全体にピントを合わせた写真を撮ることが出来る。 空中浮遊の写真を撮る。  静物写真 シャッタースピード 絞りの機構を操作 シャッタースピードと絞りを変えて写真を撮る 
【理解度確認】写真を提出してもらい講評
3 ボケを生かした写真を撮ることが出来る。 広角、望遠それぞれの特製を使った写真撮影が出来る。  静物写真 レンズの開放値をつかう。 広角望遠レンズの画角の違い 
【理解度確認】写真を提出してもらい講評
4 ポートレイト写真の歴史の説明 ライテイングを変化させて陰影の違い、絞りの違いなどによって印象が変わることを確認出来る。  友達ポートレイト撮影 上半身 全身 光の扱い ポーズ 
【理解度確認】写真を提出してもらい講評
5 人物の表情を意識して写真が撮る事が出来る。 光の当て方による人物写真を演出出来る。  友達ポートレイト撮影 色 光 影 を意識した写真撮影 光源 ホワイトバランス 露出補正 
【理解度確認】写真を提出してもらい講評
6 模造紙とライテイング、フィルターなどを使い色 光 影を意識した写真を撮ることが出来る。  色 光 影 を意識した写真撮影 参考作品をもとに表現の幅をひろげる 
【理解度確認】写真を提出してもらい講評
7 自分で決めたテーマ色に沿った撮影が出来る。  色に関するテーマ決めて撮影 構図 学校周辺を撮影場所とした風景撮影 日の丸構図 水平垂直 対角線構図 放射線構図など複数の構図によって風景をきりとる 
【理解度確認】写真を提出してもらい講評
8 ストリートビューをキャプチャーしてポートレイト撮影のときの全身像を配置して合成写真をつくることが出来る。  写真合成・ファウンドフォト フォウンドフォトの説明 
【理解度確認】提出画像により判断
9 合成写真を違和感なく仕上げる事が出来る。  フォトショップで加工した写真を色調整しモノクロ変換。そしてプリント出力 カラー、モノクロの違い 
【理解度確認】提出写真をベースに具体的に写真家、美術家の作例も示しつつ、講評
10 パネルや画用紙を切り抜き、写真撮影のモチーフ、あるいはモデルを作成することが出来る。  グループで等身大パネルを作成して現実空間において撮影 遠近。写真においてのリアルサイズ 
【理解度確認】提出写真をベースに具体的に写真家、美術家の作例も示しつつ、講評
11 カメラに2次元の要素を複写し日常と非日常との理解、写真の表面ではすべて『等価』であるということに気づくことが出来る。  日常と非日常 15cmぐらいの人物パネルあるいはキャラクターの切り抜きを使い撮影 
【理解度確認】提出写真をベースに具体的に写真家、美術家の作例も示しつつ、講評
12 カメラの扱い(絞り、シャッタースピードなど)がそれぞれのシーンにおいて、適切にセレクトし写真におとし込む事が出来る。  上野動物園 国立科学博物館 撮影 テーマを決めて撮影(テーマを探して撮影) (時期、場所については、変更あり) 
【理解度確認】写真を提出してもらい講評
13 テーマの内容にそくして、写真をならべ仕上げを意識してZINEを作成することが出来る。  ZINE作成 動物園をテーマにした写真をイラストレーターを使い並べて、簡単な写真集の作成をする 
【理解度確認】写真を提出してもらい講評
14 サイアノタイプの塗布、密着焼きのためのネガを作成することが出来る。  日光写真 サイアノタイプ サイアノタイプを使い再度写真の原理にふれる 作品展示 
【理解度確認】授業内で実際作業させ確認
15 日光あるいは、紫外線露光器を使い焼き付けることが出来る。  日光写真 サイアノタイプ 光りの画としての写真、物質としての写真を考える 
【理解度確認】写真を提出してもらい講評