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シラバス

グラフィックデザイン科 2023年度入学生

科目名 エディトリアルデザインA 作成日 2024/04/09
区分 必修 実習
開催時期 1年次 後期
講義・演習駒数/週 0駒
実習・実験駒数/週 1駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 1単位
企業連携
授業の目的 エディトリアルデザインの基本的な原則とAdobe InDesignの操作スキルを習得し、雑誌、カタログ、ポートフォリオなどのデザインをオリジナリティを活かして作成出来るようになる。
到達目標 1)Adobe InDesignの基本ツールおよびインターフェースを理解し、ドキュメントの作成、ページ設定、親ページの活用などの基本操作をスムーズに行えるようになる。 2)カタログや雑誌などのエディトリアルデザインの基本的な原則と特性を把握し、それを基にした基本的なデザインを行う能力を習得する。 3)適切な行間、字間、文字サイズ、行の長さなど、文字組みの基本的なディテールに注意を払い、読みやすさを確保したテキストデザインを実現する能力を身につける。 4)エディトリアルデザインおよび組版に関する基本的な用語やルールを習得し、プロフェッショナルな活用が可能となる。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 30%  %  % 50%  %  %  % 20%
評価基準
1)課題の期限厳守と、提出された作品のデザインクオリティを授業態度も含めて評価します。 2)テストの結果や成果物などにより、知識の正確性や応用能力を評価します。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 佐藤 輝幸
テキスト・参考文献 オリジナル教材 「世界一わかりやすい InDesign 操作とデザインの教科書」(ベクトルハウス著)
実務経験有無  
佐藤 輝幸 グラフィックデザイナーとして、10年以上の経験を持ち、カタログ、広告全般を主に手掛け、ディレクター経験も豊富。 
関連科目 レイアウト概論  エディトリアルデザインB  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 エディトリアルデザインの基本的な概念や役割を理解する。 Adobe InDesignのインターフェースの主要な要素や操作方法について基本的な理解を持つ。 Adobe InDesignで使用されるファイルフォーマットを理解し、プロジェクトの保存と共有が出来るようになる。  授業内容、評価基準のガイダンス。 エディトリアル作品の実例紹介。 Adobe InDesignの特性と用途、インターフェースの概要紹介。 Adobe InDesignで使用される拡張子の説明。 Adobe InDesignの基本操作のデモンストレーション。 
【理解度確認】小テストによる確認
2 形や図形の作成方法を理解し、InDesign内でのオブジェクト操作の基礎を習得する。  矩形と図形の作成方法の解説と実践 オブジェクトの移動、サイズ変更、回転など基本的な操作方法 オブジェクトの配置と整列 スウォッチによるカラー管理 【演習1】パズルゲームのイメージ図を作る。 
【理解度確認】データ提出による確認
3 線の設定や矢印の機能、文字フレームや画像フレームの操作方法を理解し、これらを実践的に活用出来るようになる。  線の設定と矢印の機能の解説と実践 テキストフレームの作成と配置、設定方法 画像フレームの作成と配置、設定方法 【演習2】人物相関図を作る。 
【理解度確認】データ提出による確認
4 ページの管理と親ページの概念を理解し、フォーマットを作ってプロジェクト全体の一貫性を確保する方法を習得する。  ページの作成、削除、移動などの基本操作 ノンブルの設定と親ページの利用方法の解説 
【理解度確認】小テストによる確認
5 2〜4回目の授業で学んだ基本操作を活かし、Adobe InDesignを使った頁物の作品データを完結出来るようになる。 文字の読みやすさと視覚的な効果を考慮したデザイン手法を習得する。  文字設定、テキストフレームの編集方法 各要素の特性に合わせたジャンプ率の操作 【演習3】名言集を作る。 
【理解度確認】データ提出による確認
6 ポートフォリオにおける親ページの作り方や、コンテンツの整理とナビゲーションの設計方法を学び、作品ページの基本設計が出来るようになる。 AiデータやPSDデータをInDesign内で適切に配置する方法を習得する。  ポートフォリオの親ページ設計。 各素材データの配置方法と管理方法。 柱、ノンブル、見出しなどのナビゲーションの設計。 【演習4】ポートフォリオの作品ページを作る。 
【理解度確認】途中データの提出による確認
7 ポートフォリオ内のデザイン要素を工夫して強調し、視覚的に魅力的なポートフォリオにブラッシュアップ出来るようになる。 文字の大きさや色の選択における効果的なデザイン判断を習得し、完成度向上を図る。  ポートフォリオ内のデザイン要素の活用方法とバランスの取り方 文字の大きさと色の選択に関するデザインガイドライン 作品画像の目立たせ方と効果的な配置 【演習4】を継続 
【理解度確認】完成データの提出による確認
8 文字スタイルと段落スタイルの作成と適用方法を理解し、活用出来るようになる。 スタイルの作成と運用によって、テキストの体裁調整による効率的なデザインプロセスを体験する。  文字スタイルと段落スタイルの基本と役割 スタイルの作成と運用のプラクティス ワークフローを高めるスタイルの効果的な活用方法 【演習5】説明書を作る。 
【理解度確認】小テストによる確認
9 特殊文字の挿入と活用方法を習得し、テキストデザインのバリエーションを拡大する。 合成フォントの適切な選択と活用により、デザインに個性やアクセントを付ける方法を理解する。  特殊文字の種類と挿入方法 合成フォントの概要と選択のポイント 【演習5】を継続 
【理解度確認】データ提出による確認
10 表組に関する基本的なスキルを習得し、活用出来るようになる。  表の基本構造とフォーマット 表のセルの結合と分割 表の書式設定とスタイリング 表内のデータの整理と整形 
【理解度確認】小テストによる確認
11 カタログのレイアウトとデザインを通じて、多様な情報のまとめ方と、視覚的な魅力を両立させるスキルを習得する。  各ページの役割やデザインの方向性の理解 スペック表の作成 表紙デザインの作成 【演習6】製品カタログを作る。 
【理解度確認】途中データの提出による確認
12 カタログのレイアウトとデザインを通じて、画像の配置やテキストの統一性によって情報整理や視覚的な効果を高めるスキルを習得する。  中面ページのレイアウトとデザイン グリッドに沿った情報配置 【演習6】の継続 
【理解度確認】データ提出による確認
13 雑誌の組版とレイアウトに関する基本的なスキルを習得する。 実際の雑誌デザインをトレースしながら、ページの構成と組版の手法を理解し、活用出来るようになる。  雑誌の組版とレイアウトの基本 教員が用意した雑誌のページ構成と組版のトレースする レイアウトグリッドの版面・マージンの計算と設定 本文の級数・行送りの設定 【演習7】雑誌をトレースする 
【理解度確認】途中データの提出による確認
14 雑誌の組版とレイアウトに関する応用的なスキルを習得する。 実際の雑誌デザインをトレースしながら、組版のテキストや画像に関する細かな手法を理解し、活用出来るようになる。  雑誌の組版とレイアウトの応用 見出しの作り方や、回り込み、縦組みにおける英数字の扱いなど細かなテキスト処理 【演習7】を継続  
【理解度確認】完成データの提出による確認
15 ここまでの学習をもとに、自分が作った記事を組版に落とし込み、オリジナリティを持ってデザインを完成出来るようになる。  雑誌制作に関するスキルのおさらい トレースした組版をもとにアレンジを加えながらデザイン 【最終課題】オリジナルインタビュー記事のデザイン 
【理解度確認】データの提出による確認