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シラバス

高度情報処理科 2022年度入学生

科目名 システムユーザビリティ 作成日 2024/03/07
区分 必修 実習
開催時期 3年次 前期
講義・演習駒数/週 0駒
実習・実験駒数/週 1駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 1単位
企業連携
授業の目的 ・ユーザに使ってもらえるシステムを構築するために不可欠であるユーザビリティの評価手法について学習し、ユーザビリティの観点からシステムの良し悪しを評価できるようになる。 ・ユーザ中心設計の重要性について理解し、ユーザを意識したシステム開発が出来るようになる。 ・ユーザビリティを企画段階から評価できるようになるため、モックアップの作成に必要な技術を習得する。
到達目標 ・ユーザビリティの観点から各種システムに対する評価を行うことが出来る。 ・ユーザの意見を集め、分析する手法について学習し、ユーザの視点でシステムの評価を行うことが出来る。 ・画像編集ソフトの操作方法を学習し、システムのモックアップを作成出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  % 30% 30%  %  % 40%
評価基準
各種システムに対してユーザビリティの観点から評価が出来ること。すべての必須課題をクリア出来ること。 1) 課題の提出状況 2) 課題・作品の完成度 3) 取り組み姿勢、これらに基づいて評価する。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 尾川一行、大宮 晃平
テキスト・参考文献 ユーザビリティエンジニアリング(第2版)―ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法― 樽本 徹也 (著)
実務経験有無  
インターネット接続事業者において、新サービス開始時の顧客向けUI・UX設計に携わった経験がある。この経験を活かし、本科目の職業実践的な教育を行う。 
関連科目 卒業制作 ドキュメント技法  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 ユーザビリティとは何か、説明出来る。 UI・UXとユーザビリティの関係を理解し、説明出来る。 デザインとUI/UXを見直す。   ・ユーザビリティとは   ユーザビリティの成功事例・失敗事例 ・UI・UX ・ユーザ中心設計 
【理解度確認】演習問題
2 サイトを設計するだけでなくデザイン性も向上させる。Webサイトを使いやすくするために今一度CSSを復習  ・CSSのデザイン性を改めて理解する   ・既存HTMLにCSSを再構築 ・使いやすいサイトの確認 
【理解度確認】演習問題
3 収集したユーザの意見を分析し、ユーザのインサイトを導くことが出来る。 CSSの実装と見た目の変化がわかる。見た目から使いやすさを知る。   ・データ分析法   質的データ分析、KJ法 ・ペルソナとは   ・ペルソナの意味と役割 ・ペルソナの作成 
【理解度確認】演習問題
4 PCだけではなくスマートフォン最適化が求められている。スマートフォン対応にするさいのポイントを知る。  ・スマートフォン対応CSSの構築  
【理解度確認】演習問題
5 ユーザビリティの評価に用いられるワイヤーフレーム、モックアップ、プロトタイプの作成手法について理解し、説明出来る。 ワイヤーフレームを作成出来る。  ・プロトタイプとは ・ワイヤーフレーム、モックアップとの違い ・ワイヤーフレームの作成 
【理解度確認】演習問題
6 ワイヤーフレームからペーパープロトタイプを作成出来る。  ・プロトタイプ制作のポイント ・ペーパープロトタイプの作成 
【理解度確認】演習問題
7 ユーザビリティの評価手法について理解し、説明出来る。 ペーパープロトタイプに対してヒューリスティック評価を行い、問題点を改善出来る。  ・ユーザビリティ評価法   ・ヒューリスティック評価、認知的ウォークスルー、ユーザテスト ・ヒューリスティック評価の実践 
【理解度確認】演習問題
8 ユーザテストの種類や注意事項について理解し、説明出来る。 モックアップを用いたユーザテストの準備を行う。 Figmaの基礎知識がわかる   ・ユーザテスト手法 ・ユーザテストの基本理論 ・プライバシーと倫理 ・Figma演習その1 
【理解度確認】演習問題
9 モックアップの作成に用いられる画像編集ソフトの使い方を理解し、簡単な画像を作成出来る。 Figmaにてモックアップ制作ができる。   画像編集ソフトの使い方 
【理解度確認】演習問題
10 システムのモックアップを作成出来る。 Figmaにてモックアップ制作ができる。   ・モックアップ作成における注意事項 ・モックアップ作成 
【理解度確認】演習問題
11 システムのモックアップを作成出来る。 Bootstrapを知る  モックアップ作成 Bootstrap準備 
【理解度確認】演習問題
12 ユーザテストに必要なツールについて理解し、テストの準備を行うことが出来る。 Bootstrap5の基礎知識がわかる。  ・ユーザテストツールの種類 ・Bootstrap5演習その1 ・ユーザテストの準備 
【理解度確認】演習問題
13 作成したモックアップを用いてユーザテストを行い、フィードバックを得ることが出来る。Bootstrap5の制作ができる  ・ユーザテストの進め方 ・ユーザテストの実施とフィードバックの収集 ・Bootstrap5演習その2  
【理解度確認】演習問題
14 ユーザテストで得られたフィードバックを分析し、問題点を改善できる。  ・ユーザテストのフィードバック分析 ・モックアップ上での問題点の改善 
【理解度確認】演習問題
15 修正版のモックアップでは、問題点が改善されたことを確認できる。 これまでのまとめとして、前期に学習した内容を説明出来る。  ・修正版のモックアップを使ったユーザテストの再実施 ・前期のまとめ 
【理解度確認】演習問題