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シラバス

高度情報処理科 2022年度入学生

科目名 ORACLE DatabaseⅡ 作成日 2023/03/15
区分 必修 講義/実習
開催時期 2年次 前期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 1駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 60時間
総単位数 3単位
企業連携
授業の目的 ORACLE MASTER Bronze DBA / Silver DBA資格の取得を目指す。
到達目標 代表的なデータベース管理システムであるOracle Databaseを題材として、データベースのアーキテクチャや構成に関する重要な用語を説明出来る。データベースの日常的な運用管理についての基本事項を説明出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 50% 20%  % 20%  %  %  % 10%
評価基準
①Oracleインスタンスおよびデータベースの基本的な仕組みについて説明出来ること。 ②データベース管理者として日常行う基本業務について説明出来ること。 ③すべての必須課題をクリア出来ること。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 糠盛 創、鈴木 良房
テキスト・参考文献 『オラクルマスター教科書 Bronze DBA 試験番号:1Z0-085』、配布資料。
実務経験有無  
IT企業において当該科目の実務経験がある。その経験から取得した知識とスキルを活かして、本科目に対する職業実践的な教育を行う。 
関連科目 ORACLE DatabaseⅠ  履修前提 ORACLE DatabaseⅠ 

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 Oracleデータベースサーバーの役割と内部構造について説明出来る。 Oracleデータベースサーバーを利用する流れを説明出来る。  データベース、リレーショナルデータベース、SQLの種類、クライアント/サーバーシステム、Oracleを使用する流れ、データベース管理者のタスク、データベース管理ツール、SQLを実行する流れ、Oracleデータベースの内部構造。 
【理解度確認】問題、課題
2 Oracleデータベースサーバーのインストールが出来る。 Oracleデータベースサーバーにデータベースを作成出来る。  Oracleソフトウェアのインストール、インストールの前提条件、OSへの設定、OUIによるインストール、Database Configuration Assistant(DBCA)、テンプレートの管理。 
【理解度確認】問題、課題
3 Oracle Enterprise Manager Database Express(EM Express)を使用出来る。 デーベース管理者としてSQL*Pusを使用出来る。  Oracle Enterprise Manager Database Express(EM Express)、EM Expressのアーキテクチャ、構成、Cloud Control、SQL*Plus、SYSユーザー接続、AS SYSDBAオプション、OS認証、SQL*Plusの使い方。 
【理解度確認】問題、課題
4 Oracleデータベースサーバーのリスナーの設定と管理が出来る。 Oracleデータベースサーバーに接続するためのクライアントの設定が出来る。  Oracle Net、Net Manager、Net Configuration Assistant(NetCA)、リスナー、リスナー制御ユーティリティ(lsnrctl)、リスナーの設定(listener.ora)、ネーミングメソッド、簡易接続ネーミング、ローカルネーミング、ネットサービス名(tnsnames.ora)。 
【理解度確認】問題、課題
5 Oracleデータベースサーバーが利用するプロセスとメモリ構成について説明出来る。 状況に応じたOracleインスタンスの起動と停止が出来る。  インスタンス、バックグラウンドプロセス、SGA(システムグローバル領域)、データベースバッファキャッシュ、REDOログバッファ、共有プール、PGA(プログラムグローバル領域)。 
【理解度確認】問題、課題
6 Oracleデータベースサーバーの初期化パラメーターを確認出来る。 Oracleデータベースサーバーのメモリコンポーネント管理について説明出来る。  インスタンスの起動/停止、初期化パラメータ、初期化パラメータファイル、メモリーコンポーネント、メモリサイズの自動調整、自動メモリー管理、自動共有メモリー管理、自動PGAメモリー管理。 
【理解度確認】問題、課題
7 Oracleデータベースサーバーが利用するファイルの種類と役割を説明出来る。  データベースファイル。データファイル。REDOログファイル。制御ファイル。 
【理解度確認】問題、課題
8 Oracleデータベースサーバーが利用する表領域の仕組みと役割を説明出来る。 各種表領域の種類と役割を説明出来る。  表領域、表領域の割り当て、表領域の作成/拡張/削除、Bigfile表領域、UNDO表領域、読取り一貫性、一時表領域。 
【理解度確認】問題、課題
9 Oracleデータベースサーバーで利用するユーザーの作成と管理が出来る。 ユーザーに適切なプロファイルを設定出来る。  ユーザーの作成/変更/削除、クオータ、デフォルト表領域、プロファイル、パスワード、ロック。 
【理解度確認】問題、課題
10 ユーザーの権限を適切に付与/はく奪して管理出来る。 システム権限とオブジェクト権限の違いを判断出来る。 適切なロールを使い分けて付与/はく奪し管理出来る。  権限の管理、システム権限、オブジェクト権限、ロール、管理権限、SYSDBA権限、SYSOPER権限。 
【理解度確認】問題、課題
11 スキーマの役割を説明出来る。 データ型と制約を役割に応じて適切に設定出来る。 表の削除と復元をし、復元の有効化と無効化を設定出来る。  スキーマ、スキーマオブジェクト、非スキーマオブジェクト、データ型、制約、表の作成/削除、ごみ箱、フラッシュバックドロップ。 
【理解度確認】問題、課題
12 索引とビューの役割を理解し、説明出来る。 SQL*LoaderとData Pumpを使ってデータの管理が出来る。  索引、ビュー、SQL*Loader、Data Pump。 
【理解度確認】問題、課題
13 EM Expressを使ってデータベースの監視が出来る。 AWRとADDMの役割を理解し、データベースサーバーの監視結果を確認出来る。 各種アドバイザの役割を理解し、説明出来る。  EM Express、データベース・ホーム、パフォーマンス・ハブ、自動ワークロードリポジトリ(AWR)。自動データベース診断モニター(ADDM)、SQLチューニングアドバイザ、自動SQLチューニングタスク、SQLアクセスアドバイザ。 
【理解度確認】問題、課題
14 メディアリカバリの効果を説明し、必要な設定を出来る。 RMANを使ったバックアップ/リストア/リカバリが出来る。 可用性を高める構成について説明出来る。  バックアップ/リカバリ、メディア障害/メディアリカバリ、ARCHIVELOGモード、RMAN、リストア/リカバリ、バックアップ/リカバリ権限。不完全リカバリ、障害対処、可用性を高める構成。 
【理解度確認】問題、課題
15 資格取得に必要な問題例を解答出来る。 期末試験を通じて自身の理解度を確認出来る。  これまでの学習項目。資格取得対策。期末試験。 
【理解度確認】問題、課題、期末試験