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シラバス

アニメーション研究科 2022年度入学生

科目名 フォトショップ 作成日 2022/03/21
区分 必修 実習
開催時期 1年次 前期
講義・演習駒数/週 0駒
実習・実験駒数/週 1駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 1単位
企業連携
授業の目的 Photoshop というツールの役割と使い方について、アニメ、イラスト、ゲーム、、デザイン、漫画業界で通じる実力をつける。
到達目標 AdobePhotoshopを用いて画像の加工、編集が出来る。画像の基本的な特徴と解像度について説明ができる。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  % 30% 30% 20%  % 20%
評価基準
出席率(80%以上)・課題提出率・作品成果・ツールの理解、作業速さを総合的に判断し評価する。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 永島 玲子
テキスト・参考文献  
実務経験有無  
ゲーム、イラスト、漫画業界でPhotoshopを使ったイラスト、データの作成経験あり。画像の基礎知識、画像の作成、加工方法を実践的に学習する。  
関連科目    履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 Photoshopで出来ることを理解する。保存、読み込みができる。単色塗り(影、光があるだけ)ができる。  授業ガイダンス・教員自己紹介・授業内注意事項の説明 作品例を挙げて、Photoshopで出来る表現の幅の広さを学習する。(色を塗ること、効果、簡単なアニメをつくる)版権フリーの線画を渡し単色塗。次回に向けて自分の線画を用意するよう宿題を出す。スキャンの方法など説明。 
【理解度確認】目視で進捗を確認。
2 Photoshopでいわゆる「アニメ塗り」の彩色ができる。  簡単なアイテムなどの線画に色を塗る訓練を行う。塗ツールの使い方、選択範囲を作るやり方、透明部分ロックなどを学習。  
【理解度確認】目視で進捗を確認。 課題を提出させ成果を見る。
3 Photoshopでいわゆる「アニメ塗り」の彩色ができる。Photoshopでデータのレイヤー構成、フォルダにまとめるなどができる。  キャラクターのスキャン済み線画を、どのようにセル状の作業用データにするかを指導。色の塗り方、(ブラシで塗る、範囲指定で塗る、マスクを利用し塗る)を指導。線画を用意できなかった学生にはパブリックドメインを使う。 
【理解度確認】目視で進捗を確認。
4 Photoshopでいわゆる「アニメ塗り」の彩色ができる。  キャラクターの前回の線画を引き続き塗りながら、チャンネルの使い方、選択範囲の使い方、他画像ツールに読み込む方法などを説明。 
【理解度確認】目視で進捗を確認。課題を提出させ成果を見る。
5 簡単な背景を作ることができる。  キャラクターの背後に簡単な背景をつける。地面や雲を塗りブラシの使い方に慣れてもらう。空や海などをグラデーションを用いて作る方法を説明。。 
【理解度確認】目視で進捗を確認。
6 Photoshopでいわゆる「厚塗り」の彩色ができる。グラデーションやぼかし表現ができる。  キャラクター(以前のものを使う。独自で新しいものを用意してもよい)の厚塗り作成をしながらグラデーション、ぼかしフィルターなどの使い方を説明。 
【理解度確認】目視で進捗を確認。
7 Photoshopでいわゆる「厚塗り」の彩色ができる。描画モードで「覆い焼き」「スクリーン」などの効果を使うことができる。  キャラクター(以前のものを使う。独自で新しいものを用意してもよい)の継続して厚塗りの指示をしながら、レイヤーの描画モードについて説明、実践。 
【理解度確認】目視で進捗を確認。
8 Photoshopでいわゆる「厚塗り」の彩色ができる。テクスチャを使うことができる。  キャラクターの作成を継続しながらグラデーション、ぼかしフィルターなどの使い方を説明。 
【理解度確認】目視で進捗を確認。課題を提出させ成果を見る。
9 Photoshopでアニメーション、動画を作ることができる。  規模の小さなGIFアニメを実演しながら作ってみる。  
【理解度確認】目視で進捗を確認。
10 Photoshopでアニメーション、動画を作ることができる。  高解像度な絵や写真を取り込んでMP4など映像データへの出力。 (画像の用意がない場合は用意した雲の連続写真を渡す)早めに終わった学生には合成動画の作り方などを指導。 
【理解度確認】目視で進捗を確認。課題を提出させ成果を見る。
11 ロゴを作る  既存企業のロゴを参考にしながら、テキスト機能、エフェクトなどの使い方を学ぶ。  
【理解度確認】目視で進捗を確認。 課題を提出させ成果を見る。
12 背景の線画を作ることができる。  パースについて説明。ゼロから背景の線画を起こす作業を行う。このときに前回作成したキャラクターの絵を置き違和感のないように作成する。 
【理解度確認】目視で進捗を確認。
13 背景を作ることができる。   背景の一般的な塗り方、レイヤーの作り方の手順について説明。 
【理解度確認】目視で進捗を確認。 課題を提出させ成果を見る。
14 ポートフォリオ作成ができる。 著作権についての理解を深める。  キャラクターまたは背景の指導をしつつ、ネットで使っていい素材といけない素材の区別、商用利用とは何か、何に気をつけたらよいかを実例を挙げて説明する。 
【理解度確認】目視で進捗を確認。
15 就職に必要なポートフォリオを作成できる。  キャラクターが得意な学生にはキャラクターを、背景が得意な学生には背景のポートフォリオ作成指導を行う。RGBとCMYKの違いなどを説明。紙に印刷するときの解像度などの注意を説明。 
【理解度確認】目視で進捗を確認。 出来上がりを紙で提出