情報処理
上級システムエンジニアになる
高度情報処理科
専門士称号付与文部科学省 職業実践専門課程 認定学科
基本情報技術者試験 科目A 試験免除
上級システムエンジニア(SE)をめざし、現役SEの講義やインターンシップなど、積極的に企業と連携をしています。そして、ビッグデータやクラウド、AIなど、最先端の技術を導入。充実した環境で学習できます。また、オラクルのアカデミープログラムの導入や、産学連携でシステム開発をする卒業制作など、就職対策にも力を入れています。
めざす職種
●上級システムエンジニア(SE)●データベースエンジニア●プロジェクトマネージャー など
主な就職先
キヤノン/JR東日本情報システム/富士通/ぐるなび/東急テックソリューションズ/ミクシィ/日立社会情報サービス/トランスコスモス/ジョルダン/セゾン情報システムズ/DNP情報システム/LINEヤフー/NTTデータアイ/NTTコムウエア/YKK AP/アクセンチュア/GMOペパボ/NSW(日本システムウェア)/ソフトバンク/ヤマトシステム開発/ヴァル研究所/ANAシステムズ/東芝インフォメーションシステムズ/日本総研情報サービス/扶桑電通/テプコシステムズ/日立ソリューションズ/富士フイルムビジネスイノベーション/京セラコミュニケーションシステム/CTCシステムマネジメント/NHNテコラス/富士ソフト/USEN/ドコモ・データコム/NTTデータ先端技術/チームラボ 他多数
めざす資格
●基本情報技術者●応用情報技術者●情報セキュリティマネジメント●データベーススペシャリスト●UMLモデリング技能認定●オラクル認定Javaプログラマ(OCJ-P)●Linux技術者認定資格(LPIC、LinuC)●オラクルマスターデータベース
学びのポイント
就職率100%!上級SEをめざす!
「キヤノン」「JR東日本情報システム」「ソフトバンク」「ヤフー」「LINE」「ぐるなび」「チームラボ」「テプコシステムズ」「日立ソリューションズ」などへ多数就職。
就職に有利な2つ以上の資格取得
データベースシェア世界No.1「オラクル」の技術資格を認定する「オラクルマスターゴールド」、国家資格では「データベーススペシャリスト」「応用情報技術者」など、合格者を輩出しています。
実践的な学びによる数々の外部コンテストでの受賞歴
現役システムエンジニアが本科学生に直接指導する産学連携授業。実践的な学びを通して、外部コンテストでも数々の優秀な成績を残してきました。
学習環境・教材・機材
最新のデータベース技術が学べる、上級SEに必要な実習環境を完備
最新オラクル製品導入のコンピュータ実習室
IT企業のシステム開発で実際に使用されているオラクル製品を完備している実習室。オラクルアカデミー導入校のため、常に最新のオラクル製品が使用可能であるとともに、オラクルマスターの資格を取得できる環境が整っています。卒業制作専用のサーバ・コンピュータなど、充実した設備が整っています。
セミナーやコンテストなど、学外活動を積極支援
プログラミング・コンテストへの参加・受賞や、学外セミナーでの先端技術修得など、学内にとどまらず学外との連携を積極的に支援。エンジニアの人財育成と技術教育の機会を提供することを目的としたロボットコンテスト「ETロボコン」(東京・北関東地区大会)では、エントリークラスで本科学生チーム「Re:JEC」が見事優勝しました。
日本で初めてオラクルのオラクルアカデミーを導入
世界トップシェアのオラクルDBで資格取得も
世界市場のトップシェアを占めるデータベース管理システムが「オラクルデータベース」。システム開発には必須のデータベース管理システムの技術を身につけ、資格も取得することで、就職にも大変有利です。
開発現場でのシェア多数!UMLモデリングツール
システムの構造や機能などを分かりやすいモデル図として簡単に描くことができるツール。開発するシステムの設計図を描く目的で使用されます。システム開発現場で非常に多く使われているツールです。
「仮想化環境」で幅広い開発環境を実現
「Windows」と「Linux」の2つのOSを1台のコンピュータで使用できるのが仮想化。仮想化は現在のIT業界では、非常に注目されている技術です。仮想化環境を利用することで多彩な開発環境を実現しています。
カリキュラム・
時間割
「職業教育」と「キャリア教育」の バランスのとれた質の高いカリキュラム
「産学共同開発カリキュラム」の開発などによって、常に業界とチューニングできる最新のカリキュラムを更新しています。 また、専門性を効果的に身につけるために、年次を超えて発展科目や関連科目といった相関関係を明確にした カリキュラム構成になっています。
2024年度 カリキュラム
※2024年度に予定しているカリキュラムです。
科 目 | 必修/選択 | 年次 | 時間数 |
---|---|---|---|
専門基礎 | |||
ベーステクノロジ | 必修 | 1 | 90 |
システム開発技術 | 必修 | 1 | 120 |
ITストラテジ& ITマネジメント | 必修 | 1 | 60 |
ITリテラシー | 必修 | 1 | 30(30) |
プログラミングⅠ | 必修 | 1 | 150(60) |
データベースⅠ | 必修 | 1 | 150(60) |
専門応用 | |||
プログラミングⅡ | 必修 | 1 | 120(60) |
プログラミングⅢ | 必修 | 2 | 90(60) |
データベースⅡ | 必修 | 2 | 90(60) |
Webプログラミング | 必修 | 1 | 90(60) |
デバイスプログラミング | 必修 | 2 | 60(30) |
アプリケーションプログラミング | 必修 | 2 | 90(60) |
LinuxⅠ | 必修 | 2 | 90(60) |
LinuxⅡ | 必修 | 3 | 90(60) |
クラウドシステム | 必修 | 3 | 90(60) |
先端IT技術 | 必修 | 3 | 60(30) |
品質管理 | 必修 | 2 | 30 |
業務知識 | 必修 | 2 | 30 |
プロジェクト管理 | 必修 | 3 | 30 |
科 目 | 必修/選択 | 年次 | 時間数 |
---|---|---|---|
専門応用 | |||
ITコンサルティング | 必修 | 3 | 30 |
業界研究 | 必修 | 3 | 30 |
開発演習 | |||
システム設計 | 必修 | 2 | 120(60) |
進級制作 | 必修 | 2 | 120(90) |
システムユーザビリティ | 必修 | 3 | 30(30) |
ドキュメント技法 | 必修 | 3 | 30(30) |
個人研究 | 必修 | 3 | 60(60) |
卒業制作Ⅰ | 必修 | 3 | 120(120) |
卒業制作Ⅱ | 必修 | 3 | 240(240) |
資格対策 | |||
資格対策Ⅰ | 必修 | 1 | 30 |
資格対策Ⅱ | 必修 | 2 | 30 |
資格対策集中Ⅰ | 必修 | 1 | 30 |
資格対策集中Ⅱ | 自由選択 | 2 | 30 |
一般基礎 | |||
プレゼンテーション | 必修 | 2 | 30 |
就職活動リテラシー | 必修 | 2 | 30 |
ホームルーム | |||
ホームルーム | 必修 | 1・2・3 | 180 |
※カリキュラム表の内容は一部変更になる場合があります。
※授業時間数のうち、( )内は実習時間です。
時間割
高度情報処理科の
時間割例
教員紹介
菅原 大翼 先生
入学時に知識ゼロでも卒業時にはひとつの完結したシステムを作れるカリキュラムを組み、IT業界の激しい技術変化に対応できる応用力をもったシステムエンジニア(SE)を育成します。急速に発展するビッグデータやブロックチェーン、人工知能(AI )といった最新技術の学習もトピック的に取り入れています。1年次は情報技術やプログラミングの基礎を学習。2年次はシステム設計・データベース設計の技術を学び、3年次は最新の技術を修得して、卒業制作としてシステムを開発します。優れたSEには技術と知識以外に、顧客ニーズを聞き出す能力も大切。グループワークでコミュニケーション能力を養うなど、楽しく学べます。
在校生インタビュー
人々の暮らしが豊かになるシステムを作りたい!
Q今後、入学を考えている人へ
未経験からのスタートでしたが、クラスメイトが優秀なので「自分も頑張らなきゃ」と1年目から勉強に没頭できました。3年制という時間の余裕を活かし、授業外でも多くのプロジェクトに参加して、要件定義からプレゼンまでを現場と同じ形で実践的に学べています。自分の頑張り次第で幅広くいろんなことに挑戦する機会があり、日本電子に来て本当に良かったなと思います。
Course
NEWS / Works
よくある質問
- IT・情報処理について具体的には何を学ぶの?
- PCを使った実践的な授業(実習)を通じてシステム開発・プログラミング・スマートフォンのアプリ開発などを行い、様々な領域でプロフェッショナルとして活躍するためのITスキル習得を目指します。コンピュータの仕組みなどの基礎からWindows、LinuxといったOSについて学んだうえで、主要なプログラミング言語であるC言語やJavaを学習します。その他、Visual BasicやC#などのWindowsプログラミング、Webサーバ上で動くプログラミング(PHP言語)など幅広いプログラミング言語を習得できます。様々なプログラム言語を駆使してシステムを構築するプログラマやそのシステムを企画・設計するシステムエンジニアを養成します。また、プログラミング以外にもWebサイト制作技術、ネットワーク技術、インターフェイスデザインなどを学習します。開発プロジェクトや卒業制作展に向けた作品制作に取り組む学校もあります。理系出身者ばかりでもないので、文系だからといってITや情報技術について学ぶことを最初から敬遠する必要はありません。入学時にプログラミング言語や設計に関する知識がなくても、積極的に勉強に取り組むことで自分の実力を伸ばしITのエキスパートになることができます。
- IT・情報処理を学ぶとは?
- あなたは「IT・情報処理」に対してどういうイメージを持っているでしょうか。「よく分からないけど何となく重要そう」「幅広い就職先があるらしい」「プログラミングとかできると便利だろうけど難しそう」「専門知識はあまりないけどコンピュータを使うのは好き」など色々あると思います。「自分は文系だから関係ない」と思っている人もいるかもしれませんね。情報化社会と言われている現在、情報技術(IT)はあらゆる所で活用され社会基盤の重要な一翼を担うようになっています。30年前はまだ個人がコンピュータを所有することすら珍しい時代でしたが、現在では当たり前のようにコンピュータが利用されていますし、近年ではスマートフォンの利用も一般的になってきました。スマートフォン向けのアプリ開発も急速に進んでおり、その恩恵に与っている人も多いことでしょう。しかし、情報技術の進展がこれだけ急速に進んでいるにも関わらず、ITの仕組みを理解したうえで使いこなしている人は未だに少数派です。多くの人がITについて学ぶ必要性を実感しつつも、「プログラミングとか難しそうだし…」と敬遠してしまうのです。こうしたプログラミングやシステム開発の技術を習得することがIT・情報処理の学びの中心になります。
- プログラマ/オープン系とは?
- ハード、Unix・LinuxやWindowsなど複数のコンピューターを使ってシステムを構築する仕事です。ウェアとソフトウェアを組み合わせたシステム。使用する言語はC、C++、Javaなどですが、ブラウザを用いたシステムを構築する場合には、PHPやPerl、Pythonなどのウェブ系でよく使われる言語も使用されます。
オープン系の開発では、UNIXやLinux、Windows、.NET Framework等の開発環境の中で、Java、C、C++、C#、VBA、.NET、などの言語を使いながら、システム構築をおこないます。
汎用系の開発がハードウェアやOSなどの環境を特定のメーカーに限定した中で行われるのに対し、オープン系の開発では、開発環境に(適性はあるものの)基本的に制限はなく、様々なメーカーのハードウェアやOSを用います。
- プログラマ/通信系とは?
- ネットワーク機器(ルーター、モデム)やテレビ会議、IP電話を使ったシステム開発など、通信に関連したプログラムを開発します。コンピューター間のデータ送信・受信に関連した部分が主な仕事になります。言語はC・C++やJavaなどが用いられます。組み込み系・制御系ともかぶる部分があり、ネットワーク機器に組み込むプログラムを開発する場合には、両者の知識を身につけることができます。
- プログラマとは?
- 「プログラム言語」を用いてコンピュータープログラムを組み、様々なシステムやソフトウェアを作る仕事です。各業種でよく使われる複数のプログラミング言語を修得していることが必要です。
(1)インターネットやLANでの動作を前提とするネットワーク系
・Web系プログラマ(Webコンテンツ系プログラマ)・XMLプログラマ・オープンソースプログラマ
(2)映像(映画、TV、CMなど)やゲームソフト、音楽などのエンターテイメント系
・CGプログラマ・ゲームプログラマ・マニピュレータ&サウンドプログラマ
(3)アプリケーションソフトなどの実用ツール系
・アプリケーション系プログラマ・Javaプログラマ
(4)販売管理ソフトや会計ソフト、商品管理データベースなどの業務システム系
・システムエンジニア系・アプリケーション系プログラマ・Javaプログラマ
(5)家電、携帯電話、プリンタ、デジカメ、ロボットなど、製品の中で動作する組み込み系
・組込みプログラマ(リアルタイムプログラマ)
- エンジニアとは?
- エンジニアとは、主に工学分野で、ものづくりやプロセス、システムの開発などをおこなう技術者の総称です。ソフトウェアの分野では、プログラマやシステムエンジニア、ネットワークエンジニア、プロダクトマネージャーなどの職種が代表的です。
- システムエンジニア/略:SEとは?
- システムエンジニア(SE)とは、さまざまな業界で使用されるコンピューターで処理するためのシステムを設計、開発する人です。
クライアントの業務内容を分析し、内容に適したシステムをつくるため、どこをどのようにコンピューター化するかなどを検討、開発に取り組みます。技術的な知識と技術はもちろん、クライアントの要望を的確に捉える洞察力と、クライアントに専門的な内容を分かりやすく具体的に伝えられる能力も必要です。
仕事の立ち位置をイメージしやすい職種として、システムエンジニアは建築士の仕事に近いですね。クライアントから要望を聞き、システムの”設計図”を作成します。予算の組み立てや完成までのスケジュール策定、進行管理なども行います。
- データベースSE(データベースシステムエンジニア)とは?
- データベースSEとは、データベースを扱う各種業務システムの設計・構築・管理・保守をおこなう人です。
- アプリケーションプログラマ(アプリケーション系プログラマ)とは?
- アプリケーションプログラマとは、ワープロソフトや表計算ソフトなどソフトウェアを作る人のことです。
コンピューター上でおこなう作業の目的に応じて使うソフトウェアの総称を「アプリケーション」といいます。このアプリケーションを作るのがアプリケーションプログラマの仕事です。クライアントやユーザの要求を把握し、ハードウェアとソフトウェアに関する幅広い知識をもって、的確なシステム設計を行なう能力が必要です。
- IT、情報処理の学びを活かした仕事って?
- ITや情報処理について学ぶことで目指せる職種として筆頭に挙げられるのが、システムエンジニア(SE)やプログラマでしょう。在学中に身に付けた実践的なスキルを活かし、Web制作やゲーム制作、情報処理関係(コンピューターメーカー、ソフトウェアサービス等)の会社でシステムエンジニアとして働く人が多いです。もっとも、ITは全ての産業の基盤となっており情報処理のスキルはあらゆる業界で応用することが可能なので、Webや情報系に限らず様々な業界で活躍することができます。実践的なITスキルを習得することで、多彩な業界への就職が可能です。代表的なのは医療機器関係で、医療IT技術者や医療情報開発エンジニアとして医療業界に携わる人もいます。その他にも官庁や商社、金融(証券会社)、食品、建設業界など情報処理スキルが求められる業界は枚挙に暇がありません。ただし、「情報処理を学べばどこにでも就職できる」訳では必ずしもありません。ITや情報処理のスキルはあらゆる業界で応用可能であるからこそ、在学中に自分の進む道をしっかりと見極めていくことが必要になると言えます。
- IT・情報処理を学ぶとどんな資格が取得できるの?
- 情報処理について学ぶと、IPA(情報処理推進機構)が実施している各種の情報処理技術者試験を受けて資格を取得することが可能になります。情報処理技術者試験とは、情報処理技術者としての知識・技能が一定以上の水準に達していることを経済産業省が認定する国家試験です。高度な情報処理技術を持った人材の確保が急務となっている現在、これらの情報系の国家資格を取得しておくことは就職にも有利になります。情報処理を学ぶ学生の多くが取得を目指す資格は基本情報技術者試験です。基本情報技術者の取得によって情報処理技術者としての基本的知識・技能を有していることが認められるため、ITエンジニアとしてキャリアをスタートさせるうえでの入口にあたる資格と言えます。また、在学中により高度なIT技術を身に付け応用情報技術者試験というワンランク上の国家資格を取得する人も少なくありません。なお、情報系の資格は国家資格に留まりません。情報検定や情報活用試験、Linux技術者認定、マイクロソフト認定プロフェッショナルといった資格を取得する人もいます。
- IT・情報処理を学ぶと何か良いことがあるの?
- ITや情報処理のスキル習得に対する世の中の関心は近年ますます高まっており、Life is Tech!(iPhone・Androidアプリ・ゲーム開発、プログラミング、デザインなどの最新IT技術を学ぶ中高生向けプログラム)が注目を集めていることからも関心の高さが窺えます。最近では大学卒業後(あるいは中退後)に「技術を身につけて就職したい」と考え情報系の専門学校に再入学する人も少なくありません。ITや情報処理のプロフェッショナルが現在でも求められているからこそ、専門知識とスキルを備えた人材が重視されるのです。ITや情報処理について学ぶことは、まさに現代の情報化社会を生き抜いていくための“武器”を身に付けることに他ならないと言って良いでしょう。「コンピュータが好きなので自分の強みにしたい」「システムエンジニアになるためにプログラムや設計など様々な技術を習得したい」「コンピュータについて学んで就職に役立てたい」「コンピュータスキルを活かして新しいビジネスの仕組みやサービスを考えてみたい」というあなた、ITや情報処理を学んで情報化社会を生き抜く実践的なスキルを身に付けてみませんか。
- プログラマ/Web系とは?
- インターネット上に公開されるプログラムや、会社や組織のLAN環境内でブラウザを使って利用するようなプログラムを開発します。PHPやRuby、Python、Javaなどを使ってプログラムを組むことが多いです。具体的な例としては、ウェブ上で占いをおこなうようなエンターテインメント系のプログラムであったり、ウェブ上で公開するデータベースの開発、企業や組織の予算や顧客管理データベースの開発などがあります。ネットに公開されているものであれば、検索によって簡単に見つけることができるでしょう。求人案件もとても多いです。
- プログラマ/制御系・組込系とは?
- デジタル家電をはじめとした電子機器・自動車や計測器やFA機器といった各種装置などの機器を制御するためのシステムを開発するプログラム。
炊飯器やエアコンなどの機械の中にもプログラムが組み込まれていて、ご飯の炊き具合や部屋の温度の調節を行っています。このように家電製品や携帯電話、デジカメなど、機械の中に組み込むプログラムを開発する仕事です。製品ごとにカスタマイズして組み込まれることが多いです。使われるプログラミング言語は、C、C++、アセンブラが主になります。
- プログラマ/汎用系とは?
- 開発言語としては、「C言語」や「JAVA」が主流で開発されることが多いみたいですね。
オープン系との違いがわかりにくいことがありますが、銀行の金融システムなど企業の基幹システム(メインフレーム)に使われることが多いです。データ量が多かったり、安全性や高い信頼性が要求されるような業務で使われます。独自の言語仕様を持っていたり、文字コードを使うこともあります。他のコンピューターシステムとは互換性が無く、閉じた世界を構築します。言語としては、「COBOL」などが使われます。
汎用系の開発では、IBM、富士通、日立製作所、NEC、ユニシスなどの汎用コンピューターを用い、COBOL、PL/Iなどの言語を使いながら基幹システムの構築をおこないます。
近年の業務としては、生命保険・損害保険・銀行・クレジットカード会社など大手金融機関や大企業の基幹システムの再構築、運用保守が多く、大手有名企業の大規模システムに携わる中で自分の実力を発揮でき、汎用系エンジニアにとって大きなやりがいが得られます。
汎用系システムは、汎用コンピューターまたはホストコンピューターと呼ばれるハードウェアを使用します。
ハードウェアに特化した開発であるため、そのホストコンピューターについての知識が必要になります。
そのため、オープン系のようにシステム開発や変更、他に応用することは容易に出来ないことが多いです。主に開発で使われる言語は、COBOLなどの言語で開発されることが多いです。汎用系システムでのソフトウェア開発は、マシン語に近い言語にコンパイルされるため高速処理が可能です。
- プロジェクトマネージャー・PMとは?
- プロジェクトマネージャー(PM)は期日までに成果物を完成させる人です。
必要な人材、資材、費用を計画してチームを結成し、プロジェクトの終了までを管理するのがプロジェクトマネージャーの仕事です。
近年、ITシステム開発プロジェクトは、業務要件の高度化、IT技術の高度化、複雑化、マルチベンダー化などによって、幅広い知識が求められています。このため、プロジェクトマネージャ(PM)の役割は益々重要となり、スポンサー、ユーザの期待は大きくなってきています。
- システムアナリスト・コンサルタントとは?
- システム開発における上流工程で、既存の情報システムとクライアントの現状を調査・分析・評価をおこない、新しいシステムの方向づけをおこなう人です。
組織構造、経営戦略、各業務の流れ、そして既存の情報システムを調査し、新しいシステムを開発するうえでの改善案や提案をおこないます。そのため、クライアントに対して、分かりやすく、説得力のあるプレゼンテーションが求められています。
システムアナリストは、既存の情報システムを分析し、機種、台数、手順においてメリット・デメリットを評価します。
システムコンサルタントは、新たな情報システムの導入にあたって、社内の業務や経営上の問題点を探り、その改善案を提案していきます。
- データサイエンティストとは?
- ビッグデータを分析し、その分析結果をもとに、ビジネスやシステム開発時に適切な提案をする人です。
ネットワークの拡張とデジタルインターフェースのモバイル化により、不可能とされてきた膨大なデータ収集が可能となりました。その膨大なデータ(ビッグデータ)を活用し、確度の高い将来予測などが可能になると言われ、専門性の高いデータサイエンティストの存在が不可欠となってきています。