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電線を保護するための配管加工を学んでいます。

こんにちは。電気工事技術科です。

1年生の実習も中盤になり、電気工事に関する各種配管加工を行っています。今回はその実習風景をお届け致します。

電気工事はただ電線を繋ぐだけではありません。外部の影響から電線を保護するための配管の加工や固定があります。配管は合成樹脂管や薄鋼金属管、ねじなし電線管など様々な種類があります。

 合成樹脂管(VE管)の加工 

合成樹脂管はガストーチで炙って軟らかくして曲げます。この火加減が難しく、炙りすぎると軟らかくなって管が凹んで電線が通らなくなりますし、だからといって遠慮がちに炙ると温度が低すぎて硬いまま曲がりません。この中間の丁度良い感覚を覚えてもらいます。

▲塩ビ管を炙って温めています
▲軟らかくなった塩ビ管を曲げています

薄鋼電線管(C19)の加工

薄鋼電線管はネジ山を作って使いますので、専用の工具を使用してネジ山を切るところからやります。写真では真っ直ぐに電線管相互を繋げるために少し多めにネジ山を切っています。

▲金属管にネジ山を切る加工をしています
▲少し長めにネジの加工をしています
▲曲げるとこんな感じです

ベンダーを使用した曲げ加工

薄鋼電線管もねじなし電線管も金属管用のベンダー(曲げ工具)を使用して曲げます。当然ですが、力任せに曲げるのではうまくいきません。何回も練習して、力の掛け方・姿勢・曲げの間隔などを身体で覚えていきます。

▲ねじなし電線管の曲げ
▲薄鋼電線管の曲げ加工


一見、簡単そうに見えますが実際にやってみるとなかなか難しいものです。

もちろん夜間部電気工事士科もこれらの実習は同様に行います。はじめてなので少々いびつですが、回数をこなせば上手くなります。

▲合成樹脂管の曲げ加工(夜間部電気工事士科)
▲薄鋼金属管の切断加工(夜間部電気工事士科)

電気工事士の実技試験では金属管曲げまでは行いませんので、直接仕事に係わる各種配管加工まで学べるのが電気工事技術科の特徴です。『失敗は成功のもと』ですので学生の皆さんには失敗しても凹まずに頑張ってもらいたいですね。 それでは皆さん、ご安全に!

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