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【授業紹介】-1年生-「映像制作基礎・応用」の授業とは?
CG映像制作科では、CGのみならず映像の授業も積極的に展開しています。今回は、特に今年の1年生が受ける「映像制作基礎と映像制作応用」の授業に焦点を当て、どのような機材を使用し、どのように授業が進行しているかをご紹介いたします。
映像の授業では、最新の機材を駆使して学生たちに実践的なスキルを身につけさせています。撮影にはBlackmagic社の「Pocket Cinema Camera」が活用され、映像編集用とVFX撮影用の2つのカメラセットが提供されています。これにより、学生たちは高度な技術を要する異なる映像制作の側面に触れることができます。
授業では理論だけでなく、具体的なプロジェクトに取り組むことで実践的なスキルを養います。例えば、台本や絵コンテをもとに撮影が行われ、その後は編集作業まで一貫して学習します。これにより、学生たちは映像制作の各フェーズでのスキルや知識を効果的に身につけ、将来のプロジェクトにもしっかりと対応できるようになります。またこの授業では、NUKEとは別に「Premiere Pro」と「After Effects」を使いながら、学生たちは映像編集や効果の追加など、実践的なスキルを身につけることができます。
今年の1年生は、協力してグループワークで映像制作に挑み、その成果物が10月の学園祭でスタジオの壁を使って堂々と上映されました。今回は、その中から4作品を選りすぐり、ご紹介いたします。彼らの熱意と技術が詰まった作品たち、一見の価値ありです!ぜひどのようなクリエイティブな作品が仕上がったのか、ご覧ください。
作品タイトル「TheBlackHole」
佐野さん(リーダー)からのコメント
2008年に公開された「The Black Hole」を学校風にアレンジした作品です。
まずセリフが少ないため、ストーリーの盛り上げ方に苦労しました。
途中主人公が焦るシーンがあるのですが、ドリーズームという手法を用いてより緊張感が伝わるようにしました。道具が無かったため台車に三脚を乗せて撮影するという原始的な方法で何十回も撮り直したのは良い思い出です。
またプリンターのシーンはキャリアセンターで撮影したので職員の方の声が入ってしまいました。
そこは効果音などを後付けして対応しました。
自販機やロッカーから物を取り出すカットはNukeでマスクを切って合成しました。
初めてのことばかりで大変でしたが、無事に完成できてチーム制作の楽しさを知ることができました。これからも頑張ります。
作品タイトル「薬師堂のマキ」
古川さん(リーダー)からのコメント
こだわったところは、監視カメラの映像を再現したところと、心霊動画ぽいノイズをいれたところです。検索のシーンはスピード感があるように1カットの長さにこだわりました。
作品タイトル「呪縛」
佐藤さん(リーダー)からのコメント
様々なホラー予告を参考にし、一つ一つ丁寧に編集することを心がけました。あと撮影が夜だったこともあり、ライティングにもこだわりました。
作品タイトル「余命宣告」
宮下さん(リーダー)からのコメント
今回の作品では動きのある撮影だったため、どうしても手ぶれなどがあるのでその補正に苦労しました。オーラを纏うシーンも1から自分たちで調べて合成を行いました。班全員で協力して形になったのでよかったです。
これらの作品は、学生たちが初めての経験や挑戦を通じてグループで制作致しました。彼らの意欲と才能が光る1年生映像制作作品、ぜひお見逃しなく!
CG映像制作科:永井
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