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2年生授業「ポートフォリオⅡ」田中さんの場合

この記事では、2年生科目「ポートフォリオⅡ」について紹介します。

◆ポートフォリオⅡ:授業の目的

この科目は、ポートフォリオ制作の実践編です。
ポートフォリオとは、自分自身の作品集のことで、「クリエイター」と呼ばれる職業に就くために最も大切な資料の一つです。

本学科では、1年後期科目「ポートフォリオⅠ」で、ポートフォリオの企画・制作方法について学習し「ポートフォリオver0」を制作します。そして学生は、ポートフォリオver0を企業の書類審査に通過するレベルにするために①春休みの自主制作 ②2年次に制作を進める作品より高度で完成度の高い作品)に拡大し、内容を充実させることが重要です。また、より具体的な応募先に合うように、どんな内容が不足しているか?を分析し、就職先企業が期待し安心して内定を出していただけるような構成に作り上げることも大切な作業です。
そこで、ポートフォリオⅡでは、講義と個別指導を組み合わせ、自分自身の応募先や進路の目標に合うポートフォリオを制作します。

◆授業の特徴1: 授業進行役の先生+担任の指導がタッグを組んでサポート

この科目では、授業進行役の教員のほかに、全クラス担任が一緒に指導にあたっています。
どんなポートフォリオにするのがよいかは、希望進路によってここに異なります。

学生のみなさんは、各週のテーマについて理解した上で、1年次からの学習状況や個性をよく知る担任にも相談しながら「自分の良い点」を魅力的にプレゼンテーションできる資料になるよう工夫して「自分だけの」ポートフォリオを作成します。

◆授業の特徴2:オンライン科目です
オンライン科目は「GoogeMeet」というオンライン会議システムの機能を使って実施しています。
このツールを利用して、講義や演習に併せて個別面談も平行して行い、各自のportfolioのブラッシュアップを進めています。

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ポートフォリオを企業に応募し、見事内定を得た学生の事例を紹介します。

◆内定者のポートフォリオ紹介:コンピュータグラフィックス科2年生 田中 巧 さん 2023年度入学

田中さんが、作品制作に対し、楽しみながらかつ丁寧に取り組む姿勢が感じられる自己紹介資料になりました。このポートフォリオでは、できあがった作品だけでなく、企画の資料、制作プロセスの工夫なども細かく紹介されています。このことにより「仕事としての」映像作品制作に不可欠な姿勢や、仕事に丁寧に取り組む人柄が伝わってきます。

Q1. portfolio制作は、田中さんにとってどんな体験でしたか?
自らの作品と改めて向き合う機会になりました。
自分の作品がまぐれではなく再現性のあるものだと証明できるよう努力しました。
制作における自分の長所や短所を見直す機会になったので今後の制作にも生かすことが出来ました。

Q2. portfolioづくりで苦労したこと、工夫したことを教えてください。
人に見せる制作物、本として見栄えが良くなるよう、レイアウトやフォントの使い方だけではなく色の使い方など工夫しました。読みやすさ(見やすさ)の気遣いはデザイナーとして作品を作る際に守るべきものだと考えているので特に気をつけました。

Q3. その他なんでもコメント
専門学校に通っていて良かったと思う理由のひとつに「ポートフォリオの授業があること」があります。
就活や業界を意識したポートフォリオ作りはなかなか1人では難しかったと思います。先生にたくさんアドバイスを貰いました。)

構成や色使い、視線誘導は勿論ですし鑑賞者の事を意識したプレゼン力は就活だけではなく制作にも役立つのではと思うので授業で培ったスキルや知識は忘れないようにしたいです。

(クロッキーも掲載しています)

今回、ポートフォリオの取材を快く引き受けてくれた田中さん。ありがとうございました。

みなさんが、心を込めて制作したポートフォリオとともに企業様との素敵な出会いに恵まれるよう、教員一同応援を続けます。ポートフォリオの授業は終了しますが、引き続き一緒に頑張りましょう。

コンピュータグラフィックス科 師井聡子

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