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株式会社GEMBA 社長 工樂 英樹さんがお越しくださいました

本科2年生授業「業界研究Ⅰ」に、
3DCGプロダクション「GEMBA」代表取締役社長の
工樂 英樹さんがお越しくださいました。
株式会社GEMBA(https://gemba.co.jp/

「アニメ」と「ゲーム」制作が主軸の「GEMBA」

工樂さんはデザイナー出身で、現場の視点を大切にしており、「GEMBA」というプロダクション名にも表れています。また、「GEMBA」さんが携わる作品は、アニメとゲームが主流で、プロダクション名に「N」ではなく、「M」が使われているのは、ゲーム制作に力を入れていることが理由となっています。2006年に設立され、プレイステーション3の時代から多くの作品に携わってきました。現在は、セルルックのアニメ・ゲーム両方に力を入れていますが、まれに2Dのメカデザインの仕事にかかわるようなこともあります。クリエイティブなアイディアが溢れる現場です。

最新のオフィスで働く

「GEMBA」さんは、今年6月、オフィスが新しくなりました。シェアオフィスのWeWorkで、快適な環境と最新の設備が整っています。リラックスできるカフェスペースや、夕方にはビールサーバーが開放されるなど、働くことが楽しくなる工夫が満載です。新人研修もこのオフィスで行われます。「GEMBA」さんには65名の社員が在籍し、女性スタッフも増加中です。産休・育休を取りながら働くママさん社員もおり、働きやすい環境が整っています。働き方は、リモートワークが基本となっており、多様な働き方が可能となっています。

3DCGデザイナーとしてのキャリアパス

デザイナーとしてのスキルを積み上げ、キャリアパスを考えることも重要です。「GEMBA」さんでは、新人研修などの制度があり、入社1年目からしっかりとしたサポートが受けられます。入社1年目は、学生から社会人になるための1年間として、経験を積んでもらうことになります。学生から社会人になると環境が大きく変わります。クリエイターとして無理なく業務に慣れてもらうために、基本は1年目に残業はしない「普通勤務」という形の勤務体制になっています。時間を有効活用し、好きなゲームやアニメや漫画などの作品に触れる時間も多く取ってくださいとのことでした(鑑賞費用も一部会社が出してくれるとのことでした。)。2年目からは、しっかりと業務にあたってもらい、3~5年目あたりには、クオリティの高い作品を作れるようになっているので、チームを率いる立場になっていきます。10年目以降はディレクターと一緒にその作品のクオリティの指針を決める立場になっていきます。

3DCGクリエイターを目指す方へ

「GEMBA」工樂さんの講演は、3DCG業界への入門から将来までを考えるために、非常に貴重な情報でした。「GEMBA」 さんのクリエイティブなアプローチと、働く環境へのこだわりが感じられました。アニメやゲームを制作することを将来の仕事にしたいと考えている学生の皆さんは、ぜひ、「GEMBA」さんのような先進的なプロダクションで活躍してほしいと思いました。

コンピュータグラフィックス科 岡野正信

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