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[高度][工学]全国専門学校ロボット競技会で準優勝しました。(後編)

2018年12月21日(金)、国立オリンピック記念青少年総合センターで
第27回全国専門学校ロボット競技会が開催されました。


<第27回全国専門学校ロボット競技会 公式サイト>
https://www.invite.gr.jp/news/27robo/index.html
※全国専門学校ロボット競技会(スチールファイト)とは、ソフトウェア、ハードウェア、
有線ロボット、二足歩行ロボット部門の4部門で技術力を競う競技大会です。
専門学校等に在籍する学生が、日頃培った技術の成果を発表することによって、勉学意欲向上、
創造性発揮、学生間の人的・教育的交流を促進すること等を目的としています。
 

前編の記事では、競技会の練習風景をお伝えさせていただきました。

https://www.jec.ac.jp/blog/kzkj/27/

また、中編の記事では、大会当日の有線ロボット部門の様子をお伝えさせていただきました。

https://www.jec.ac.jp/blog/kzkj/28/

今までの記事をご覧になっていない方は、是非上記リンクからご一読下さい。

 

本記事では、後編として、ハードウェア部門とソフトウェア部門の

大会当日の様子について書かせて頂きます。

 

ハードウェア部門では、下の図に示すように、同時に2台のロボットがスタートします。そして、ロボットは、各種センサーを入力として、プログラムに従って動き、ワーク(青色の箱)を場外に押し出すことでポイントを獲得します。また、赤色の箱を相手陣地に押し出すことでポイントを獲得します。最終的に、ポイントを多く獲得したロボットの勝利となります。

                 出典:https://www.invite.gr.jp/news/robo/index.html

 

試合の前には、試走が行われます。試走では、ロボットが練習通りに動作するかを確認します。練習と本番は、環境が異なるため、試走をさせてみると練習とは異なる動作をすることがほとんどです。ここがロボコンで勝つために一番難しい点なのですが、不具合があった部分のプログラムを書き換えて最終調整をします。

 

                  試走をする様子

               本番前の最終調整をする様子

試合までの少しの時間ですが、調整を続けます。プログラミングを担当している学生は、調整してきた特性値に間違いが無いか確認していました。

また、ハードウェアを担当している学生は、ロボットのパーツが確実に噛み合っているか等確認していました。

無事に予選を通過して、決勝トーナメント1試合目に勝利します!惜しくも決勝トーナメント2回戦で9対6と敗れてしまいましたが、3位決定戦が待っています。

3位入賞をかけた戦いのため、皆緊張した面持ちで最終調整をします。

                3位決定戦前の最終確認をする様子

試合の結果、9対0で、見事勝利をしました!おめでとうございます!最後まで粘り強く調整をしたからこそ、勝利できたのだと思います!試合後は、皆で勝利の喜びを共有します。

                3位入賞を果たしたハードウェアチーム

資格試験、学校の授業、就職活動の準備等、大忙しの中本当に頑張ってくれました!改めて、おめでとうございます!

 

次は、ソフトウェア部門です。

ソフトウェア部門では、ワークと呼ばれるペットボトルを目標位置まで運びます。全てのワークを目標位置まで先に運んだチームの勝利となります。もしも、全てのワークを運搬できなかった場合は、運んだワークの数と位置で決まる得点を競います。

ソフトウェア部門の特徴としては、参加者が皆同じロボットを使います。従いまして、プログラミングの出来栄えが勝敗に大きな影響を与えます。

また、本競技は参加ロボット数が26体と多いため、競争が激しい種目でもあります。

 

                 ワークを目標位置に運搬する様子

まずは、予選です。全てのロボットが試走し、26チーム中上位8チームまでが決勝トーナメントに進出します。チームの命運を握るのは、ロボットの起動ボタンを押すスターター係の学生です。初期角度が少しでもずれると、うまくワークを運べなくなる恐れがあります。

              スターター係がロボットの向きを確認する様子

残念ながら、練習通りにロボットが動いてくれず敗退するチームも有りました。スターター係は本番の緊張に打ち勝つ必要があります。また、プログラマーは、本番の環境に合わせてプログラムを上手く調整する必要があります。

そのようなプレッシャーを押しのけ、本校からは2チームが決勝に進出しました!

   決勝トーナメント進出を果たしたチーム「ポリゴンショック」(左:秋山君、右:浅海君)

決勝トーナメントに進出したチーム「ポリゴンショック」は、初戦の相手「WTECH-V1」と戦い、10対10の引き分けでした。しかし、予選順位の関係で敗退となってしまいます。

もう一つのチーム「エレキッズ」は、決勝トーナメントを順調に勝ち進み、決勝戦を迎えます。決勝戦の相手は、なんと「WTECH-V1」です。日本電子の学生全員で、決勝戦をサポートする姿が印象的でした。決勝戦では、相手陣地に追加のワーク(ペットボトル)を置くことが出来るため、ワークを置く位置が重要になります。事前に相手チームの分析をしてくれた仲間と最後まで打ち合わせを重ねます。

               決勝戦の戦略を練る様子

               決勝戦で相手チームにワークを置く様子

 

結果は、1勝2敗で惜しくも敗れてしまいましたが、堂々の準優勝です!クラス一丸となって戦ったからこそ得られた大きな成果だと思います!おめでとうございます!

                 準優勝を喜ぶ学生の様子

以上がロボット競技会の内容となります。

本校では、ロボット競技会等の課外活動に挑戦できるよう、教員一丸となってサポートしています。専門学校では、机上の勉強だけではなく、ものづくりの経験も積みたい方。また、クラスメイトと協力して何かに挑戦したい方。そして、より実践的な経験を積んだ電気技術者になりたい方は、是非本校のオープンキャンパスにお越しください!

高度電気工学科・電気工学科では、学科ブログだけでなくyoutubeでも、学生生活の様子を配信しています。
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