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- 授業
- 2024/08/07
- コンピュータグラフィックス科
授業紹介(モーション)
1年生の授業「モーションⅠ」を紹介します。
この授業は、Mayaを使用した基本的なアニメーション作成法を学習します。
「モーション」の授業は、オンラインでの授業「アニメーション講義」とのセットで
構成されています。「アニメーション講義」では、座学で動きの流れを学習します。
そして、「モーション」の授業では、Mayaを使ってアニメーションを作成します。
最初は、簡単なオブジェクトを使用して、アニメーション12の原則である
スローイン・スローアウト、潰し・伸ばし、予備動作などのアニメーションの基本を学習します。
前期の後半には、コントローラが設定されているキャラクターを使って、
キャラクターアニメーションの作成を学習します。
キャラクターの周りにコントローラを設定するリギングは、後期の「セットアップ」の
授業で学習します。
座学の「アニメーション講義」で勉強したことを元に、アニメーションを作成します。
いきなりキャラクター全身は難しいので、下半身だけで「歩き」のモーションを作成します。
次に全身の歩きモーションに挑戦しました。「歩き」は3DCGムービー、2Dアニメ、
3DCGゲームモーションなどで最も多く使われるモーションです。
CGの歩行アニメーションには二種類あります1つは、その場での歩きで、ワールドと呼ばれます。
ワールドはゲームモーションで使用されることが多いです。
コントローラによって移動距離を自由に調整することができるからです。
実際に足を前に踏み出すモーションはルートと呼ばれます。
アニメ映画やゲームのムービーシーンで使われます。
細かい、微妙な動きや変化に対応することが出来るからです。
「モデリング」や「表現技法」の授業では、実際に存在する形や質感に近づけていくと
いう目標が分かりやすいですが、「モーション」は自由なので難しい面もあります。
歩きモーションの次は、走りモーションに挑戦しました。
前期の終わりには、難しい階段の昇り降りのにも挑戦しました。
◆コンピュータグラフィックス科 学科ニュース
https://www.jec.ac.jp/collegenews_cat2/ad/
(コンピュータグラフィックス科 栗田 浩司)