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コンピュータグラフィックス科 授業紹介「観察技法Ⅲ(ZBrush)」

2年生向けの選択授業「観察技法Ⅲ(ZBrush)」をご紹介します。
この授業では、3DCG業界ではよく使用されているZBrushというツールを使って、
自分の造形力をフル活用してモデリングを行います。

Mayaなどの一般的な3DCGツールと違い、ZBrushは、PCの中で粘土を使って形を作るようにモデリングしていきます。この手法を「スカルプト」と言い、ZBrushのようなツールをスカルプトツールと呼ぶこともあります。スカルプトツールは一般的に、マウスではなく、タブレットを使います。
より直感的にモデリングをすることができるので、多くの3DCGモデリングの現場で利用されています。

今、この授業では、ZBrushで、恐竜のフィギュアを正確に再現する課題が出されています。

恐竜は空想上の動物かもしれませんが、筋肉や骨の構造や皮膚の質感などは、現代のトカゲやワニの生き物に通じるものがあります。そのような筋肉や骨の構造を念頭において、スカルプトすることで、空想上の生き物も、より現実味のあるモデルにすることができます。

また、次の課題では、学生が好きな生き物を一つ選んで、それをモデリングします。たくさんの資料を集め、モチーフとなる生き物の形状を把握します。そしてそこから、ZBrushを使って、モデリングを行います。

そして、この課題で作るモデルは、最終的に3Dプリンタで出力される予定です(上画像は昨年度の作品です)。学生がモデリングした作品が、リアルな立体物として現れてくるため、スカルプトするモチベーションが上がります。

出力された3Dプリント作品は、学園祭で展示される予定です。

◆コンピュータグラフィックス科 学科ニュース
https://www.jec.ac.jp/collegenews_cat2/ad/

コンピュータグラフィックス科 岡野正信

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